DJあおいの「私は仕事ができない。」task222

正直振り回されたくないけど…社内情報は武器になる?【DJあおい】

正直振り回されたくないけど…社内情報は武器になる?【DJあおい】

「あの人がこう言っていたよ」とか「あの人、こういう事情で辞めるらしい」とか、「今度の人事は社長のこういう考えからしいよ」とか、小さいことから大きなことまで社内の情報をいちいち報告してくる人がいます。私はあまり社内のことに興味がないのと、仕事で必要だったら必要なときにしかるべきルートから情報はもたらされると思うので正直迷惑でしかないです。

最近、社内のいろいろなことを決める立場になったので、より一層本当かどうかわからない変な情報に振り回されて偏った決断をしたくないというのもあります。ただ、情報を多く持っていることにこしたことはないと思うので、完全にシャットダウンするのはよくないのかなとも思ったり……。耳に入れておいたほうがいい情報とそうでない情報の区別の仕方というか、スタンスを教えてほしいです。

社内情報は武器になる?

社内政治の情報を頼りに上手く立ち回り立身出世する処世術は古代昭和時代からの伝統芸ですね。

ただ、社内政治に強いというだけで出世をしてしまうと、特異なスキルがあるわけでもなく人材育成に優れているわけでもない、経営能力があるわけでもなく責任を取ってくれるわけでもないという無能な上司になってしまうだけです。

その会社に生涯を捧げるつもりならある程度の社内情報は必要だと思いますが、致命的な弱点がひとつあるんです。

それは、全く転職の武器にはならないということ。

終身雇用の時代なら社内政治の情報が大きな武器になったのかもしれませんが、終身雇用なんてもはや古代の遺跡ですからね。

今やひとつの会社にしがみつく方が人生においてリスクが高く、この広い社会を上手に渡り歩く能力を持っていたほうが安心度は高いのではないでしょうか。

転職スキルを持っていれば会社と心中する必要もないし、自分の能力を高く買ってくれるところへ渡り歩いていけばいいし、経営スキルがあれば起業することだってできますからね。

そのためには汎用性の高い技術を学んでおくこと、そして具体的な成功体験を積んでおくことが最優先であり、社内情報は「必要に応じて」でいいんじゃないですかね。

むしろアンテナを張っておくべきは社内情報ではなく社外情報であり、その情報を頼りにあらゆるところにパイプをつないでおくほうがお利口です。

転職を前提とした働き方のススメ

入社した瞬間からもう転職活動を開始すること、転職を前提とした働き方がこれからの時代には求められるのではないでしょうか。

常に転職を意識して働いていると、仕事のお悩みナンバーワンである「人間関係によるストレス」も軽減されるという特典もついてきます。

いずれぶった斬ることになる人間関係なんてそれほど頭を悩ませる必要もありませんからね。

心身ともに身軽に仕事ができて、よどみなく能力を向上させることに集中でき、そして不思議なことにその方が人間関係もうまくいくという副反応もあります。

社内に執着して外界を見失わないように、ぜひ転職を前提とした働き方に終始してください

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