『うまくやる』プロローグ

空気を読みすぎて疲れてしまう貴女へ 2020年はじぶんをうまく伝える力を磨こう

空気を読みすぎて疲れてしまう貴女へ 2020年はじぶんをうまく伝える力を磨こう

あなたはこんなことで悩んでいたりしませんか?

●今の職場や仕事が向いていない気がする。
●自分が話すとなぜか場が盛り下がる気がする。
●人と話していてもなぜか疲れた感じになる。

このような、なんとなくコミュニケーションがうまくいっていない状況を前にして「じぶんが悪いんだ」「じぶんが面白くないからだ」と悩んだり、あきらめていたりしていないでしょうか? これらはあなたが悪いわけでも、あなたの努力が足りないからでもなく、コミュニケーションのアプローチの方法や伝え方が間違っているだけなんです。

ということで2020年のスタートは『うまくやる~コミュニケーションが変わる25のレッスン~』(あさ出版)を書いたクリエイティブディレクターの熊野森人さんが、「コミュニケーションをうまくやる」方法を5回にわたり紹介していきます。(毎週水曜更新)

四六見本-カバー(アウト)

なぜ、じぶんをうまく伝えられるといいのか?

僕は、クリエイティブディレクターの傍ら、京都精華大学でコミュニケーション論という授業をしています。

大学生や、ブランディングをしている会社の若いスタッフの方とお話していると、男女問わず、いろんなコミュニケーションにおいて、じぶんの情報を出さずに、人の情報に合わせていったほうが、じぶんも傷つかないし、ラクだ、なんていうことを耳にすることがあります。

統計的には男性は話が苦手だから人に合わせる傾向、女性はじぶんが何かを発言したことによって、「空気が変わるんじゃないか」、「空気が壊れるんじゃないか」、「変な目で見られるんじゃないか?」ということを恐れているということが多いです。

そんな相手に合わせているときのじぶんと、相手の関係性は当然ながらイーブンではありません。相手に合わせているつもりでも、そのことが逆に相手にストレスを与えてしまう場合もあります。また、じぶんの情報を出さないあなたに、いつしか相手が飽きてしまう可能性もありますし、「あの人といて悪い気はしないけど、楽しくないんだよね」みたいに思われたりするかもしれません。

1番悪い場合だと、相手が「私ばかり話していて、あの人のことは何もわからないし、ちょっと怖い」なんて思われてしまう可能性すらあります。

従って、コミュニケーションを取る際は、できるかぎり情報のインプット、アウトプットの関係性はイーブンにしたほうがいいし、そのほうが「変に隠し事している?」「裏では違うことを思っている?」なんて相手のことを裏読みすることもなく、自分も相手も心地よい関係でいられるのではないかと思います。

空気をつくってコミュニケーションをうまくやる

では、そうなるために具体的にどんなことをすればいいのでしょうか? 

答えは、まず周りの人を観察し、じぶん自身を洞察し、世の中をいろいろな角度から見る目も持つことです。なんのこっちゃ? ですよね(笑)でも、それが徐々にわかってきますのでご安心ください。その上で、この連載でみなさんには、次のようなことを身につけてもらえるとうれしいと思っています。

まず、人を見る目、じぶんを見る目が変わる。
 故に、世界の見方、考え方、コミュニケーションの作法が変わる。
 故に、空気を読むことだけでなく、空気をつくれるようになる。
 故に、うまいことやれるようになる。

要は空気を読んで周りにじぶんを合わせるだけではなく、空気をつくれるようになる、そして最終的には相手を巻き込むようなコミュニケーションができるようになることを、みなさんに目指してほしいと思っています。

そう聞くと「空気をつくるなんて私にはできない!!」なんて思ってしまう人もいることでしょう。でも、そんなに難しく考える必要はありません。

僕は、空気をつくるコミュニケーションの理想的なスタイルは「さかなクン」だと思っています。そうあの、タレントで、魚類学者で、東京海洋大学名誉博士、東京海洋大学客員准教授で驚いたときに「ぎょぎょぎょ!」というのが口癖の……さかなクンです。

もっとハードルを上げてしまったでしょうか?(笑)
 
さかなクンがすごいところは、相手を否定することなく、圧倒的な魚への愛を持ってその愛の力で周りを巻き込んでいくところだと思っています。

それが敵をつくらず、愛とキャラの強さゆえ周りに存在を認めさせる力となっていて、そのコミュニケーションの方法はとても高度なのですが、今の時代みんなが共感するコミュニケーションの方法になっているのではないか? そう考えています。否定をしないといっても、周りの空気を読んで合わせることとも違うコミュニケーション。

周りの空気を読みすぎて疲弊するなら、さかなクンのように、じぶんの好きを一方的であってもプレゼンしまくることが、結果的に周りの共感を得て、アイデンティティーを確立できることにつながるのではないかと思っています。

では、次回から「みなさんの2020年がより楽しいものになればいいな」なんて願いを込めながら「うまいことやるコミュニケーション」の講義を始めていきたいと思います。

第一回のテーマは、「じぶんが発信している情報を整理してみよう」です。お楽しみに!!!
 
(文・熊野森人)

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