はじめまして。
青海七生(あおうみ・なお)です。七月生まれなので「七生」です。
私も10年ほど会社勤めをしていた時期がありました。小さいときからお料理の先生を夢見て「お料理の先生になりたい」と周囲に公言していたこともあり、ランチにはお弁当を持参、帰宅してからも自炊をするのが常でした。周囲を見渡すと、外食やコンビニで夕飯を済ませる人もいて「簡単にさっと作れるレシピってたくさんあるのにな……」とはがゆい気持ちになることも。疲れていても「作ってみようかな」と思っていただけるようなレシピをお届けします。野菜は、できるだけ1回で使い切れるようにレシピを構成してみました。
どうぞよろしくお願いいたします。
万能ソースが大活躍! 旬の洋梨を添えて
さて、今回お伝えするのは「ステーキのバルサミコソースと洋梨のサラダ」です。
お肉を焼いてアルミに包んで放置している間に(焼いてすぐより、お肉を休ませた方が肉汁やうまみが肉の中に落ち着きます)サラダの準備をして完成。ステーキのソースは醤油、ハチミツ、バルサミコ酢(1:1:1)を煮詰めてでき上がりです。
このソースは、牛肉に限らず、豚肉やチキン、魚介や魚のソテー、野菜のグリルにもとっても合うので応用がききます。サラダは、今が旬の洋梨を使ってみました。洋梨でなくても、柿やリンゴでもおいしくできます。
いつもよりちょっと上質なお肉を用意して、赤ワインを片手にゆったりと過ごしてみるのはいかがでしょうか?
【材料】
牛ステーキ肉……200g
バルサミコ酢……大さじ1
醤油……大さじ1
ハチミツまたは砂糖……大さじ1
タマネギ……1個(8mmの輪切りにしておく)【手順】
1.常温に戻しておいた肉に塩胡椒し(分量外・適量)3分ほど置いておく。
2.フライパンにサラダオイル(適量)を入れ、中火にしタマネギをソテーする。火が通ったらお皿に取り出し、軽く塩をふっておく。
3.1の肉の水気をキッチンペーパーでとる。煙が出るほどしっかりと熱したフライパンにサラダオイルを薄くひき、肉を入れる。
4.肉汁が表面にうっすら浮いてきたら(90秒ほど)、ひっくり返し、裏面も45〜60秒ほど焼き火を消す。肉をアルミで包み5分ほど置いておく。
5.4のフライパンを軽く水洗いしてから、A(バルサミコ酢・醤油・ハチミツ)を入れ弱火にかける。ソースがモコモコと泡立ち始めたら火をごく弱火にし、水分を蒸発させ、とろみを付ける。とろみが付いたら火を消す。余熱でさらに水分を蒸発させてとろみを付ける。
6.肉を薄切りにし、取り出しておいたタマネギと一緒に盛りつける。ソースをかけて完成。
【ポイント】
肉は常温に戻しておくのがおいしく焼くポイント。
ソースが焦げると美味しくないので焦がさないように注意。少しでもとろみが付き始めたら、火を止め余熱でソースを蒸発させること。最後にピンクペッパーをつぶしながら散らすと華やかになる。
【材料】
マッシュルーム……4個
クレソン……1束
洋梨……1個
塩……ふたつまみ
おいしいEXVオリーブオイル……大さじ2【手順】
1.マッシュルームの軸を切り落とす。湿らせたキッチンペーパーで表面をふきキレイにしたらスライスしておく。洗ったクレソンの水気をとり、2cmにカットしておく(硬い茎の部分は切り落としておく)。洋梨は皮をむき、一口大にカットしておく。
2.ボウルに1を入れ、おいしい塩とEXVオリーブオイルを入れよく混ぜ合わせる。
3.お皿にこんもり盛りつけて完成。
【ポイント】
アーモンドなどのナッツ類を砕いていれるとコクが出ておいしい。
ブルーチーズを入れても美味しい。
最後にピンクペッパーをつぶしながら散らすと華やかになる。
洋梨は大きさが異なるので、塩加減は臨機応変に。