DJあおいの「私は仕事ができない。」task197

ウザいって思われてないかな…自分が老害化するのが怖い【DJあおい】

ウザいって思われてないかな…自分が老害化するのが怖い【DJあおい】

DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」197回目のボヤきは「老害化するのが怖くて気を遣ってしまう」です。

最近、自分が「老害化」していないか気になってしまい、後輩や年下の人と話すときに必要以上に緊張してしまいます。私が新人のときは、先輩や上司はガチ昭和世代の人ばかりで「今なら怒られるだろうな」ということを言われたりやられたりしてきました。もちろん仕事を教えてくれて感謝している部分はあるのですが、自分が言われたりやられたりして嫌だったことは決して下の代には引き継がないぞと思っています。パワハラやセクハラはしないのは当然ですが、ちょっとした会話でも変な気を遣ってしまいます。

この前も、一回りくらい離れている人と仕事をしたのですが、「写メ送ってくれる? あ、今写メって言わないか! アハハ(笑)」みたいな言い方をしてしまい、あとで「この人ウザいって思われたのではないか?」と気になってしまいました。私の気にしすぎでしょうか? そして「老害」ってそもそもどんな状態を言うのでしょうか?

人が“老害化”してしまうとき

セクハラ、パワハラのセパ両リーグをはじめ、体罰や女性蔑視、電車内や映画館内での喫煙、男は外で働き女は家を守るという文化、恋愛や結婚ができないやつは人として欠陥品という価値観、セクシャルマイノリティやオタクへの侮辱、などなど。

今それらを行えば大問題になりかねなくて、SNSの自宅パトローラーに見付かれば拡散炎上待ったなしの案件で、もちろんやってはダメなことなのですが、昔はそれが当たり前だったんですよね。

そんな環境の中で人格形成期(約12歳から22歳)を迎えると、それらの価値観が普遍的なものになってしまうんです。

「若い頃に聴いた音楽は一生聴き続ける音楽になる」とよく言われるのですが、技術や音質が進化してもやっぱり自分が若い頃に聴いた音楽が心地良いんですよね。

音楽に限らずゲームなんかでも、これだけグラフィックやストーリー性が進化したにもかかわらず、いまだにファミコンが根強い人気だったりするじゃないですか。

ケータイなんかでも「J−フォン」を見たりするとついつい「懐かしい!」と色めきだったりしちゃうじゃないですか。

それと同じようなもので文化もまた自分が若い頃のモノのほうがしっくりくるんですよ。

それは人間の持つ特性であり、今まさに人格形成期の真っ只中にいる若者もいずれは味わうことになる感覚。

文化の更新は止まりませんから、最先端の文化もいずれは古き良き時代になってしまうということです。

それ自体に罪はなく、私も人生の大先輩から当時の時代背景のお話を伺うのは大好きなのですが、たまに「押し付け」をする人がいるんですよね。

現在の進化した文化やアップデートされた価値観を否定して、自分の若い頃の文化や価値観を若者に押し付ける。その押し付けこそがいわゆる「老害」と呼ばれる行為なのですよ。

大人の役割は…

いつの時代も文化の中心にいるのは人格形成期にある若者です。

大人の役割はその若者が暴走しないための管理であり、言ってみれば現在の文化から一線を引いたポジションになるわけですが、どういうわけか文化の中心というポジションから一歩も動かない大人がいるんですよね。

「自分はまだ若い」と思い込んでいる大きなおともだちが分不相応に古(いにしえ)の価値観を若者に押し付けてしまうわけで、そんな大きなおともだちにならないためにも、文化の中心というポジションは若者に明け渡してあげ、古き良き時代は古き良き時代として、自分の思い出の中にストックしておくことが大切だと思いますよ。

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