Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2019 リポート

ブルゾンちえみ、悪口を言ってくる人には「人間1回目だと思う」

ブルゾンちえみ、悪口を言ってくる人には「人間1回目だと思う」

今年で4回目を迎える「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2019」の授賞式・記者会見が12月19日、六本木ヒルズクラブ(東京都港区)で開催されました。世界的な経済誌『Forbes』の日本版『Forbes JAPAN』(リンクタイズ発行)と女性向けのライフキャリア支援サービスを展開するLibの共催で、“真の女性活躍”の推進に貢献した個人と企業を称賛する賞です。

授賞式にはスペシャルゲストとして、タレントのブルゾンちえみさんが登場。本年のテーマ、「自ら道を切り拓き活躍している女性=セルフメイドウーマン」にちなんだトークを行いました。会場で行われたトーク内容と、個別取材の様子を編集してお届けします。

ブルゾンちえみさん

ブルゾンちえみさん

心の声に従うことを大切にしてきた

——「35億」この一言で一世を風靡(ふうび)し、今では芸人のみならず、女優やリポーターとしても活躍しているブルゾンさん。「セルフメイドウーマン」になるために意識してきたことや秘訣はありますか?

ブルゾンちえみさん(以下、ブルゾン):今日はありがとうございます。『Forbes JAPAN』は毎号購読しているのでこの場にいることがとても嬉しく、2019年で一番緊張しているかもしれません(笑)。

私は、芸人を目指す前から自分の心がどう思うかを一番大切にしてきました。(英王室の故)ダイアナ妃の「Only do what your heart tells you」という言葉が好きで、「自分の心が語りかけることだけをしなさい」という意味です。いつもこの言葉を思い出すようにしていますね。

——ブルゾンさんといえば「本能で生きてる?」というセリフも印象的です。

ブルゾン:いろんな悩み相談を受けるとき、私がまず問うのが「本能で生きてる?」なのですが、案外本人がいちばんわかっているんですよね。「本当はこう言ってもらいたい」と思いながら相談しているんです。それは私自身が悩むときも同じなので、本能で生きられるように舵を切れていけたらいいなといつも思っています。

SNSでは100%嘘のない自分でいたい

——ブルゾンさんにとって、本能で生きるとは具体的にどんなことでしょう?

ブルゾン:SNSというツールを大切にしています。そこは誰にも編集されない、ありのままの私が100%。一文字違わずに、私自身を伝えられるという意味では、嘘がないことを伝えられる唯一のツール。なので「これをSNSに載せてください」と頼まれても、本当に私が載せる必要があるのかとか、私が本当にいいと思っているかよく検討します。

たかがSNSだと思われるかもしれませんが、今の時代ユーザーにとっては重要なツール。私はそこに嘘がないようにしたいと真剣に向き合っているんです。

——とはいえ、立場やしがらみがあって本能のままで生きられない人も多いと思います。ブルゾンさんはそのあたり、どのようにバランスをとっていますか?

ブルゾン:確かに難しいことだと思います。でも、自分の人生という意味では、たとえ他人にとってわがまま・生意気だと思われても決断することも必要。勇気を出して決断すると意外と、周りが合わせてくれたり、自分が心配していたほどの被害は出なかったり、最終的にはなんとかなっていることも多いのではないでしょうか。

同じグチは言わない

——芸能界でブレークしたのは、ご自身は何が成功のきっかけだったとお考えになりますか?

ブルゾン:行動したことと、同じグチを言わないことでしょうか。「東京に行きたいなー」とか「歌手になりたいなー」と思うだけで動かない人も結構いると思うんです。願うことは自由ですが「去年もそれ言ってなかった?」という人を見ると、自分はそうなりたくないなと思うんです。私の場合、何か悩みがあるのなら、その悩みを解決するためにどんなことができるかリストアップして、全部やると思います。

ブレークできたのは運の要素もあると思っているので、偉そうに「これが成功の鍵です」とは言えないのですが、いま振り返ると、そのときにできることは全てやってきたと思いますね。

——その中でも最も大きな決断は何だったのでしょうか?

ブルゾン:そうですね……。大学を辞めたことはターニングポイントになったと思います。大学に入るまでは、一般的なレールに沿って「世間的にこうだから、こうしよう」という感じで。でも、大学生活でそれじゃダメだと心がザワザワし始めて。退学したからには心から望んでいることをやるしかないと思うようになりました。

理不尽な言葉を投げかけられたら…

——今回の授賞式のテーマは「セルフメイドウーマン」。ブルゾンさんから見て、今年「自分で道を切り拓いた」と思う女性は?

ブルゾン:今年に限らないし、一人には絞りきれないのですが、渡辺直美さん、ローラさん、水原希子さんの活動を見ていると、芸能人の中でも自分の働きやすい形に徐々にシフトしているなと感じます。時代と自分の心が寄り添う形を実現しようとしているな、と。

私の中では、肩書きというのは正直なところなんでもよくて。これは芸人の活動だ/そうじゃないというのはどうぞご自由にという感じなんです。いろんなことを掛け持って、なんて呼べばいいかわからない職業が増えている中で、何か一つの型に当てはまることが正解なのだろうかと思うんです。

——社会の中では正直「あー、女に生まれてよかった!」と思えない場面も多くあります。もし「女だから」とか「女のくせに」など理不尽な言葉を投げかけられたら、ブルゾンさんはどのように抵抗しますか?

ブルゾン:私の場合、表では何か言い返したりとかはしないのですが、心の中で「私は私だから」と思いますね。「女だから」とか「女のくせに」と言われたとしても、全く攻撃になっていないから。何の根拠もないし、具体的に才能を否定されているわけでもない。ただの悪口じゃないですか。だから、心の中で「この人は人間になったばっかりなんだろうな。前世は人間じゃなかったのかもしれないな」と思って心を和らげています。

——2020年の抱負は?

ブルゾン:2020年、私は30歳になります。若いわけでも、大人として全てをわかっているわけでもない、ちょうど中間の世代だからできることがあると思うし、自分にも「本能で生きてる」って胸を張って言えるような活動をしていきたいです。(休業や芸人を辞めるわけではないけれど)たとえば、小学生の頃に高い関心をもっていた、環境問題や、動物の絶滅問題、子どもの教育に対して、エンターテインメント業界にいる自分だからできることがあるのではないかと。どうしたら自分が力になれるのだろうと考えながら活動していけたらと思っています。

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