フリーランサー・安藤美冬さんに聞く「すり減らないためのワーク&ライフスタイル」

フリーランサー・安藤美冬さんに聞く「すり減らないためのワーク&ライフスタイル」

仕事は楽しい。でも、ふとココロもカラダも疲れている自分に気づく瞬間があるーー。

どんどん仕事が楽しくなってくる20代後半から30代のウートピ世代だからこそ、毎日の中に「すり減らないための工夫」を取り込んでいきたいもの。

今回はフリーランスとして多ジャンルで活躍する安藤美冬(あんどう・みふゆ)さんに、いつでもクリエイティブな自分でい続けるためのワークライフスタイルを聞きました。

クリエイティブでいるには「ひとり時間」が不可欠

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——安藤さんといえば、2011年に大手出版社から独立されて以来、テレビ番組のコメンテーター、イベントや広告への出演、SNS、大学講師、書籍の出版……とジャンルを問わずとてもアクティブに活動されているイメージでした。でも、最近は少しご自身のワークスタイルを見直しているとか。

安藤美冬さん(以下、安藤):そうなんです。フリーランサーとして30歳で独立してから3年くらいは、全力で走りっぱなしでした。それはそれでとてもたくさん得るものがあったし、精神的にも満たされました。でも、ふと「すり減ってる自分」に気づくことがあって。20代の頃はへっちゃらだった忙しさも、たくさんの人との関わりも、30代も数年過ぎれば、どっと疲れてしまうことを実感したんです。20代と同じ速度で走ってしまったら、息切れしちゃう。人生は長距離走なのだからと、そこからは、クリエイティブな自分をどうキープするかを考えて、ワークスタイルだけでなく、ライフスタイルも見直すようになりました。


——具体的にはどんな工夫をされているんですか?

安藤:例えば、日記をつける、本を読む、長風呂をするというふうに、心を整えるための時間を意識的に持っています。特に日記は1995年、15歳の時に母親から「10年日記」をもらって以来、断続的に続けています。毎日といってもほんの3行くらいしか書かないんですが、深夜11時から1時くらいの、しんとした中でひとり言葉を綴るのは、今の私にとってはすごく大事な時間です。書きながら、「過去の自分」を振り返ったり。結構メンタル面のネガティブな話を書いていたりもするんですが、読み始めると長々と読みふけってしまう夜も(笑)。

——「ひとり時間」がクリエイティブでいるためには欠かせないんですね。

安藤:そうなんです。「ひとり時間」を意識的につくるために1日2、3時間オフライン環境に自分を置くこともあります。2015年から2016年にかけての半年間で、世界一周船「ピースボート」と内閣府主催の国際交流事業「世界青年の船」の2つに乗船する仕事をいただく機会があって、数ヶ月間、オフラインで過ごしたんです。船上だと、ネットがつながらないことがありますから。そうしたら、「1日ってこんなに長いんだ!」って気づいて(笑)。また、強制的にオフライン環境で過ごしたことによって、心がぐっと軽くなることも実感しました。随時接続していると、誰かのSNSでの投稿が目に入って、調子のいい時には気にならなかった周囲の幸せがストレスに感じられることがありますよね。今では、SNSのアプリ自体をスマホ上から削除して、普段は一切見ない、やらないことにしています。


——「ひとり時間」を充実させるために住環境にも工夫されているそうですね。

安藤:そうですね。クリエイティブでいるには、どんな住環境に身を置くかはとても重要だと思うんです。特に私のような、会社に雇われずに自分のスキルで食べていくフリーランスにとっては、自宅は生活の場であり仕事場でもあるので、「リラックス」と「クリエイティブ」の両方の要素が必要になってくるんです。でも、これって、実はフリーの人だけでなくて、会社員をやっている人にも必要なことじゃないかな、って最近感じていて。たとえば、家を選ぶ時には「見晴らし」「風通し」「日当たり」の3点をクリアしていることが必須条件。また、土地の気がいいというか、その街を歩いていると「気持ちがいいな〜」と感じられる場所に住むようにしています。部屋を探している時は、何度もその土地に足を運びますよ。朝、昼、晩と違う時間帯をわざわざ選んで散策したりとか(笑)。

——独立して7年目、安藤さんが「クリエイティブな自分」でいるために、住環境に凝らしている工夫とは? ここから先のお話は来週日曜日(6月18日)にダイソン表参道店にて開催されるトークイベント「わたし時間というラグジュアリー」で詳しく聞かせてください。

安藤:ぜひ。自宅をリラックスできるだけでなく、クリエイティブでいられる空間にするために、住む土地や必須条件以外にも、部屋自体に様々な工夫を凝らしています。イベント当日のトークも楽しみにしています!

※お申し込みにはPeatixへの無料会員登録が必要です。

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イベント概要

【開催日時】
2017年6月18日(日)14:00〜15:30(13:30開場)

【会場】
Dyson Demo フラッグシップ 表参道
東京都港区北青山3-11-7 Ao 1階

【参加費】
お一人様 1,000円
※お子様連れOK/未就学児は無料
※1ドリンク(ノンアルコール)/ノベルティ付き
※協賛のダイソンから当日限定特典あり

【定員】
60名(要予約)

※お申し込みにはPeatixへの無料会員登録が必要です。

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【登壇者】
ゲスト:安藤美冬(あんどう・みふゆ)
フリーランサー、作家、コメンテーター。書籍や連載の執筆、商品企画、広告&イベント出演など幅広く活動中。KLMオランダ航空アンバサダー。TBS系列「情熱大陸」、NHK Eテレ「ニッポンのジレンマ」などメディア出演多数。著書に『ビジネスパーソンのためのセブ英語留学』(東洋経済新報社)『行動力の育て方』などがある。
会員制オンラインコミュニティ《Wonderland》主宰。

MC:鈴木円香(すずき・まどか)
京都大学を卒業後、株式会社 朝日新聞出版、株式会社ダイヤモンド社にてビジネス分野を中心に書籍編集を手がける。2016年3月、ウートピ編集長に就任。現在2歳児のママ。ウートピ人気連載「産むことにメリットって、本当にあるんですか?」コラム執筆。2017年2月よりAbemaTV番組『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』にてレギュラー・コメンテーターを務める。

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