「令和の共働き婚」第6回

血がつながっていてもいなくても、多様な家族のかたちがある【浜田敬子×川崎貴子】

血がつながっていてもいなくても、多様な家族のかたちがある【浜田敬子×川崎貴子】

「川崎貴子の「令和の共働き婚」」
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婚活サイト「キャリ婚」を主宰する川崎貴子さんが「令和の共働き婚」をテーマにそれぞれの分野で活躍するプロと対談する連載。第2回目のゲストは、前AERA編集長で、現在はBUSINESS INSIDER JAPAN統括編集長を務めている浜田敬子(はまだ・けいこ)さん(53)です。全3回。

多様な「家族のかたち」がある

川崎貴子さん(以下、川崎):前回前々回と「結婚」を軸にお話をしてきましたが、令和の時代はますます多様性のある社会になってくるだろうし、パートナーを持たない選択をする女性も増えてくると思います。

川崎貴子さん

川崎貴子さん

浜田敬子さん(以下、浜田):うちの会社の20代女子も「結婚したくない」とか「結婚の必要性を感じない」って言うんですよね。自分で稼げて、自分の時間もお金も自由に使えるとなると、結婚はある意味リスクだと。彼女たちのような考え方の人はこれからますます増えてくるだろうなあと思います。

でも、「子供は育ててみたい」という気持ちがあったり、ずっと一人というのも不安だったりするので、友達やパートナーと同居したいという願望はあるみたいで、そういう人たちをどんなふうに社会的に認めてあげるのかがすごく大事になってくると思います。

浜田敬子さん

浜田敬子さん

川崎:私の友人も夫婦で、養子をもらって育てていますがすごく幸せそうです。血はつながっていなくても家族だし、こういう家族が増えればいいなあと思います。片方の子供を2人で育てている親友同士の女性もいますね。事実婚のカップルも増えています。

浜田:私は2回結婚していて、今は事実婚なんですが、1回目の結婚で姓を変えたときに本当に面倒なことが多かったんです。仕事では旧姓のままで、オンとオフを切り替えているという人もいますが、私の場合は美容院などの予約をしたときに「どっちの姓で予約したっけ?」と分からなくなることが結構あって面倒くさかったですね。

川崎:前回、サイボウズの青野さんと対談したんですが、似たようなことをおっしゃっていましたね。「たかが事務手続き」がすごく大変だったと。

浜田:今はいろいろな事情がある家庭があるんですよね。独身でパートナーがいない人も含めて多様な家族と生き方がある。親友同士で暮らしている人、同性同士のカップル……戸籍に入っていようがいまいが、血がつながっていようがいまいが「家族」として見られるようになってほしいなと思います。

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幸せな結婚生活に必要なことは?

川崎:対談も今回で最後です。対談した皆さんに聞いていることなのですが、浜田さんは幸せな結婚生活に必要なことは何だと思いますか?

浜田:そうですね、育休を取っていたときに近所にすごく仲の良いママ友が2人いたんです。いつも3人で一緒にいたんですが、それがすごく楽だったんです。「子育てってこんなに楽なの?」と思ったくらい。1人だとすごく大変だけれど、3人でやるとこんなに楽なんだと実感しました。でも、不思議と夫がいても楽ではないんですよね。

川崎:なぜでしょうね?

浜田:おそらく、夫に対しては自分のわがままが全面的に出てしまうからなのかなって。「なんで分かってくれないの?」「なんで言わないとやってくれないの?」と思ってしまう。夫が一番、感情が爆発しやすい相手なんでしょうね。でも、相手が友達だと理性が働く。「これはきちんとお願いしないとダメだな」とか「ここは怒っても仕方がないな」とか。

だから、相手が分かっていると思わないほうがいいというのが私の答えです。分かってない前提で考えて、きちんとコミュニケーションを取ることに尽きるのかなと思います。

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川崎:私たちは日々、考えも状況も変わるし、自分がずっと自分と思わないほうがいいのかもしれないですね。夫なんてなおさらですよね。自分とは違う他人なのだから。

だからこそ、「私はこれをやりたくない」「俺はこれをやりたい」というのを丁寧に伝え合って、話し合ったり、ケンカしたりしながらいつか「あ・うん」になれるのでしょうね。

浜田:川崎家はケンカをしたときはどうやって仲直りをするんですか?

川崎:怒鳴り合いになりそうだなというときは、カラオケボックスに行ってマイクで怒鳴り合いますね。なぜかと言うと、娘たちには見せたくないから。そこは共通認識をもっているので、「外出ろや!」「カラオケボックス行くわ!」みたいな感じです(笑)。

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浜田:うちはだんだん怒りがフェードアウトしてきたタイミングで週末にご飯ですね。平日の夜は基本、私か夫のどちらかしかいないので、話すタイミングがないんです。だから、ケンカしていると一週間まったく話さないときもあるんですが、週末に夫と娘と3人でご飯を食べながら「これおいしいね」みたいなところから会話が始まって仲直りする感じですね。

川崎:ちょっと「寝かせる」んですね。あとは、言い過ぎたときはLINEで謝ったりもします。「ちょっと言い過ぎました」と。でも、間違ったことは言っていないですけどという意味を込めて。

浜田:それは大事!(笑)

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(構成:ウートピ編集部:堀池沙知子)

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川崎貴子の「令和の共働き婚」

人生100年時代。私たちの母親世代とちがい、結婚したら共働きが当たり前になった「令和」の時代。婚活サイト「キャリ婚」を主宰するなど、1万人以上の女性の人生をマネジメントしてきた会社経営者の川崎貴子さんが、「令和の共働き婚」をテーマに有識者と対談し、自分たちらしい結婚や家族のかたちについて考えていきます。

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