欠勤連絡はLINEで。もしかして私、社会人失格?

欠勤連絡はLINEで。もしかして私、社会人失格?

新人時代に叩き込まれたビジネスマナーも、価値観や時代の変化によってはマッチしなくなってくることも。社会人経験がそれなりに長くなってきたアラサー世代は、どう適応しているのでしょうか? 「上司や先輩に教わったことをスルーしていいのかな?」と迷いながらも、自分なりの判断でアップデートしたビジネスマナーについて、聞いてみました。

社内のやりとりを丁寧にするのをやめた

(33歳 プランナー)

社内のコミュニケーションツールがメールからチャットに移行したタイミングで「お疲れ様です。◯◯です」等、過剰に丁寧なやりとりをすべてやめました。角が立たないよう「文言作成も時間のコストがかかるので、それよりも早く仕事ができるほうがいいと思います」とし、周囲に共有しています。

その他も「メールのCCは、社内の人間も役職順に並べる」「メールやFAX後には送信した旨を電話で連絡」などなど、非効率な文化はできるだけやめました。

多くの人が関わる仕事だけに、できるだけ早くパスを回すほうが周囲にとっても助かること。「丁寧にやらなきゃ」と構えてしまうことにより、仕事を寝かせるのが一番まずい。できるだけ、簡略・効率化できるように意識しています。

ポイントは、「廃止・簡略化した意図をしっかり伝える」こと。きちんと言わないと、「あいつ仕事が雑だな」という印象を与えかねません。ちなみに、社外の方にはこれまで通りに接しています。

下座・上座を遵守するのをやめた

(34歳 / 営業)

先輩や上司からは、上座・下座を意識するように教育されてきました。これまでずっと守ってきましたが、タクシーでは、支払いが楽な座席を選ぶようにしています。エレベーター内での立ち位置も、混み具合によって臨機応変に。

営業・会食は別ですが、大人数が集まる社内の飲み会では、「早くついた人から奥に座った方がスムーズ」と考えて、率先して上座につめるようにしています。

とはいえ、大きい会社だと、「ビジネスマナー通りに扱ってくれない=尊敬されていない!」と捉える方がいるから、バランスは難しいですね。

相手や取引先によってビジネスマナー使い分け

(32歳 / 営業)

新卒時代から、大手企業の年配の方とお取引をすることが多く、ビジネスマナーを叩き込まれてきました。でも、転職後、IT企業やスタートアップへの営業を担当するようになってからは、求められるものがまったく変わったと感じています。

連絡はビジネスチャットのほうがいいし、不必要な電話は厳禁。名刺交換したらすぐ相手からFacebookの友達申請がくることも。最初は驚きましたが、カジュアル・効率的なやりとりが求められる企業も多いです。私も、相手や取引先によって、マナーを使い分けるようにしています。

上司と一緒のときや、相手が年配のときは、従来のビジネスルール遵守します。「こいつ、わかってないな」と思われると、自分が損するので。

欠勤連絡はLINEで

(34歳 / アパレル)

アパレル販売は、売り場を最小人数で回しています。緊急の休みは、できるだけ避けたい。マネージャーとしても、「急な体調不良は、すぐ電話連絡を」と、教育してきました。

でも、本当の繁忙期って、電話もとれないんです。着信だけでは、何の連絡かわかりません。留守番サービスに吹き込まれても、接客業だとすぐ聞くことができません。

「なら、最初から状況連絡と謝罪をLINEでもらったほうがいいんじゃない?」と感じ、店舗スタッフの連絡はすべてLINEに統一しました。

私自身「LINEで欠勤連絡なんて失礼!」という意識で育てられてきたので、最初は悩みましたが、どんなに気をつけていても、インフルエンザにかかってしまうのは仕方ないこと。できるだけ気軽に連絡・相談しやすい仕組みを重視するようになりました。

頑なではなく、柔軟に

仕事において礼儀礼節は大事。でも、それが仕事の効率を下げてしまうなら、考えものです。

今回、取材調査にご協力いただいたみなさんは、それぞれが心地良く働けるよう、バランスをとっているようです。

環境にマッチしないビジネスマナーは、定期的に手放してみてもいいかもしれませんね。

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