「クリスマスだけど、パーティーを楽しむ時間なんてない……」という方に、サンタクロースの本場・北欧から「スパイス入りホットワイン」のレシピをプレゼント。スパイシーでちょっぴり甘いホットワインを飲んで、寒いクリスマスの夜にほっと一息入れましょう。
クリスマスの特別な飲みもの
北欧ではクリスマスシーズンになると必ず飲まれるスパイス入りのホットワイン「グロッグ*」。寒い国ならではの知恵が詰まったこのドリンクは、カラダを温める薬として飲まれはじめたのが起源なのだとか。昔は寒い期間に飲まれていたホットワインですが、現在ではクリスマス時期の限定として、特別な飲みものになっています。
国や家庭によって作り方や材料に多少の違いはあるものの、レーズンとアーモンドを入れて飲むのが北欧流。ワインの味がしみ込んだレーズンとアーモンドは一緒にいただきます。自分用に作る場合は、直接グラスに入れてホットワインを注ぎますが、友人を招いてのアドベント**を祝うパーティーでは小皿に盛ってサーブし、各自が好きなだけホットワインにレーズンやアーモンドをプラス。
北欧のクリスマスは、長く続く寒くて暗い冬の期間に温かい光を灯してくれる一大イベント。落ち込み気味だった気分を盛り上げてくれます。少々忙しくても、本場・北欧のクリスマスシーズンに欠かせないホットワインで、クリスマス気分を味わいましょう。
*グロッグ……デンマークとノルウェーは「Gløgg」、スウェーデンは「Glögg」、フィンランドは「Glögi(グロッギ)」。
**アドベント……クリスマスまでの約4週間。クリスマスの準備を行なう期間。
材料
赤ワイン……500ml
(スパイス)
クローブ……2個
カルダモン……3粒分のシード
シナモンステック……1本
生姜……1cm(約5g)
スターアニス(八角)……1個
オレンジの皮……5cm(約3g)
きび砂糖……60g
レーズン……適当
アーモンド……適当
作り方
【1】鍋にスパイス類と赤ワイン入れ、一晩置いておく(スパイシーさは減るけど、一晩置かずに【2】に進んでもOK)。
【2】【1】にきび砂糖を入れて火にかけ、沸騰しないよう弱火で温める。
【3】【2】をザルでこしながらポットに注ぐ。
【4】【3】をカップに注ぎ、好みでレーズンとアーモンドを入れる。
※スパイスは足したり、引いたり、変えたりして、好みの味に。
※ワインを沸騰させるとアルコールが蒸発してしまうので、弱火でゆっくりと温める。
はい、できあがり。
(塚本佳子)