世界中の女性を魅了する美しくて気高いヨーロッパのランジェリー。そう聞いて、頭に思い浮かぶのはフランスやイタリアのブランドかと思います。もちろん、それは私も同感なのですが、ランジェリーショッピングを存分に楽しむなら、ぜひ、ロンドンに行っていただきたいと思います。
ヨーロッパ中の下着がそろうロンドン
「LA PERLA」「AUBADE」 「HANRO」といった有名ブランドの路面店もありますし、「SELFRIDGES」をはじめとする百貨店はどこも個性があって、それぞれ扱うブランドも異なるので見応え十分。さらに、アメリカの「VICTORIA’S SECRET」「URBAN OUTFITTERS」、イタリアの「INTIMISSIMI」「TEZENIS」、スウェーデンの「H&M」「&OTHER STORIES」、アイルランドの「PRIMARK」、そしてイギリスの「TOP SHOP」、「ANN SUMMERS」「BOUX AVENUE」と手頃な価格でオシャレな下着が買えるランジェリーチェーンやファッションチェーンが大集合。下着好きの方に圧倒的な人気を誇る「AGENT PROVOCATEUR」もロンドン発のブランドです。これだけのブランドがそろうのは、世界のファッション都市でも、ロンドンだけと言えるでしょう。
トレンドのブラレットも…
ただ、観光の合間に下着のお買い物となると、これらの店をすべて回るわけには行きません。そこで、オススメなのが、あらゆるアイテムとサイズがそろう「MARKS&SPENCER(以下、M&S)」。M&Sは下着や服の他に食品やインテリアもそろえる高級スーパーといった雰囲気。ここでしか買えないオリジナルブランドのみ販売しているのが特徴です。ロンドンの街を歩いていると、いたるとろでM&Sの看板を見ますが、下着を買うなら旗艦店であるMable Arch店(458 Oxford Street)が品揃えも豊富。では、店内をご紹介しましょう。
ショーツもあらゆる形や柄、素材が単品で並び、5枚1組のパック入りなどもあります。
M&Sが得意とするシェイプウェアのコーナー。全身をすっきり整えるブラスリップや、くびれウエストをつくるハイウエストガードルなどがそろいます。
ヨーロッパでは大人気の兆しを見せるブラレットも、すでにコーナーを設けています。ベーシックな商品から、このようなトレンドアイテムまで揃うところが、M&S最大の魅力です。
モデルのロージー・ハンティントン・ホワイトリーとのコラボブランド「Rosie for Autograph」も人気。このハイネックブラもいち早くトレンドを取り入れた商品です。
こちらは、M&Sの2017年春夏コレクションの一部。手頃な価格でオシャレ、そんなアイテムがそろいます。
ロージー・ハンティントン・ホワイトリーとは、アスレジャーブランド「Rosie for Autograph Active」もコラボしており、入り口横のメイン売場に置かれています。
イメージビジュアルでは、ロージー自身がモデルに。健康的でタフな美しさは、今の時代を象徴しているようです。
下着は必ず試着して!
ところで、海外で下着を買うときに一番不安なのは、サイズ選びかと思います。イギリスのブラジャーの場合、アンダー32が日本サイズの70、34は日本サイズの75に相当します。フランスの場合、アンダー85が日本サイズの70、90は日本サイズ75に相当します。カップサイズは、同じBカップでも日本よりやや大きめと考えたほうがよいかもしれません。ショーツはS・M・L表記されていますが、同じMでも日本より大きいので、ワンサイズ落として(日本でMならSを)選んだほうが合いやすいでしょう。
せっかくのショッピングですから、帰国して着けてみたら合わなかった……では残念。これは、日本で下着を買う時も同じですが、面倒がらずに試着してみるのが最大の失敗防止策。旅先で買ったランジェリーが、大切な思い出のひとつになることを願っています。