前回の記事では、ストレスと体型の関係性についてご紹介しました。ストレスを感じることによって、下っ腹が出たりO脚になったりと、体型が変化してしまうのです。

【参考記事】ストレスで体型も変化する 腰が太いのは“頑張りすぎ”のせい?

そこで今回は、ストレスを原因とする体型変化の予防法とストレッチをご紹介します。

伊良林鍼灸均整院-AFINA-(アフィナ)の院長、小柳弐魄(こやなぎ・にはく)先生にお話を聞き、オフィスやお家で簡単にできる体操を伝授していただきました。

小柳弐魄先生

小柳弐魄先生

身体のねじれを取って、腰痛・婦人科系の病気を予防

腰のあたりにある自律神経は、婦人科系の臓器に繋がっています。つまり、ストレスが巡り巡って腰にたどり着くと、婦人科系の病気を招く可能性があるのです。これを防ぐには、身体のバランスを整える体操が有効です。

「椅子に座って、上半身だけでゆっくり右に振り返ってみてください。左も同様にします。恐らくどちらか一方が振り返りにくいかと思います。それは、身体がねじれているため、バランスが取れていないサインです」

ちなみに、体型と性格を結びつける「12種体型学」によると、右に向きやすい人は好戦的な性格、左に向きやすい人は、受け身で我慢強い人が多いそう。

では、身体のねじれを取る体操をやってみましょう。ねじりやすい方に向けて、3回深呼吸します。おなかの下のほうに息を入れる感じをイメージ。

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吐き出しながらゆっくり出します。逆方向も同様にします。両方とも終わったら、最初と同じように身体をねじってみてください。

左右どちらも同じくらいねじりやすくなっていませんか? それは身体のねじれが取れたということです。

「この動きをしっかりやると、腰痛になりにくくなりますし、婦人科系の臓器にも効果的です」

働く女性に多い目の疲れは、首の前後運動で解消!

「働く女性の悩みで多いのが、目の疲れ。目の自律神経は、背中の部分から出ています。そのため、目を酷使すると、背中の上部分が膨らんでいくんです。ひどい人だとモノが乗るくらいになってしまいます」

目の疲れを解消するには、首の前後運動がベスト。まず、首をグーッと前後に反らせてみます。

首を後ろに反らしにくいという人は、手のひらを上向きにして上に向かって伸ばします。その状態のまま、ゆっくり顔を上に向けます。

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3秒間キープしたら、次はゆっくり下へ向けます。

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首を前に傾けにくい人は、手のひらを下に向けて、同様の体操をしましょう。首の血流がよくなった気がしませんか? 

「首の後ろの筋肉で、目の動きを補填しているので、この動きが効果的なんです」

骨盤の調整に最も効くのは、お尻歩き!

おうちで毎日の日課にしたい体操も教えていただきました。

「お尻歩きは、骨盤を調整するのにとてもいいです。朝起きた時や、寝る前など暇な時間を使って、やってみるといいでしょう。前後にできるだけ歩けるよう練習してみてください」

意外と疲れるお尻歩き。骨盤の動きをなめらかにし、自律神経の働きを促進してくれます。便秘にもいいそうです。

また、直接的に自律神経に働きかける方法としておすすめなのが、乾布摩擦。

「朝は腰部分、夜は骨盤部分を乾布摩擦します。タオルで、直接肌を50回くらい擦るのが目安です。腰の皮膚は交感神経が反応しやすいので、朝に乾布摩擦することで目がシャキッと覚めます。反対に、骨盤には副交感神経が集中しているため、そこを刺激することで、リラックスして眠りにつけます」

これらの体操を実践すれば、身体の悩みもきっと解消できるはず。ぜひ、試してくださいね。

(中村未来[清談社])