オトナの留学 最新事情 第1回

30代女性に人気の“オトナの留学” 英語ができる後輩からのプレッシャーが理由?

30代女性に人気の“オトナの留学” 英語ができる後輩からのプレッシャーが理由?

社会人になって5、6年目のアラサーから30代の女性の間で、海外留学を考える人が増えているそう。

理由は、結婚や出産をするしないにかかわらず、仕事を長く続ける人が多くなっているため。長期目線でキャリア形成を考えた場合、海外経験があるかどうかはとても重要と感じ始めているようです。

そこで、海外留学のEF(イー・エフ・エデュケーション・ファースト・ジャパン)で大人の留学カウンセリングを数多く行なった経験を持つ、EF留学研究所ディレクターの伊丹麻衣子(いたみ・まいこ)さんに、社会人留学の最新事情についてお話を聞きました。

留学経験のある後輩にプレッシャーを感じて

「確かに、20代後半~30代女性の間で海外留学をしたいという相談は増えています。動機としては、『英語を学んでよりよい企業へ転職をしたい』『同じ会社内でスキルアップして給与アップを狙いたい』といったものが多いですね」と伊丹さん。

また、いかにも“現代らしい”と感じる動機も目立ってきているそうです。それは、英語に長けた後輩の存在。昔より英語教育が一般的になった近年では、後輩社員が留学経験者であることも少なくないのでしょう。

「後輩社員が留学経験者だと、英語力はもちろん、グローバルな目線を持っていたりと意識やスキルの差を感じたりして、プレッシャーになる人が増えています。同じ職場で肩を並べて働く上で、自分にはない武器を持つ後輩がいるのは頼もしいこと。ですが、焦りを覚える要因でもあるようです」

今は、あらゆる分野の業界で英語力を求める業務が増えています。これまで海外とやりとりのなかった会社が、突然海外マーケットに進出することも決して珍しくはない時代。新規事業の立ち上げに携わる人気ポジションに、自分を差し置いて後輩が大抜擢される、なんていう経験をしたりすれば、焦りを感じずにはいられません。

そういう状況で長く第一線で活躍し続けたいならば、社会人留学は一つの賢い選択肢なのでしょう。

次回からは社会人留学の注意点について伺います。

(奥浜アリサ)

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