二十歳のキョウカにメイクを学ぶ14

メイクを決めるのは光と影まずは顔の形を知ろう!【二十歳のキョウカにメイクを学ぶ】

メイクを決めるのは光と影まずは顔の形を知ろう!【二十歳のキョウカにメイクを学ぶ】

「ブルベ」「イエベ」より顔の形?

こんにちは、アラフィフ作家のにらさわあきこです。

別人級のメイクテクを持つ二十歳の女子大生、姪のキョウカからノウハウを盗む(まなぶ)このコラム。今回は、メイクをする時の指針となる「顔だちの分け方」についてです。

実はこの連載を始めたころ、キョウカが日常的によく口にする単語がありました。それは「ブルべ」と「イエベ」。

しばらく前に流行ったこの言葉。要は、自分に似合う色を探す時に、肌色が「ブルーベース」か「イエローベース」かを知っておいて指針にするというものでした。

実際、1年くらい前までは、「イエベさんには、この色」とか、「ブルべには、この配色」などの言葉が女性誌を踊っていました。けれど、とんと見なくなった昨今。「今は何を指針としてメイク方針を決めるの?」とキョウカに聞いてみました。すると、「どっちかとういと顔の形かな」という答え。

最近は、色よりも「面長か、丸顔か」という大きくは2つの分け方で、メイクを決めているのことでした。これには私はとてもナットクで、「そもそも顔色を2つに分けるだけで似合う色を選ぶのは難しい」と思っていたので、大賛成。顔の形なら、誰が見ても、客観的に判断できるので、こちらのほうが指針にしやすいのではないかと感じました。

「人中」にハイライト!

では、顔の形を決めた上で、同メイクをしていくのか。

決め手は、シェーディングとハイライト。

シェーディングとは、聞きなれない言葉ですが、若者は使いこなしているようで「ここにシェーディング入れてるよ……」などとキョウカは気さくに口にしています。要は、陰影をつけることで、濃い色を顔のそこかしこに入れて、メリハリのある顔にする技術です。

「影をつけるのがシェーディング、光を足すのがハイライト」みたいなイメージです。

で、自称面長のキョウカがどこにどうシェーディングとハイライトをしているか、教えてもらったのが、下の図です。

ポイントは、3つ。

1・額を丸く見せようとしている
2・鼻を高く見せようとしている
3・顔を短く見せようとしている

中でも、顔を短く見せようと、鼻の下にハイライトを入れているのには驚かされました。

しかも、ハイライトではないですが、「鼻の頭と唇にチークを入れているよ」という補足情報にも思わず仰天。

「額を丸く見せたい」思想と言い、最近の子は、顔をきちんと立体的に捕らえようとしていて凄いなあと思いました。

なお、丸顔の人は丸顔用のテクがあると思うのですが、キョウカも私も面長なので、今回は面長さん用のメイクテクとなりました。ご了承くださいませ。

●自己紹介

キョウカ
二十歳の女子大生で、にらさわの姪。専攻はメディア論だが、専門の勉強以上にメイクに時間と情熱を注いでいる。欲望にフタをしないタイプで、別人級のメイクを実現する。

にらさわあきこ
文筆家、時に美容研究家。美肌と美ボディ作りを追求していて、普段はノーメイク。著書は、『未婚当然時代』(ポプラ新書)、『婚活難民』(光文社)ほか多数。

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