夫婦のコミュニケーションをもっと自由に セックスレスに悩む貴女へ

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日本家族計画協会が2016年に行った調査によると、既婚者のセックスレスが47.2%で過去最高となったそうです。その理由として、「面倒くさい」「出産後なんとなく」「仕事で疲れている」が上がっています。忙しい毎日の中では、気持ちよりタイミングを合わせることのほうが困難と言えるかも……。

11月21日から大丸梅田店(大阪府)で開催されている『iroha POP UP STORE』に、お悩み相談員として来店していた、ラブライフアドバイザーのOliviA(オリビア)さんに、セックスレス問題について話を聞きました。

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▲ラブライフアドバイザーのOliviAさん

▲ラブライフアドバイザーのOliviAさん

そもそもセックスレスって?

——セックスレスという言葉はかなり周知されていると思います。けれど、どのくらいの期間セックスがないことを指すのかとか、挿入がないとセックスとは言わないとか、何か定義はあるのでしょうか?

オリビアさん(以下、オリビア):はい。1994年に日本の性科学会が定義したものがあります。そこでは「特殊な事情が認められないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシャル・コンタクトが一ヶ月以上なく、その後も長期にわたることが予想される場合」とされています。この1ヶ月というのにも追跡調査があって、1ヶ月に1回もセックスをしないカップルは、その後の追跡でも2ヶ月、3ヶ月としていない傾向があることがわかっているんです。

——セクシャル・コンタクトとは?

オリビア:性的な接触という意味です。例えばキス。頬にチュッとするような、挨拶のキスだとセクシャル・コンタクトとは言いません。一方で、ディープ・キスのような、恋人たちしかしないものは、性的な接触になります。なので、ペニスの挿入がなくても、前戯までするような状態ならセックスレスにはあたりません。

セックスしたい/したくないと伝えられないフラストレーション

——セックスレスだと思っていたけど、そうじゃないというカップルもいそうですね。カップルのどちらかがレスだと思っていても、もう一方は平気というケースもあると思います。

オリビア:そうですね。性的接触がない状態で半年とか放置している夫婦もいらっしゃるのですが、セックスレスが問題として現れるのは、カップルのどちらかが「それじゃヤダ」と思った瞬間です。両方とも性欲が薄くて、「性的接触がなくても仲良しだからいいよね」という同意があれば問題にはなりません。

——レスが深刻になってくると、何か心身の面で変化はありますか?

オリビア:まず、フラストレーションが溜まります。言いたいことが言えないとか、気持ちを受け入れてもらえないとか。コミュニケーションレスが同時に起こっている状態なので、性的接触だけでなく、夫婦間のコミュニケーションが少なくなる傾向はありますね。

身体的な面では、性機能は使っているほうが活性化すると言われています。例えば、男性なら定期的にセックスするほうが勃起しやすい、勃起を維持しやすいようです。女性の場合も、久しぶりだと痛みを感じる場合があるので、定期的にすることで自分の体の感覚も把握しやすいと言えるでしょう。ただ、性機能には個人差もあるので、セックスを絶対にしたほうがいいとは言い切れないです。

ファーストステップは「目を見て話を聞く」

——親密なパートナーに対しても、性について話すのは、「恥ずかしい」「はしたない」という思い込みがあると思います。女性が主体的に行動することに慣れていない男性もまだ多くいるなと感じることもあります。

オリビア:お悩みの相談を受ける身としても、女性が積極的になると引いてしまう男性は多い傾向にあると思いますね。

——セックスでしてほしいことを私もなかなかパートナーにリクエストできなくて、不完全燃焼だった時期もありました。だから伝えることってすごくハードルが高いなと感じていて。超える方法があれば教えてほしいです。

オリビア:私が普段みなさんにお伝えしているのは、セックスはスキンシップの延長線上にあるものだということ。段階的にスキンシップを性的なものに変えるのです。少しずつレベルをあげて、性的な触れ合いに慣れて、セックスを復活させるんです。

——少しずつとはどのレベルからですか?

オリビア:ファーストステップとしては、目を見て話を聞く。

——え? そんなことでいいんですか!?

オリビア:アイコンタクトもコミュニケーションのひとつ。そもそも、気持ちがそっぽを向いているカップルって、目を見て話さないんですよ。スマホを見ながら話したり、朝のあいさつもそこそこにスーッと家を出たり。そんな中でいきなり裸を見せあいましょうって難しいと思いませんか? 

——確かに……。

オリビア:肌に触れなくても、見つめ合うところから性行為を始められると考えてもいいのかなと私は思うんです。それから、まずはパジャマを着た状態で、耳かきや肩もみなどの健康的なマッサージで体に触れ合うのに慣れていく。

久々に触れられると、「やめて、触らないで、ベタベタしないで」と、嫌悪感が出てしまう人もいるんです。それも予防するためには着衣の状態でマッサージからはじめる。そのあと裸で抱き合うとか、少しずつハードルを上げていくことを私はお勧めしています。

1週間かけてする細切れセックスのススメ

——「セックスするぞ!」って、意気込んだり、挿入をゴールにしなくてもいいのは、心理的なプレッシャーも軽くなりそうです。毎日仕事も忙しいのに、セックスまで「やらなきゃいけないこと」になるとしんどいですよね。

オリビア:そうですね。「疲れている」、「時間がない」という人にお勧めしているのは、細切れセックスです。

——細切れ?

オリビア:行為を1日で終わらせようとせずに、少しずつ1週間かけて気持ちを高めていくんです。例えば、月曜日にキス、火曜日は裸で抱き合う、水曜日は裸でイチャイチャする、木曜日は前戯まで……。平日の忙しいときはちょっとずつ性的に触れ合って、週末の時間があるときに最後まで。

——今の生活に合いそう。

オリビア:それに、寸止めするのって、次のステップへの焦らしにもなるんですよ。1回にじっくり時間をかけられなくても、1週間かけて行為が完成したねというコミュニケーションがあってもいいですよね。それくらいの自由さがあってもいい。セックスは、あくまでも当事者同士のことなので、2人がよしとしたらそれでOKなんですよ。

■『iroha POP UP STORE 大丸梅田店』概要
期間:2018年11月21日(水)~12月25日(火)
場所:大丸梅田店 5階 南エスカレーター前特設会場
営業時間:10時~20時30分(※金・土曜日は21時まで)
大丸梅田店 店舗詳細はこちら
12月22日(土)にはオリビアさんが来店予定です。

(取材・写真:ウートピ編集部 安次富陽子)

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