仕事と恋愛、キャリアとプライベート、有能さと可愛げ……女性が日々求められる、あるいは自分に求めてしまうさまざまな両立。理想の自分になるためにがんばってはいるけれど、時々しんどくなってしまうことも。
今回、ウートピでは、そんな悩ましい両立について、改めて問い直してみるキャンペーンを始めました。その両立は貴女の人生に本当に必要なものなの? 貴女が幸せになれる両立ってどんなカタチ? 一度、一緒に考えてみませんか?
本当はとってもつらいのに、「このぐらい我慢しなきゃ」と思って無理して出社した経験は誰でも1度くらいあるのではないでしょうか。
だけど、その体調不良に悩んでいるのは自分だけじゃないかもしれません。ウートピ編集部では、なかなか周囲に理解されにくい体調不良について経験者の声を集めました。
救急車を呼ぶか迷うほどつらかった生理
まず紹介するのは「生理痛」です。生理痛の重さには個人差があるので、女性同士で話していても「えっ! そんなにひどいの!?」と驚いてしまうこともあるでしょう。建設会社に勤務する24歳のHさんは、痛み止めの薬を取りに行くこともできず、ベッドの中で動けなくなったことがあるそうです。
「痛みで目が覚めて、そのままベッドから動けないでいたら、家を出る時間に。起き上がれさえすれば痛み止めの薬を取りに行けるけど、それすらできませんでした。このまま起き上がれなかったらどうしよう、トイレにも行けないし救急車を呼んで介抱してもらうべきか……。でも病気ではないし単なる生理痛で呼ぶのは本当に死の危機にある人に悪いと思ってしまって。スマホが枕元にあったので、まずは会社に体調不良のため半休をとると電話を入れ、はうようにしてベッドから出て薬を飲みました。30分ほどすると痛み止めが効いてきてなんとか動けるようになりました。そんな状態でも午後から出勤、数時間おきに痛み止めを飲んで乗り切りました」
低気圧で頭がズキズキ
「これから天気が崩れるな、という時に決まって頭が痛くなります」と話してくれたのは、IT企業で働く34歳のSさんです。
「雨の日は起きても頭がぼーっとしていることが多く、午前休をとることも多いです。ちょっと前まではそんなことを言ってもわかってもらえないことが多かったのですが、最近は『気象病』という言葉もあるせいか、世間の理解も進んでいるように感じます。友達にすすめられて頭痛・気象病の対策アプリ『頭痛ーる(ずつーる)』をダウンロードしました。気圧が低くなる時にお知らせしてくれるので、あらかじめ頭痛薬を飲んで対策するようにしています」(前出のSさん)
Sさんが言うように、最近は天気が悪くなると心身に不調をきたすという声も多く聞かれるようになりました。イベント事業などを行う会社に勤める36歳のYさんも、「天気が悪くなると、自律神経が乱れて頭痛に悩まされる」と言います。「曇っている日や、雨の日の前日など特に頭が痛くなります。会社を休みたいと思うのですが、頭痛薬を飲んで紛らわしています。でも、それでも我慢できないくらいひどい時もあって、年に1回くらいはこの症状でお休みしちゃいます」
出張明け休暇がほしい…
IT企業に勤務しながら、国内外を飛び回ることもあるという34歳のIさんは、出張明けに体調がつらくなるそうです。
「海外から日本へ戻ってくる時に気圧の変動で頭が痛くなることがあります。特にインドネシアから日本に戻ってくる時がつらくて、吐いてしまうこともありました。全く症状が出ない人からは理解されにくいのが悩みです」
さらに、「出張明けは疲労感もいつもより強いです。ジェットラグもあるし、そもそも出張中の外食続き・激務・睡眠不足で体調が戻るのに3日はかかります。でも、出張明けでもバリバリ働いている男性を見ると、甘えかなと思っちゃって、無理して通常通り勤務してしまいます……。出張あけ休暇を作ってほしいなって思います」
ストレスで全身ボロボロ
グランドホステスとして働いていた33歳のMさんは、激務のストレスで全身がボロボロになったことがあったそうです。
「職場に着いたら、頭が割れそうなくらい痛くなりました。まぶたも半分開かないし、身体も重くて、常に肩こり腰痛。でも、熱もないから出勤して、家に帰ったら痛みやだるさが引く、みたいな。それで、翌日出勤したらまた頭痛が始まる……っていうループ。完全にストレスでしたね(苦笑)」。
でも、シフト勤務ゆえ、穴を開けられないと無理して出勤していたんだとか。「心身つらくて休みたかったけど、女性が多い職場ならではで、妊婦さんや産休の人が多くて、職場は慢性的に人手が足りていない状態でした。そんな中シフトに突然穴が空けば、現場がキツくなるので休みたくなくて。顔に出ていたのか、症状がひどい時は上司がすぐ帰らせてくれたけど、周りに余計な心配をかけるぐらいならいっそ休んだ方がよかったのかも」
無理、ダメ、ゼッタイ
体調不良のつらさは本人にしかわからないものです。「これくらい我慢しなきゃ」と思わずに、「こんなにつらい」と声に出してみることで、周囲の理解が得られることもあるはず。
具合の悪い時は、仕事のパフォーマンスを落とすまいと無理して両立を目指すのではなく、「今日は会社休みます!」と言う勇気を持つことも大事かもしれません。
「#両立って必要?」キャンペーンがスタート
「仕事と家庭」「恋愛と仕事」「有能さと可愛げ」などなど……私たち働く女性の周りにはたくさんの両立が存在します。「どっちも手に入れたい!」という人もいれば「でもそれも大変そう」という人や「そもそもそんなこと意識したことなかった」という人もいるのでは?
そんな「両立」について、ちょっと立ち止まって考えてみない? というわけで、ウートピ編集部では9月11日から「#両立って必要?」キャンペーンをスタートしました。あなたが普段感じていることをハッシュタグ「#両立って必要?」をつけてSNSでつぶやいてください。皆さまからの生の声をお待ちしております。