女子と性欲座談会 第1回

「どうして出張ホストと会うの?」働き女子に聞いてみた

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「どうして出張ホストと会うの?」働き女子に聞いてみた

女性にも性欲があるのに、セックスは恋人や夫とするもの、結婚を前提としたいわゆる“マジメなお付き合い”の延長にあるものだと思い込みがちです。でも、サクッとセックスしたいときってありますよね。

特定の相手がいなくても、女性用の出張ホスト*や性的マッサージのようなサービスもあるので、ラブとセックスを切り離して考えることもできるはずです。

*女性を顧客としたサービス。デリバリーホスト、レンタル彼氏、恋人(彼氏)代行と呼ばれることもある。サービス内容は、デートに付き合ったり、性的なサービスまで(参考資料:『男娼』(光文社))

でも、チャレンジするのはちょっと気が引ける……そんな方のために、ウートピでは経験者を交えて座談会を開きました。

どうして性的なサービスを利用しようと思ったのか、どうやってそのサービスを探したのか、利用してみた感想、パートナーとのセックスとは何が違うのか、出張ホストの経験を友達に話せるか、などいろいろ聞きました。

<座談会参加者>
小山さん(仮名):メーカー勤務/29歳/未婚/レズビアン風俗・出張ホスト
安藤さん(仮名):メーカー勤務/34歳/未婚/出張マッサージ
佐々木さん(仮名):出版社勤務/36歳/既婚/女性向け性的サービスに興味あり

自分の性癖に向き合ってみた

——今日は性的なサービスを利用した経験がある2人と、興味があるけど未経験という佐々木さん、計3人に集まってもらいました。小山さんは出張ホストだけでなく、レズビアン風俗の経験者でもあるとか。

小山:そうです。初めて行ったのは今年のはじめかな。私、小学生のときに同性の女の子に「ちょっといいな」って感情を持ったことがあって。

安藤:恋心?

小山:はい、近かったと思います。でも、それを本人に伝えたら友情関係が壊れるかもしれないから、怖くて伝えられなかった。その後もモヤモヤと「女性でもいいんじゃないか」っていう思いがずっとあって、自分の性的指向を探るという意味を込めて、レズ風俗に行ってみたんです。

佐々木:自分の性癖を探す旅の一環だったんですね。自分の性癖がわからいまま人生を終える人も多いですし、いろいろチャレンジして見つけてみたいところではありますよね。で、どうやってリサーチしたんですか? ネット?

小山:知り合いからおすすめの店舗を教えてもらって。

佐々木:先駆者がいたんだ! 心強い。

小山:そうなんですよ! それでその店舗のウェブサイトを見たら、すごくかわいい子だらけで。だからその店舗にしようと決めたんですが、どの子にお願いするかは相当迷いましたね。(料金が)安くはないですし、絶対後悔したくないし。顔がタイプな子がいたので、プロフィールをじっくり見て、ツイッターのつぶやきとかも追ってみて、1ヵ月くらい迷ってその子に決めました。

——ツイッターで見ていたのはどんな部分ですか?

小山:話が合いそうかとか、仕事に対する姿勢とか。その子がすごくよかったのは、お客さんを大事にしている気持ちがつぶやきから伝わってきたから。「私はきっとお客様の笑顔が好きでこの仕事してるんだろうな」とか。

佐々木:サイトでの顔出しあり、ツイッターアカウントありって、結構普通なんですか?

小山:いや、顔出しはあまりないですね。ツイッターアカウントもあったりなかったり。でも、お客さんの感想・口コミを掲載しているところは多いので、それをチェックしているっていう人もいます。私は顔とプロフィールだけで選ぶのは嫌で、やっぱり内面というかフィーリングが合う子がいいので、けっこう熱心に調べました(笑)。

スポーツ的にセックスを楽しめる人もいますけど、わたしはもろに感情入っちゃうタイプ。やっぱり好きって思える人としたいんです。だから、好きになれそうな子を選ぶほうが、私にとってはいいセックスができそうな気がしました。

突然「セックスしないと死んじゃう!」と思って…

——安藤さんは出張マッサージを利用したそうですね。

安藤:はい。私が利用したサイトは顔にモザイクがかかってました。だから服装や体格を見て、過去の男性とか周りにいる男性とかと比べてみて、この体格だとだいたいこんな感じの顔だよねとプロファイリングして(笑)、その中で一番アタリって感じではないけど、すごくハズレではなさそうという子にしました。小山さんとは違って、内面とかは考えないで、その日のうちに決めて予約までしました。

佐々木:え、けっこう賭けですね。

安藤:とにかくシたかったので(笑) 仕事でストレスが限界を超えそうだったんです。突然、ものすごい性欲に襲われて。「セックスしないと死んじゃう!」みたいな。

一同:そんなに!?

安藤:1年くらい特定のパートナーはいなかったし、セックスレス夫婦を描いたマンガの『1122』(講談社)とかノンフィクションの『男娼』とかを読んで出張ホストというサービスがあることは知っていたので、仕事の帰りの電車で検索してすぐ予約したんです。

指名したのは26歳の男性。私、今まで年上は60代までしたことがあったんですが、年下とはしたことがなくて。同級生以下は「男じゃなくて男子」みたいな気持ちがあったんでしょうね。だから、こんなときじゃないと年下に抱かれることは一生ないかもしれないと思って、冒険のつもりでエイっと予約ボタンを押しました。

佐々木:冒険ですよね! 私も『1122』を読んでいるんですが、主人公の中のもうひとりの自分が、日常の延長線上で「指先一本分だけ」背中を押すシーンがあって。この「指先一本分」がなかなか進みだせない人が多いと思います。私含めて。

プロにだったら何でも言えると思ったけど

——パートナーとセックスするのと違いはありましたか?

安藤:私、セックスのときにパートナーに「こうしてほしい」って言えないんです。

佐々木:わかる。でも男性ってけっこうすぐ言えますよね、「フェラして」とか。「ちょっと醤油とって」くらいの感じで言う。

安藤:あれ不思議ですよね。逆に女性は「クンニして」ってなかなか言えないと思うんです。私もそう。でも、プロ相手ならリクエストできるかもしれないと思って。

小山:お金を払うからこそですよね。普通のセックスだと、指疲れてないかなとか、早く入れたいのに我慢させてちゃってるかなとか考えてしまいますけど、お金を払ってサービスを受けているというだけでその邪念が取り払えると思います。

安藤:今、自分の喘ぎ声ヘンじゃなかったかなとか、そういう邪念も。

小山:そうそう! ほかにも、ここで舐めたほうがいいかな、次の体位はこれでいいかなとか気になって。

佐々木:自分で演出家と監督と女優を全部やっている女性って多そうですよね(笑)。

小山:ほんとそれ。でも、お金を払えばその必要がなくなって、サービスの受け手側でいられるんです。もちろん、「お金を払ってまでやりたいなんて、(女として)終わってる」と考える人もいると思います(苦笑)。好きな人やパートナーと一対一で愛し合ってその人とセックスするという固定観念があって、それができない人が「お金を払ってまでやってる」という考え方。

佐々木:パートナーとできないことをプロ相手にするというのは、家庭では食べられないプロの料理を食べに行くようなものだと思うんですけどね……。

私この先ずっとセックスしない人生なの?

——佐々木さんは性的サービスを利用したいと考えてる最中なんですよね。きっかけは?

佐々木:3年間くらい夫とセックスレスでして。婚姻関係を結んでいる人としかセックスが成り立たないとしたら、私、この先ずっとセックスしない人生なんだ……とすさまじい絶望感があったんですよ。その頃、『1122』を読んで、主人公の女性が「性欲はアウトソーシングすればいい」みたいなことを言っていたので、そんな考え方もあるんだなと感銘を受けたんです。実際に行動に移さなくても、その考え方を知れただけで、なんかパーッと開けた感じがしました。閉塞感に風穴が空いた感じというか。

安藤:今後一生セックスしないかもと思うのはすごくすごくつらいですよね。こういう逃げ道があると思うだけで、心の持ちようが全然違うと思います。

佐々木:重要なのはあくまで「サービス」であるという点ですよね。浮気とか不倫だと罪悪感がありますけど、お金を払って割り切ってできるってすごくいい。家でろくにご飯食べられなくても、外食できると思えば心が軽くなる!

罪悪感はなかった?

——今回、座談会でみなさんに来てもらいましたが、そもそも性欲があるとか、こんなサービスを利用したって、友達同士で話すことはありますか?

安藤:私の場合、佐々木さんに「出張ホストが気になってるんです」と言ったら「私も」という返事がきて、そんな奇遇な感じで話せたんですけど。

佐々木:実際に出張ホストを利用した帰りに「体験してきました! 今!」って速攻でメッセきましたよね(笑)。ほかの女友達からも出張ホスト行ってきたという話を聞いたばかりだったので、「私の友達に何が起きてるんだ?」とビビりましたよ。

安藤:その方は既婚者?

佐々木:そうそう、乳幼児を育てている既婚者。子育てにドン詰まっていて、そのストレス解消に。本人は「子ども預けて出張ホストとか終わってるよね」とか言ってましたけど、ドン詰まって取返しがつかなくなる前に自分のお金と行動でリスク回避したんだからいいんじゃないのって話をしました。

小山:既婚者の方だと、夫に「出張ホストは嫌だけど、レズビアン風俗ならいい」って言われたって人もいましたよ。夫的には、男性だと自分の敵になるけど、女性なら自分の敵にならないと考えているのかもしれない。

安藤:「夫よりよかった」とか比べられたくないからでしょうかね。自分より雄として優れている相手だったら嫌だ、みたいな。でも、レズビアン風俗に目覚めてしまって、もう二度と夫を相手にしなくなるかもしれないという危機感はないんでしょうか。

小山:実際、そういう人もいるみたいですよ。

佐々木:そうなんですか? でも、目覚めたとしたら本人的には本望ですよね。一生のうちに自分の性癖を見つけられる人ってごくごく少数だと思うんですよ。場数を踏んだ人か、ピンポイントで狙って「ああこれ違ったわ」とトライアンドエラーを繰り返した人か。

小山:性癖探すって、マッサージで気持ちいいところを探すみたいなことですよね。マッサージ受けるとき、自分の気持ちいいポイントを知っていたほうが絶対いいじゃないですか。それと同じだと思うんですけどね。

(ウートピ編集部)

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