DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」51回目のボヤきは「コンプレックスをぶつけないで…」です。
【今週のボヤき】
いわゆる「いい大学」をでました。仕事で学歴は関係なく、いかにいい仕事をできるかだとは思っているのですが、知り合いや会社の人と会話をしている時に「私はバカだから」「私は学歴もないので」とコンプレックスをぶつけられることが時々あります。私に言われてもなーという感じです。そういう人に限って会話の節々でマウンティングをしてくるので、よっぽど自信がないんだなと可哀想に思います。
劣等感やコンプレックスを持っているのは勝手なのですが、それを他人にぶつけないでと思ってしまいます。正直気を使うし、それって「ブスだから恋愛できません」と言っているのと同じことじゃないの?と。
女性はコンプレックスの塊だから…
人というのは自分のよいところはわからないくせに、自分の悪いところはよく知っているもので、誰もが自分の悪いところは極力隠しながら生きているものなんですよね。
まわりを見渡してみても人は自分の弱点を晒(さら)して生きてはいないので、まるで自分ばかりがコンプレックスに苛(さいな)まれたような気分になり「私ばかりが、、、」と世の中から取り残されたように孤独感に襲われてしまうわけです。
自分の悪いところを投影するのは鏡に映る自分自身、どんなに恵まれた容姿を持っていても悪いところを投影してしまえば醜く見えるもの、特に女性は自分自身の姿に自信を持てないのはそういうわけです。
女性はどんなに立派な経歴を持っていても、どんなに綺麗な容姿をしていてもコンプレックスの塊なんですよ。
コンプレックスの塊ゆえに女性は「自信」というものを過剰に欲しがるわけですが、はっきり言って「自信」なんて幻想です、そんなものはどこを探してもありません。
学歴さえあれば自信が持てると思って一生懸命勉強していい学校に入っても自信なんてつきませんよ。
仕事を頑張っても容姿を綺麗に整えても自信なんてつきませんよ。
上には上がいるのが世の常であり、上を目指せばキリがないんです。
上を目指している限り自分自身はいつも一番下っ端であり、向上心がある人ほど謙虚なのはそういうわけですね。
どうしても「自信」が欲しいのなら…
どうしても自信というものが欲しければ下を見るしかないんですよ。
上を見れば自分は一番下っ端でも、下を見れば自分が一番てっぺんですからね。
その人よりも優っていることを材料にマウントをすれば相対的に自分に自信が持てるのでしょう。
ブスばかり見ていれば自分が一番美人になった気分でいられるということ、自身のコンプレックスに負けてしまった者が「自信」という幻想に囚われて他者を見下すということです。
自分のコンプレックスとの戦いに敗れた女が他者をマウントするんですよ。
下を見下して自信を持ったら女は終わり、そこがその人の限界ってこと。
「かわいそう」と不憫に思ってあげるくらいで正解だと思いますよ。
救ってあげる義理もないなら同情だけして置いていきましょう。