二十歳のキョウカにメイクをまなぶ⑩

パレットの“捨て色”は冒険のチャンス! アイシャドウの活用法【二十歳のキョウカにメイクを学ぶ】

パレットの“捨て色”は冒険のチャンス! アイシャドウの活用法【二十歳のキョウカにメイクを学ぶ】

こんにちは、アラフィフ作家のにらさわあきこです。

別人級のメイクテクを持つ二十歳の女子大生、姪のキョウカからノウハウを盗む(まなぶ)このコラム。今回は、パレットで買ったアイシャドウの使わない色、「捨て色」問題についてです。

無駄な色を作らない!

皆さまはアイシャドウをどんな形で買われていますか? 私は圧倒的にパレットで買うことが多いです。

そしてパレットで買った場合には、必ず余る色が出てきます。よく使う色はすぐになくなり、使わない色はずっと残ったまま。そしてよく使う色がなくなる前後に、新しいパレットを使い始めるので、使わない色のパレットはそのまま放置されてしまう……。

実は、そのムダ色が「もったいなくって、気になるんです」とは、当コラムの編集さん。

そこで、キョウカはどうしているのか、本人に聞いたのです。すると、「捨てる色なんて、一色もないよ。だってキョウカはケチだから、使わないで捨てるなんてありえない! そもそも買うときに、本当に使える組み合わせかどうかを真剣にチェックして買うから、無駄が出ることはないんだよ」

さすがに、1日に2時間以上をメイクに費やし、暇さえあればYouTubeやTikTokのメイク動画を見ているだけのことがあります。そしてキョウカがすごいのは、たいていの化粧品をネットで買っていること。つまり、実際に見て買っているわけでもない。なのに、失敗することはないと言う……なぜ?

コツは同時に減らすこと

「絶対、余らせないで使うという気持ちで使うからじゃない?」とキョウカ。

そのためには何色のパレットであっても、均等に減っていくように使っているというのです。

「実際に使い始めてからメインに使いづらい色があったとしたら、目頭に入れてみるとか、ハイライトにしてみるとかしているよ。それでも使いにくかったら、重ねて使ってみたりもするし。そうすると、意外といい色ができたりして、発見になるんだよ。それに、似合わないと思った色をメインに使っていたら、案外好評だったこともあるし。なんでもそうだけど、使わず嫌いはもったいないんじゃない?」とキョウカ。
確かに、年齢を重ねてくると、「この色は似合わない」「自分には無理」などと決めつけることが多くなり、アイシャドウの冒険もしなくなる。

それにイマドキは、重ねづけしてすてきになるカラーもたくさんある!

「捨て色」が生まれてきたら、違う色のメイクを試すチャンスと思えばいいのかもしれません。

チークやリップにも使ってみる

「キョウカは、アイシャドウで使わない色でも、チークにしたり、アイブロウにしたり、リップに使ってみたりもするよ。そうするとアイシャドウとの一体感も出たりして、小顔に見えるよ」

なるほど! 確かに色味メイクはボーダーレスと言いますか、どこに使ってもいいというのが主流です。いろいろ試してみる……というのは、「このアイテムをここに使う」という固定観念すら乗り越えていくということなのでしょう。

実際、私は某メーカーのメイクレッスンを受けたばかりなのですが、そのパレットも使い方は自由でしたし、いろんな使い方をしていると、自分に合うメイクの幅が広がり、とても楽しく感じました。

「キョウカはケチだから、ムダは作らないの」ということですが、「使い切る」という精神が、無駄を作らず、新発見を生むのだと思い知りました。

ということで、今回の学びは……

皆さん、トライしてみましょう!

●自己紹介

キョウカ
二十歳の女子大生で、にらさわの姪。専攻はメディア論だが、専門の勉強以上にメイクに時間と情熱を注いでいる。欲望にフタをしないタイプで、別人級のメイクを実現する。

にらさわあきこ
文筆家、時に美容研究家。美肌と美ボディ作りを追求していて、普段はノーメイク。著書は、『未婚当然時代』(ポプラ新書)、『婚活難民』(光文社)ほか多数。

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