【今週のボヤき】
自分の仕事を振り返ると、つくづく適当だよなあと思います。もともと細い作業は苦手で、きっちりしているほうではありません。事務系の仕事ではないから、というせいかもしれませんが、致命的なミスをしでかしたことはあまりなく、なんだかんだ最後は丸く収まることが多いです。おそらく、知らず知らずのうちに周りに助けられているのだと思います。
細かいことによく気がついて、企画書や書類の誤字脱字を指摘してくれる優秀な後輩がいるのですが、彼女はきっと私のことを「適当な先輩だ」と思っているに違いありません。
大雑把で細かいことはあまり気にしない性格であると自覚していますが、こんなに適当でいてはいつか大きなミスをするのではと時々不安になります。
「パーフェクト」を目指さなくていい
大雑把なタイプの人は細かなミスはしますが、仕事が早く大局を見る目を持っている傾向がありますね。
逆に細かいところに気付くタイプの人は、仕事が遅く一点に集中してしまう欠点もあったりする傾向がありますね。
そのスタイルはどちらも自分の利点を活かすために様々な経験からマイナーチェンジを重ねて培ってきたスタイルで、どちらも一長一短でありどちらが優れているかは同じ天秤で測るものではありません。
仕事というのは誰もが誰かに迷惑を掛けているものであり、誰もが誰かを助けることによって成立しているもの。
ひとりですべてを完璧にこなすパーフェクトヒューマンなんていませんし、それを目指すべきではありませんね。
国民性なのか何なのかわかりませんが、日本人は自分のパラメータを平均的に上げようとする悪癖があるんですよね。
欠点よりも長所に目を向けて
自分の長所を特化させることよりも欠点をなくすことに労力を注ぎ込んでしまいがちなのですが、欠点を10伸ばす労力を長所に振り分ければ長所は20伸びるもので、同じ労力を注ぐのなら自分の長所を特化させたほうが効率的でお得なんですよ。
そのほうが自分が活躍できる場所ができますし、キャリアアップのための武器にもなるものなんです。
「迷惑」は掛けていい
「誰にも迷惑は掛けたくない」という思いが、「欠点」にコンプレックスを感じてしまうのでしょうけども、自分の苦手なものはそれが得意な人に任せてしまったほうが仕事の生産性は上がるんです。
その代わりに自分が得意なものは率先してやってあげること。
迷惑の掛け合いと感謝のし合いで人間関係を築き、チームとして仕事の生産性を上げていったほうが、各々が活躍できる環境となり、非生産的でストレスでしかない競争意識からも解放されるのではないでしょうか。
迷惑は掛けていいんです、その代わりに自分の「得意」社会に貢献してください。
自分の「得意」で生きていきましょう。