隣の部署にいる社員のことで悩んでいます。時々私から彼女(のチーム)に仕事をお願いすることがあるのですが、メールの返信がなかったり、お願いしていたことをなかなかやってくれなかったり、情報をなかなか共有してくれなかったりすることがあります。
もともと彼女とは同期で、ちょこちょこ一緒に仕事をして気づいたことなのですが、「あなたを十分気遣っていますよ」というポーズを見せるとうれしそうにやってくれるのですが、つい忙しかったりして事務的な感じで連絡するとギリギリまでやってくれなかったり、無視されます。「私のお願いの仕方が雑なのかな?」と思ったこともあったのですが、忙しい職場なので毎回「三顧の礼」というわけにもいきません。正直、「大人なのにそこまでケアしないといけないの?」という気持ちです。そして、静かに攻撃されているというかじわじわと攻撃されている感じがして面倒くさいというか気持ち悪いと思うようになってきてしまいました。私の気にしすぎでしょうか?
「しないこと」で攻撃してくる人
明らかに怒っているのに、怒っている理由も言わず、話も聞いてくれず、「しないこと」で攻撃してくる人っていますよね。
怒っているのなら理由を言ってくれれば改めることもできるかもしれないのに、なぜ奴らは正解を言わないのでしょうか。
それは「察してほしいから」ですよね。
二つのタイプが存在する「察してちゃん」
いわゆる「察してちゃん」と呼ばれる人たちの特徴なのですが、実は察してちゃんには二種類のタイプが存在するのですよ。
ひとつは結果を求める察してちゃん、そしてもうひとつは過程を求める察してちゃんです。
結果を求める察してちゃんは、察してほしいことさえ察してくれたらそれでいいといった感じで、そのプロセスは問わないんです。
厄介なことは厄介なのですが、結果を求める察してちゃんより厄介なのが過程を求める察してちゃんになります。
奴らは「察してほしい」というよりも「察するべく努力してほしい」という欲求のほうが優先されますので、察してほしいことを察してもらってもその過程に努力という名の労力が見当たらないと納得しないんですよね。
もっと顔色をうかがってほしいし、もっとご機嫌をうかがってほしいし、もっと苦労をしてほしい。
要するに「もっと愛されたい」という欲求がプラスされているんです。
察してちゃんにかまってちゃんの要素が加わったハイブリッドみたいなもので、だから正解を差し出しても労力が足りないと見なすと、おへそを曲げたままだったりするので非常に面倒くさい存在なんですよ。
結果を求める察してちゃんは気が短い傾向があるので、なかなか察してくれないとわりと早めの段階でキレて正解を教えてくれたりするのですが(それもどうかと思うけど)、過程を求める察してちゃんは怒りがしつこい傾向があるので、一度おへそを曲げると十分な労力を使ってくれるまで、いつまでもどこまでも果てしなく永遠にプンスカとサイレントアタックをしてくるので、できることなら関わりたくない人種になりますね。
餌付けしてしまうと容赦なくおかわりをしてくるので、最後まで面倒を見る気がなければ決して餌を与えないように(ご機嫌をうかがおうと努力しないように)気を付けてください。
サイレントアタックなどよくよく考えてみればそれほど害はないものですからね。
いちいち気にして傷ついてあげるほどお人好しになってはいけませんよ。