テレビをつければ、「あれ、もう一週間経ったのか!」と、レギュラー番組を見て驚く。「この一週間、私、何してたんだろう?」。そんな毎日の繰り返しだけど、本当はきっと、毎日新しい気づきや出会いがあったはず。日記なんてとても無理だけど、一言メモなら続けられるかも。
空欄も一つの記録。自分のペースで「10年メモ」
雑誌「nu」を刊行し、書籍を中心としたグラフィックデザインを手がけるnu(エヌユー)。2012年から毎年発行している「10年メモ」が大人気です。これからの10年間の毎日の記録を書き留めることができる、辞書のような分厚いメモ帳です。
「10年メモ」は、日記や備忘録など、用途を問わずに使えます。未来の自分や、家族への手紙……などなど、何者でもないけど毎日精一杯生きている私のちょっとした記録。書くことが何もない日だって、もちろん自分の記録の一部です。
左ページには1日のメモ欄が10年分並びます。右ページまで書き込んでもいいし、to doなどを書き込んで実用的に使うのもいいですね。スペースに書き込めるのは、約50文字ほどです。
1年目は”ガマンの年”?
「10年メモ」がより楽しくなるのは、2年目から。前年との比較を楽しむのが「10年メモ」の醍醐味です。子どもが生まれた年から始めた人は、育児日記として活用している人も。子どもの毎年の成長に、夫婦で改めて驚きと喜びを感じるようです。
蓮沼執太さんも愛用しているそう
その日にあった出来事を書く人もいれば、ある人は、毎日食べたものをひたすらメモ。自分の体は、「自分が食べたものでできている」と実感できるかも。ミュージシャンの蓮沼執太さんも愛用者(蓮沼執太さんの使い方)。彼は、その日に会った人たちの名前を書き込んでいるそうです。毎日たくさんの人に会う職業の人は、こんな使い方も楽しめそうですね。
2017年版からは、記念日などをメモできる年間リストページも新設されました。友だちの誕生日はもとより、なかなか覚えられない上にもはや聞けない”友だちの子どもの誕生日”も、生まれた時にメモすれば、友だち付き合いも安泰です!
「10年メモ」は、4月始まり。今から手に入れて、どんな使い方なら楽しく10年付き合えそうか考えてみましょう。”糸かがり製本”なので、らくらく180度開いて書きやすく、とても丈夫でしっかり10年を一緒に過ごしてくれます。記録が積み重なるほど、愛しい存在になること間違いなし!