川原好恵のランジェリーコラムVol.65

今年で25周年!「天使のブラ」に見る時代と女性の意識の変化は?

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デパートやスーパーの下着売り場を訪れたことのある方なら、きっと一度は目にしたことがあるトリンプ・インターナショナル・ジャパン(以下、トリンプ)の「天使のブラ」。今年、25年の節目を迎えました。

25年間、それぞれの時代の女性たちの要望に応え、ファッショントレンドを敏感にキャッチしながら進化してきたロングセラーブラジャーです。今回は、「天使のブラ」の歴史を振り返りつつ、流行の移り変わり、女性たちの意識の変化、そしてトリンプの技術の進化を紐解いてみましょう。

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バブル崩壊後に生まれた「天使のブラ」 谷間メイクの代名詞に

1994年 『天使のブラ』デビュー

バブルを経験しボディコンシャスなファッションが流行し、ボディラインを美しく見せることに女性たちが目覚めた頃、着け心地の優しさをポイントとしてデビューしたのが「天使のブラ」です。翌年の1995年には、取り外し可能なパッド付きの「天使のブラ ウルトラアップ」が誕生し、大ヒット。パッドを活用して、自由にボリューム感や谷間の見え方を調整するという、今では当たり前のブラジャーのスタイルがこのとき生まれました。以来、「天使のブラ」は“谷間メイクブラ”の代名詞的存在となりました。

2_1994

「肩ひもがずれる」悩みを解消

1998年 『天使のブラ デルタマジック』

1998年に、肩ひもとカップをつなぐ箇所に三角形の特殊な留め具「デルタマジック」を採用した「天使のブラ デルタマジック」が登場。この小さな三角形の留め具は「動くたびに肩ひもがずれ落ちる」という女性の悩みを解決するために生まれました。「デルタマジック」は、今では「天使のブラ」以外のブラジャーにも使われています。このように、女性たちの悩みを解決するための技術開発が「天使のブラ」の進化につながっています。

3_1998

前でカチカチ! バストメイクを楽しむ

1999年 『天使のブラ 前止め谷間カチカチ』

1999年に発売された「天使のブラ 前止め谷間カチカチ」は、5段階に谷間を調節できるホックがフロントに付いているので、より自分好みのバストがメイクできると大きな話題に。ボディコンブームはすでに去っていましたが、女性たちのバストに対する意識は高くなるばかり。それに応えるように、このブラがバストメイクを“ファッション感覚”で楽しむことを提案したのです。

4_1999

モテ系ファッションが流行した時代に生まれたのは…


2004年 『天使のブラ サイドシェイパー』

誕生から10年を経た2004年、「天使のブラ」は累計売上枚数1,300万枚を達成。当時の流行はモテ系ファッションでフェミニンなスタイル。そんな時代に、女性の「スリムになりたい」というニーズをかなえるべく「天使のブラ サイドシェイパー」が誕生しました。この頃になると女性の嗜好(しこう)は多様化し、バストメイク=谷間メイクではなく、体形バランスやバスト全体のシルエットを求める傾向が表れるようになりました。

5_2004

“エロカッコイイ”ファッションとリンクしたブラ

2007年 『天使のブラ 魔法でスリムに』

現在発売されている「天使のブラ スリムライン」の元祖となったのが、2007年に誕生した「天使のブラ 魔法でスリムに」。カップサイドに配した伸びない素材「ソロシート」が下着業界で初めて採用されました。見た目はスリムだけれど、バストはちゃんとあるカーヴィーボディを実現するその機能は、当時、流行語にもなった“エロカッコイイ”ファッションスタイルともリンクします。

6_2007

涼しさを追求したブラ

2010年 『天使のブラ 涼感エアー』

地球温暖化や環境問題への関心が高まり、夏の気温上昇や蒸し暑さに対するさまざまな対策が練られるようになった頃。肌着だけでなく、ブラジャーでも涼しさを追求するべく発売されたのが「天使のブラ 涼感エアー」です。通気性の高い“エンジェルさらスルーカップ”を開発し、軽く快適な着け心地を実現。その後も暑さ対策となる「天使のブラ Cool SENSATION」(2012年)や「天使のブラ スーパーCOOL」(2017年)が発売されています。

7_2010

「年齢を重ねてもバストを美しく見せたい」に応えたブラ

2017年 『天使のブラ 魔法のハリ感』

年齢を重ねてそげてきてしまったデコルテが気になる女性に向けて、バストを下から引き上げ内側に寄せる「ハリ感メイクシート」を採用した「天使のブラ 魔法のハリ感」が発売。まるで“魔法”のようにハリ感のあるふっくらとした胸元をメイクし、美しいバストをかなえるというブラは、「年齢を重ねても、バストを美しく見せたい」そんな前向きな女性の気持ちに応えるものとなりました。

8_2017

ついに累計2,000万枚を達成!


2018年 『天使のブラ スリムライン』

2018年に「天使のブラ」は累計売上枚数2,000万枚を達成。この年、海外で注目されていたランジェリーのトレンド“ブラレット”スタイルを取り入れたデザインを採用。これまでの「天使のブラ」にはなかったビビッドなカラーを展開するなど、よりファッション性の高さがアピールされました。

9_2018

自分らしい自然な形のバストが今の気分

バストを包む小さな面積のブラジャーも、時代を追って見ると、変化しているのがよく分かります。トリンプが今年5月に行ったバストに関するアンケートによると「女性にとっての理想のバストは?」の問いに、「寄せて上げる谷間のあるバスト」との回答が27.9%だったのに対し、「自分の形を生かした自然なバスト」が72.1%だったそうです。

それに応えるように、5月に発売された「天使のブラ」には、脇からしっかり寄せてスリムに見せるワイヤー入りブラジャーと、ワイヤーなしでもきれいなシルエットをつくるノンワイヤーブラレットの2パターンがそろっています。女性の感性に合わせて進化し続ける「天使のブラ」がこれから先、時代とともにどのように変化するのか楽しみですね。

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下着は、ボディラインを整えるだけではなく、女性に自信を持たせ、内面から輝かせてくれるもの。自分が素敵だと思う下着を選んで身につけることで心と体を自由にしてくれるアイテムです。ランジェリーライター・エディターの川原好恵さんに大人の女性にこそ着けてほしいランジェリーをテーマごとに紹介していただきます。

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