『あなたが「やってはいけない」ダイエット』尹 生花さん

がんばってるのになぜ? 合わないダイエットをやめる勇気

SHARE Facebook Twitter はてなブックマーク lineで送る
がんばってるのになぜ? 合わないダイエットをやめる勇気

アラサーになると代謝が落ちて痩せづらくなるといいますが、同じダイエットを一緒に始めた友人がみるみる痩せていくのを見れば焦りが出てしまうもの。ちゃんと毎日頑張っているのにどうして自分は痩せないのか。それは、選んだダイエットがあなたの「体質」に合わなかったからかもしれません。

中医体質学のメソッドにより人の体質を9つに分けて判定する、ダイエットアプローチ本『あなたが「やってはいけない」ダイエット』(小学館)の著者で、美容健康サロン「BHY」代表の尹 生花(いん・せいか)さんに、「体質」とは何かを伺ってきました。

inn

中医学から導かれた「9つの体質」とは

——サロンにも取り入れられている「体質」について教えてください。

尹 生花さん(以下、生花):同じものを食べても太りやすい人とそうでもない人がいるように、体質とはその人が持った体の性質のことを示します。人には生まれ持った先天的な体質と、生活環境や食習慣による後天的な体質があり、この2つの要素が重なり合ったものが現在の体質となります。

私が体質を分けるときのベースにしているのが、恩師である中国北京中医薬大学中医体質学の権威、王琦教授が提唱する「9つの体質」です。これは臓器を数値から診る西洋医学ではなく、心身をトータルで診ながら原因を探る中医学をもとに作られているもので、心身の構成に重要な働きを担う「気・血・津液」は特に欠かせないキーワードになります。

——気・血・津液とは?

生花:気はエネルギー、血は全身に栄養を巡らせる血液、津液は血液以外の水分である体液。この3つが生理的に相互扶助し合うことで、健康バランスを維持しています。3つの均衡が取れている状態を「平和体質」と呼んでいるのですが、このバランスが変化すると体質も変わり、それらは全9種に分けられます。

——バランスが変化すると変わるということは、自分の体質を改善することも可能?

生花:もちろんです。はじめにお伝えしたように、体質は遺伝による先天的なものだけでなく、ライフスタイルや食生活、気候などの後天的なものが合わさって今の体質になっています。後天的な体質は習慣や環境を変えることで、徐々に「気・血・津液」のバランスを整えられます。

美意識が高い人ほど流行のダイエットで失敗する理由

——9つの体質とダイエットが関係しているのはなぜですか?

生花:例えば、気が不足していれば「気虚(ききょ)体質」になるのですが、パワーが切れやすいという弊害があります。津液が不足している人は「陰虚(いんきょ)体質」。体が乾燥して目や口が乾きやすくて性格的にはせっかちという特性があります。このようにバランスが乱れている状態であれば体のどこかに不調があらわれますし、知らずにその不調を助長する行動を取ることで、より体調を崩してしまうという恐れがあります。例えば「やってはいけないダイエット」に手を出してしまい、体に不調を感じて来店される方も多くいらっしゃいます。

——自分の体質に合わないダイエットをしてしまった方ですね。

生花:はい。体に良さそうだと思って話題のダイエットを試してみたけれど、成果が出ない、すぐリバウンドしてしまった、体調も肌もボロボロになってしまったなど、それらは、体質に合わないダイエットをしているサインです。

特に美意識の高い方は努力家が多く、合わないダイエットをしていてもストイックに頑張ってしまいがち。成果が出ないのは自分の努力が足りないせいだと思い込み、無理をして健康や美しさを損なってしまうという悪循環に陥ってしまうこともよくあります。

——よくあるんですね……。

生花:けれど自分の体質に合うダイエットをすればめきめきと成果があらわれます。まずは自分がどんな体質なのかを把握することが大事です。その上で、体とうまく付き合っていきましょう。

次回からはこの「9つの体質」をひとつずつ紹介していきます。そこでは体質チェックと、その体質の持つ特徴、働く女性が1日中元気で過ごすための行動のアドバイスなどをお伝えします。

(取材・文:薮田朋子、撮影:青木勇太)

この記事を読んだ人におすすめ

この記事を気に入ったらいいね!しよう

がんばってるのになぜ? 合わないダイエットをやめる勇気

関連する記事

編集部オススメ

仕事と恋愛、キャリアとプライベート、有能さと可愛げ……女性が日々求められる、あるいは自分に求めてしまうさまざまな両立。その両立って本当に必要?改めて問い直すキャンペーンが始まります。

後悔のない30代を過ごしたい。ありとあらゆる分野のプロフェッショナルに、40歳から自分史上最高の10年を送るために「30代でやっておくべきこと」を聞いていきます。

記事ランキング