インナーを着るメリット
梅雨明けから記録的な猛暑日続き。暑さはもう勘弁……という人も多いかと思いますが、夏の本番はこれから。少しでも快適に過ごすための暑さ対策を実践したいものです。
そのひとつとして取り入れて欲しいのが、夏のインナー。「ブラジャーをするだけでも暑いのに、服の下にインナーを着るなんて」と思うかもしれませんが、暑い夏こそインナーを着ることでさまざまなメリットがあります。主なメリットは下記の3つ。
①汗を吸収するから、背中を汗が流れる不快感を軽減できる
背中を汗がツーッと流れたり、汗でトップスが背中にペタッと張り付いたりするあの不快感を、インナーが軽減してくれます。暑い日の外出こそ、汗をしっかり吸収するインナーは必須なのです。
②暑い屋外から、冷房のきいた室内に入っても、からだが冷えにくい
トップスが汗で濡(ぬ)れたまま冷房のきいた部屋に入ると、濡(ぬ)れたトップスが冷えてからだもひんやり。その結果、体調を崩してしまう、なんてことも。そうならないために、汗を吸収して速く乾く吸汗速乾素材のインナーを活用しましょう。
③ブラジャーが透けたり、脇に汗ジミができたりするのを防ぐ
汗で白シャツの背中が濡(ぬ)れてブラジャーがくっきり、あるいは,腕を上げたらグレーのカットソーの脇にじっとりと汗じみ、そんな失敗を防いでくれるのもインナー。夏のおしゃれもスマートに楽しめるし、汗で服がいたむのも避けられます。
このように夏こそ有効活用したいインナーですが、大切なのは素材選び。夏用インナーとして販売されているものであれば、ほとんどが湿気を吸い取る吸放湿性や、汗を素早く吸い取って速く乾かす吸汗速乾の機能を備えているのでOK。
その中でも、今回おすすめしたいのが、着た時にひんやりとした感触がある「接触冷感素材」です。商品に付けられているタグを見ると、「接触冷感」の文字があるので、チェックしてみましょう。
「うちの推しはコレ!」各メーカーのPRに聞いた接触冷感インナー
「今夏おすすめの接触冷感インナーを教えて」の問いに、各メーカーのPRがセレクトしてくれた推しアイテムを紹介します。
【ワコール】胸もとが開いた服からのブラジャーや谷間のチラ見えをガード

スゴ衣 着こなしスマート 3,850円〜/ワコール
吸放湿性があるのでムレにくく、吸汗性と接触冷感性にすぐれた素材。前のネックライン部分は、パイピングなどがなく折り返し始末になっているので、下着っぽさがなく見た目もすっきり。前高・脇高のデザインで、胸もとや袖の大きくあいた服からブラジャーや谷間がチラ見えしにくいのもうれしい。
【トリンプ】贅沢なシルク混インナーを毎日着る贅沢、洗濯機使用もOK

シルク入りインナー 5260フレンチ袖トップ 4,620円〜/トリンプ・インターナショナル・ジャパン
シルクとキュプラを混紡した、肌あたりのよい着心地が魅力。吸放湿性にすぐれ、蒸れにくくさらりとした肌ざわりのうえ、抗菌防臭加工により、気になるニオイの元となる菌の増殖を低減する機能も備えています。贅沢なシルク混ですが、洗濯機での洗濯ももちろんOKです。
【グンゼ】トップスにひびきにくく、キレイなシルエットに仕上げるブラキャミ

涼しくてひびきにくい ブラキャミソール 1,760円/クールマジック(グンゼ)
襟元や裾は、切りっぱなしでもほつれにくい特殊な素材を使ったカットオフ仕様。さらに、表面がつるんとしたモールドカップを採用しているので、トップスにひびきにくく、キレイなシルエットに。タイトなシルエットのカットソーや、シアーな素材のシャツなどにピッタリです。
【アツギ】その名もズバリ「冷やしインナー始めました。」

タンクトップ 1,320円/冷やしインナー始めました。(アツギ)
着た瞬間から、ひんやり涼しく感じるから、ブランド名は「冷やしインナー始めました。」と命名。もちろん、汗をかいても快適な吸汗速乾の機能も備えています。同じ素材でキャミソールやカップ付きキャミソールも展開しているので、好みに合わせてセレクトを。
【ユニクロ】すっきり着こなせる万能UネックTシャツ

エアリズムUネックT(半袖)990円/ユニクロ
もはや、インナーだけでなくパーカやワンピースなどの服、寝具に至るまで幅広く展開されている「エアリズム」。接触冷感や吸汗速乾はもちろん、汗など気になるニオイを抑える消臭効果もあります。ネックラインはボンディング(接着)で縫い目がないので、インナーのラインがトップスにひびきにくい仕様です。
【ジーユー】気になる脇汗を、汗取りパッドがしっかりキャッチ

スタイルドライキャミソール〔汗取り付き〕790円/ジーユー
ジーユーの吸汗速乾インナー「スタイルドライ」。脇には汗取りパッドが付いていて、脇汗をしっかりキャッチします。接触冷感のほか、部屋干しのにおいの元となる菌の繁殖を抑える抗菌防臭機能付き。35%含まれるポリエステルは、ペットボトルや繊維等を再生したリサイクルポリエステルを使用しています。
※トップ画像のモデルはグンゼです。