「だから私たちはコレをするコレをしない」岡田育・ひらりさ

岡田育が「やりたいことも、やめたいことも、すぐやろう!」と思うようになった理由

岡田育が「やりたいことも、やめたいことも、すぐやろう!」と思うようになった理由

2019年6月1日、東京・下北沢B&Bにて、岡田育さんの著書『40歳までにコレをやめる』(サンマーク出版)発売記念イベントが開催されました。トークゲストは、岡田さんの初連載の担当編集で、ライター・編集であるひらりささん。おふたりによる「だから私たちはコレをするコレをしない」をテーマにした本イベントの様子を、4回に渡ってお届けします。

ひらりささん(左)と岡田育さん(右)

ひらりささん(左)と岡田育さん(右)

就活が繋げた、不思議な縁

岡田さんの著作『ハジの多い人生』の連載担当だったひらりささん。ふたりの出会いは、ひらりささんが学生のころ。出版社で編集者として働いていた岡田さんに、ひらりささんが就活相談をしたのがきっかけでした。

岡田育さん(以下、岡田):SNSにひらりささんからDMが届いたのが出会いのきっかけでしたね。私、そのときちょうど会社を辞めようと思っていたから、なんだか逆に話を聞いてもらっちゃって。「この業界に未来はあるんだろうか」とか(笑)。

ひらりささん(以下、ひらりさ):出版業界の何名かにDMを送ったけれど、会ってくださったのは岡田さんを含めて2人だけでした。いまでこそ「Twitterで連絡くれたら編集のこと教えます!」みたいなイケイケ編集者もいますけど(笑)、就活していたのは8年前なので、そういうのを面白がってくれる人もいなくって。

岡田:出版社の採用面接に、「うさみみ」パーカーで面接に挑んでいた*そうですね(笑)。

*かつて面接に「うさ耳パーカー」で臨んだ私が、今だから言える「自分らしさ」のこと

ひらりさ:挑んでいましたね(笑)。結局、WEBメディアの編集者になったんですけど、その時に改めて岡田さんに連載を持っていただけないか相談しに行って。

岡田:その頃までに、こちらも出版社を辞めてフリーランスになっていたんですよね。初めて「エッセイを書きませんか」と声をかけてくれた編集者がひらりささんでした。私が自分の名前で仕事をするようになったのは、就職相談をしてきた女子大生のおかげ。人生どうなるかわからないね! ありがたいです。

岡田育はなぜいろんなことを「やめる」のか

ひらりさ:今回の本の「やめる」というテーマはどこからうまれたんですか?

岡田:もともと、このテーマで書く前は「オタクになれば人生楽しい!」というような題の執筆依頼だったんですよ。でも、10枚分しか原稿が書けなかったんです。要するに、人に向かって「こうするといいですよ」「絶対幸福になれるよ!」と勧めるのが苦手で。

ひらりさ:なるほど。

岡田:「私は、これとこれをしなくなった。それによって、新たにしたいことが見つかった、そこそこハッピーです」と自分に引き寄せたら書けるんじゃないかと思って、今のかたちになりました。タイトルに「40歳までに」を入れたのは、このWEB連載が始まったのは38歳のときだったから。一年間の連載を絶対に続けて本にするぞ!っていう誓いだったんです。

ひらりさ:「40歳までにこうしなさい」「こうするべき」じゃなくて、自分への誓いだったんですね。けっこう、本としても分厚いですよね。読み応えがすごい。

岡田:39個のやめたことを、256ページにわたってつづっています。指摘してもらったとおり、女性向けエッセイってもうちょっと薄いんだけど、みっちり書かせてもらって、鈍器のような重さになりました(笑)。

第1章の終わりは「死ぬまで頑張るのをやめる」です。40歳って、昔だったら老人の年齢だけど、今はその入り口、私をふくめてまだまだ若い感じでいる。人生80年か120年かでも、全然違いますよね。

ひらりさ:雨宮まみさんも「40歳がくる!」という連載をされていましたよね。

岡田:彼女も40歳を節目の年ととらえていて。残念ながらちょうどその歳で亡くなってしまった。私、当時とてもショックを受けたんですよ。「何歳になったらこれやろう」と区切るのではなく、「やりたいことも、やめたいことも、すぐ実現しよう!」と考えるようになりました。

やめるも続けるも、自分が心地いいバランスで

ひらりさ:『40歳までにコレをやめる』は、美容とお金の話が多いですよね。

岡田:そうですね。今日も、美容をアウトソーシングしてきましたよ。「アトリエはるか」で3000円で買ってきた顔です!(笑) 

ひらりさ:岡田さん、ここ数年は普段すっぴんで過ごしているとか。

岡田:そう。人前に出る仕事はめったにないので、基本的にスイッチオフですね。とはいえ、メイクが嫌いなわけじゃなくて、ひらりささんみたいに、コスメ沼にハマる気持ちもわかるんです。お酒と似てますね、私は宴会となると人一倍飲むんですが、家で一人のときはまったく晩酌しないんですよ。できれば飲まずにいたい、とさえ思う。

ひらりさ:私、いまはセルフネイル沼にハマっています。ジェルネイルでゴテゴテにしていた時期もあるけど、家でネイルを塗って、自分とゆっくり向き合う時間が好きなんです。今までオタクとして推しに課金してた部分を、自分に課金するようになった。それは最近でも大きな変化かも。

岡田:そうそう、アラフォーになるとさらに自分自身へ、とくに健康へ投資しはじめますよ。内臓とか体幹とか、見えないところにね(笑)。メイクって、毎日「しなきゃいけない」と義務にしてしまうとすごくツラい。自分の気分をアゲたりあやしたりするためのおめかしは好きなのですけれども、毎日じゃなくてもいいなぁと。自分が心地いいことがいちばんですね。

(構成:小沢あや、編集:安次富陽子)

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