三日坊主防止アプリ「みんチャレ」・長坂剛さんインタビュー 第3回

「意識低い私が、みんチャレを始めても大丈夫ですか?」習慣化アプリ開発者に聞く

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「意識低い私が、みんチャレを始めても大丈夫ですか?」習慣化アプリ開発者に聞く

忙しいビジネスパーソンの間で話題のアプリ「みんチャレ」は、同じ習慣を行う人どうしと習慣化のチャレンジを行うサービスを提供しています。

三日坊主に悩むウートピ編集部の安次富が「みんチャレ」を知ったことから、習慣化のコツについて開発者でエーテンラボ代表取締役CEOの長坂剛(ながさか・ごう)さんに話を聞きに行ったこの企画。第3回は「みんチャレを三日坊主にしないコツ」を聞きました。

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【第1回】続けられないのは、私がズボラなせい?
【第2回】目からウロコの続けるコツ

意識低い私でも受け入れてくれるチャレンジはある?

——取材が決まってから、「みんチャレ」をダウンロードしたんですけど、いっぱいチャレンジがあるので、「どこに入ればいいんだろう」と迷っちゃいまして。コレだ!というものがない私みたいな人に向けた選び方のポイントってありますか?

長坂剛さん(以下、長坂):まずは、カテゴリーをチェックして「やりたい」「これを身につけたい」と思うものを見つけることですね。あとは複数のチャレンジに参加してみると「ここはこんな感じの人が集まっているんだな」とわかるので、自分の属性に近い人と組むのはオススメです。

——すでに出来上がっている輪の中に入っていくことにハードルの高さも感じます。意識低くてすみません……。

長坂:いえいえ。実は「本当にこのコミュニティに入ってもいいのだろうか」とおっしゃるユーザーさんは多いんですよ。そんな時は、初心者歓迎タグを入れたので、迷ったら参考にしてみてください。既存のメンバーも初心者に参加してほしいと思っている人たちなので、優しく迎えていただけると思います。

——ゆるーいコミュニティがいいのですが、見分ける方法はありますか?

長坂:それならば、達成率を基準にするのもひとつの手です。(画面を見ながら)こちらの「白湯の会」は達成率が90パーセントなので、ちゃんと毎日みんな白湯を飲んでいる。かなり習慣化できているアクティブなチームだと言えます。「私も毎日やるぞ!」という意気込みがある人に向いていると思います。

一方で、毎日はできない、もう少しゆるくやりたい、と思うのなら、達成率が55%くらいを目安にするといいでしょう。2日に1回くらいのペースだと考えることができます。まずはちょっと気になるチームに入ってみて、合わないなと思ったら退出のボタンを押すだけ。退出時の理由を伝えるのも任意となっています。出るのはそんなに難しくないんですよ。

抜けられないプレッシャーはない?

——退出の理由を伝えなくても大丈夫っていいですね。

長坂:自動退出機能もあります。

——自動?

長坂:チャレンジをしていないと自動的にチームから出されてしまう機能です。(画面に出ている)このチームは8日間に設定されているので、1週間チャレンジできなくても猶予があるということになりますね。

——なるほど。そっと消えるパターンですね。先ほど、属性とおっしゃっていましたが、メンバーは性格が似たような人たちが集まった方がいいのでしょうか?

長坂:チームビルディングにはいろいろなパターンがあるので、一概には言えませんが、基本は似たようなチームだと続きやすいです。しかし、属性がバラバラでも面白いこともあるんですよ。違いを見つけて、刺激しあえるんです。

——例えば?

長坂:英語学習で、大学受験のためにチャレンジしている高校生のAさんと、社会人でビジネスのためにしているBさんがいるとします。普段出会うことのない人たちが交流することで、「ビジネスの場ではこんなふうに英語が必要になるんだ」とか、「今の受験生ってこんなところまでやるんだね」とお互いに発見できる。

ウォーキングのチームでは、誰かが「今日はここ歩いてきました」とチャレンジ写真を送ると、「どこですか」「阿蘇山の麓です」というような会話が生まれる。白湯を飲むチームの人も、「水を汲んできました」と言えば「えっ!水って汲むものなんですか!?」と。バラバラの地域で年代も違うんですけど、そういったものが刺激になって面白いという声もあります。

——全国に名前も知らない同士がいる、って感じですね。楽しそう。

長坂:でも、バラバラが向かないチャレンジもあります。例えば、ダイエット。男性が70キロを60キロにするのと、女性が50キロを47キロにしたい、というのでは全然違います。そもそも会話が弾みにくいんですよ。

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ところで、このネコは?

——なるほど。ところで、このキャラクターのネコ(?)も可愛いですよね。この子たちはいったい……。

長坂:チャットボットAIをキャラクターした「にゃんチャレンジャー」です。

——チャットボット?

長坂:人工知能を活用した、自動会話プログラムのことです。会話内容を学習して、適切なタイミングで声をかけることで、ユーザーの行動変容を促します。例えば、「できなかった」というコメントに、「諦めたらそこで終了だー!」のような熱い投げかけをするなどです。

——へぇ。

長坂:そこで、何かしらキャラクターがいた方が話しやすいかなと思いまして。コンセプトを考えているうちに。「5人1組って戦隊モノっぽいよね」という声があがり、レンジャーに。さらに、犬が5匹より、ネコの方がしっくりきて。マイペースなイメージがありつつも、実は夜な夜な公園なんかに集まって集会をしている感じ。

それが、個人としては普段の生活をしているユーザーさんが、みんチャレの中で集まって一緒に頑張っている様子と重なると思ったんです。ただ、ここだけの話、にゃんチャレンジャーが、ネコとは言っていないんですけど。

——(どう見てもネコですが……。ネコの妖精か……?)。えっと、それぞれカラーがあるのは、何か違いはあるんですか?

長坂:レッドが熱血系、ブルーが真面目、イエローがお調子者、ピンクが甘えん坊でグリーンがのんびりマイペース。こういう5人のキャラクター付けをしています。

——個性的ですね。

長坂:チームビルディングをサポートするところにこの「にゃんチャレンジャー」に活躍してもらいたいと思っているんです。チームの雰囲気を作る時に、このアシストのキャラクターを参考にしてほしいな、と。激しく褒め合いたいとか、熱血でやりたい時はレッド、真面目にしっかりやりたいというときにはブルー。のんびりやるならグリーン。というように、チームメンバーと、AIで行動の習慣化を促しているんです。

——意識低い私でも、選び方がわかってきました。次回は、「みんチャレ」を使ったビジネスパーソンの感想について聞かせてください。

次回は8月12日公開予定
(取材・文:ウートピ編集部 安次富陽子、写真:青木勇太)

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