気になる「ニュースの数字」第31回

4割の女性が「習い事、やるなら英会話」 数字で見るみんなの英語学習法

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4割の女性が「習い事、やるなら英会話」 数字で見るみんなの英語学習法

「今、何か習いごとを始めるなら、英語かな」という女性は結構いるのでは? 英語ができたらもっと仕事の可能性が広がるのに……。海外旅行をもっと自由に楽しめるのに……。などなど英語を勉強し直したい理由はさまざま。

「学生の頃よりお金はあるから、やるならマンツーマンの英会話かな?」なんて、考えている人も少なくないかもしれませんね。「気になるニュースの数字」、今回は英語学習と女性の関係に迫りました。

英語能力のスコアは女性の方が上

英語能力を測定するEF試験によってわかった、2016年の日本のEF・EPIスコアは72ヵ国中、35位。これまで「標準」と位置付けられていた英語能力が、今回「低い」に下がってしまいました。

この調べによると、比較的高い結果が出た日本の都市部の男性のスコア平均は50.45、女性は52.91となっています。女性は男性よりも少し平均点が高くなっています。また、2015年に公開テストが200回を迎えたTOEICの調査によると、第一回のテストでは受験者全体に占める女性の割合が30.4%であったのが、200回には38.2%と約7.8%も増加。英語を学ぶことに対する女性の意識は少しずつ高まっているようです。

女性の7割が「社会人になって習いごとを経験」

英会話のGABAが2015年3月に行った調査によれば、社会人になって習いごとやスキルアップに取り組んだとした女性はなんと75.2%。男性の57.2%をはるかに上回っています。また、習いごとの中で「英語・英会話」に取り組んだとした女性は23.9%。「フィットネス・ジム」、「ワード・エクセル・パワーポイント」に次ぐ3番目に多い結果となっています。

さらに、同調査によれば「今後始めたい習いごと・スキルアップ」でもっとも多かった回答は「英語・英会話」で男女ともにトップ。女性は39.3%、男性は38.6%が「英語・英会話」を始めたいと考えていることがわかりました。実際に「現在取り組んでいる習いごと・スキルアップ」でも女性でもっとも多いのは「英語・英会話」で13.7%となっています。

しかしながら、こちらは男性の23.1%に比べるとやや割合は低め。「始めたい」と思っていても、実際に行動に移せた女性は少ないようです。

女性は「趣味で」、男性は「仕事のため」

では、なぜ英語や英会話を学習したい女性が多いのでしょうか? 

マイボイスコムが2016年に行った「英語教育」に関するインターネット調査によると、「英語力の必要性を感じる」とした割合は全体で59.7%。また「必要性を感じる」と回答した比率は男性より女性の方が高いという結果が出ています。

また、同調査によれば「英語学習をしている理由」として女性の上位3位に入ったのは「海外旅行に行く」「本や映画、音楽などを楽しみたい」「英語で会話したい」でした。

一方、男性では「仕事で必要」が1位となっています。こう見てみると、女性の方が「趣味や私生活を充実させるために英語が必要」と感じているように思えます。

また、2014年の株式会社マーシュの「外国語学習に関するアンケート調査」結果によれば、「英語を勉強しようと思った『きっかけ』について、女性は「趣味」の48%が「仕事で必要」の33.3%を上回るのに対し、男性は「仕事で必要」が43.1%、「趣味」は27.8%となっています。

コストはできるだけかけたくない?

一口に「英語学習」と言っても、その方法はさまざま。先ほどのマイボイスコムの調査によれば、実際に行っている英語学習としてもっとも多かった回答は「参考書」の23.3%。次に「テレビの英語講座」「ラジオの英語講座」と、手近であまりコストのかからない勉強法が上位を占めます。

「英会話スクール」は13%で6番目になっています。しかし、「今後してみたい学習方法」となると「英会話スクール」は28.3%ともっとも多く、さらにその次も「個人レッスン・マンツーマン(英会話スクール以外)」(26.2%)となっています。

コストを考えると、一人で勉強する方法を選びがちだけれど、本当は人との「会話」を通して英語に触れていたいという願望が透けて見えるようです。

冒頭にも書きましたが、実は英語能力を測るテストのスコアが男性よりも高い女性。少し古いデータではありますが、2011年にブリティッシュ・カウンシルが行った「全国のビジネスパーソン520名への英語学習に関する調査」で英語力の自信を尋ねたところ、男性は15.4%だったのに対し、女性は20.7%。5ポイント高い結果となっています。

自信をつけることもできる外国語の習得。今後、2020年の東京オリンピックを一つの目標にして「英会話」を学ぶ女性が増えていくかもしれません。

(安仲ばん)

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3組に1組は離婚している? 不妊に悩むカップルは6組に1組って本当? 世の中に溢れる様々な「ニュースの数字」の裏側を読み解く連載です。表に見える数字だけではなく、その背景をしっかりと紐解いていくと、新しい発見や気づきが得られるかも。

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