「ベーシックなアイテムを大人っぽく着たい」「ワンパターンになりがちな手元の服をいつもとは違った感じで着こなしたい」「情報はたくさんあふれているけれど自分のスタイルが見つからない」とファッションや着こなしについて悩んでいる人もいるはず。
そこで、『大人パリジェンヌStories〜おしゃれと恋と日常と〜』など、パリジェンヌのおしゃれやライフスタイルをつづったイラストエッセイで知られる米澤よう子さんに、ユニクロのアイテムの着回しコーデを紹介していただきます。
何よりも自分らしさを大事にするパリジェンヌの着こなしを参考にすることで新しい発見やおしゃれのヒントが見つかるかも?
ピクニックが大好きなパリっ子たち
桜色、花柄……。待ちに待った春を迎えると、屋外に出る人々が増えるパリ。週末は、住民全員が外出してるのかと思うくらいの人出でにぎわってます。公園や施設にある芝生の上では、大勢がピクニックに興じてる! ひなたぼっこやお昼寝、読書etc…まるで自宅にいるかのようにリラックスしている様子はもはやパリの風物詩でご存じの方も多いはず。
パリっ子たちは、空の下の飲食が大好き。住まいのほとんどが、日当たり良好とは言えない集合住宅。家から一歩外に出れば、壁に囲まれない明るい空が視界に広がり、そんな解放感を飲食と一緒に「味わって」いるのがわかります。
ピクニックは17世紀から続くフランス発祥の文化とされています。日本も同様に、古くから続くお花見の文化があります。
パリでもお花見はできますが、パリに住んでいたときは日本のお花見とは大きな違いを感じました。その理由が桜の種類。ローズ色の八重桜「カンザン」が主流のパリに対して、日本のソメイヨシノはシンプルな一枚花の集合体。ソメイヨシノが壮大に咲き誇る姿とは比べようがありませんでした。
そんな一種のモヤモヤを解消すべく、パリの人々に「日本の桜は素晴らしい!」と伝えたいがために描いた1枚のイラストが、2006年にデパートで開催された個展「Kawaii」のメインビジュアルに採用されました。
パリ流お花見コーデのポイント
ここからが本題。パリ流のお花見コーデとは? 今回はお花見に合わせてソメイヨシノのピンクに似ているバギーをチョイス。シャツの胸元は大きく開けたパリ流リラックス調にするため、インナーを。バギーの淡いトーンに合わせた淡いグリーンがおすすめです。このグリーンは、トートバッグの黄緑とつなぐ役も担う影の立役者。バッグを持った全身コーデをなじませます。
小花柄は、パリジェンヌの春夏を彩る必須アイテムですから、小物でもぜひ取り入れてみてください。また、巻きモノスタイルもパリジェンヌの得意とするところ。肌寒くなったら、イラストのように、さりげなくふわっと巻いてみて。
開花を喜び合い、花を愛でるお花見は、フランス人が憧れる日本の文化でもあります。服と花は同じくらい生活に密着し、気持ちを高めてくれる力があることは、日仏の国境を越え、わかり合える感性ですよね!
今回紹介したアイテム

リネンブレンドバンドカラーシャツ(7分袖) 01 OFF WHITE/2,990円(税込・以下同)

バギージーンズ(丈標準76cm) 10 PINK/3,990円

エアリズムリブタンクトップ(シルクブレンド) 50 LIGHT GREEN/1,290円

キャンバストートバッグ(フラワー) 01 OFF WHITE/2,290円

コットンシルクスカーフ(フラワー) 30 NATURAL/1,990円

ナローレザーベルト 34 BROWN/2,990円

ナローストラップサンダル 32 BEIGE/2,990円 ※3月下旬発売予定

ガーベラ・バラ 99 Other/990円