フケが増えたのはなぜ? 美髪プロが教える冬のヘアケア5つ

フケが増えたのはなぜ? 美髪プロが教える冬のヘアケア5つ

冬は髪から落ちるフケが増えるように思い、衣類に付着していないかが気になります。目立つのでセルフケアをしたいものの、具体的な方法がわかりません。そこで、美容師で美髪ケアを追求する三谷遥さんに、フケの原因と対策方法を聞いてみました。

冬のフケは頭皮が乾燥している乾性フケ

三谷さんはまず、頭皮にフケが生じる原因についてこう話します。

「フケは頭皮の古い角質がはがれたものです。ヒトの皮膚(ふ)は新陳代謝によって、古い角質が表皮の奥から押し出されてきます。健康な頭皮の場合はそれがあかのように小さく、目立つことなく洗髪時に取り除かれます。これは約1か月周期でくり返されます。

しかし何らかの原因によって、正常でない頭皮は早い周期で角質がはがれ、フケとなって大量に発生することがあります」

何らかの原因とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
「フケには『脂性フケ』と『乾性フケ』の2種類があります。脂性フケは黄色っぽくベタベタとしたフケで、皮脂の過剰分泌やシャンプー、トリートメントのすすぎ残しなどが原因です。

一方、乾性フケは白くパラパラとしたフケで、頭皮の乾燥や過剰な洗髪によって生じます。冬のフケは乾燥が原因であることがほとんどで、乾性フケの状態です。冬は空気が乾燥していて、角質同士をくっつける物質が減少します。それで角質がはがれやすくなるのです。

また、頭皮の水分が蒸発して乾燥すると、さらに角質がはがれる周期が早まってフケが発生します。そのうえに、乾燥でかゆくなってかきむしると、よりフケが増えるという悪循環になります」

洗髪、ドライヤー、保湿、マッサージでフケ対策

ここで三谷さんは、冬のフケのケアと予防する方法について次のように挙げます。

(1)乾燥肌向けのシャンプーを選ぶ
洗浄力が高いシャンプーの場合、頭皮に必要な皮脂や水分まで洗い流して乾燥をまねきます。乾燥肌や敏感肌の人に向く「アミノ酸系」のシャンプーを使用しましょう。アミノ酸系シャンプーはパッケージに「アミノ酸成分を含みます」、「アミノ酸系」などの記述、また成分表の先頭から5番目以内に「ココイル〇〇」、「ラウロイル〇〇」、「〇〇メチルアラニン」などの表記があります。

(2)過剰な洗髪を避ける
フケが発生すると、汚れを落とそうとして頭皮をゴシゴシと洗いたくなります。しかしそうすると頭皮を傷つけて傷口から雑菌が入り、さらにフケが発生します。頭皮に必要な皮脂や水分も洗い流すのでバリア機能が弱まり、乾燥もまねくことになります。洗い過ぎはダメージになるので避けましょう。

シャンプーは1日1回までで、頭皮は指の腹でそっと、リンゴやモモなどのフルーツを洗うイメージで行ってください。そして、シャンプー前の予洗いや、シャンプー後のすすぎを念入りにしましょう。

(3)ドライヤーは頭から離す
髪を乾かさずに放置しておくと、カビや雑菌が繁殖してフケの原因になるためドライヤーで乾かす必要があります。ただし、乾かしかたにコツがあります。

洗髪後はタオルで髪をはさんでぽんぽんとたたき、水分を吸収してから頭全体をタオルで包みます。1~2分置いたのち、洗い流さないトリートメントかヘアオイルを毛先になじませて、ドライヤーで乾かします。ドライヤーの風は頭から20センチほどは離し、1か所に長く集中せずに頭部全体にまんべんなく行き渡らせましょう。7割ほど乾いたら冷風に切り替えて仕上げます。

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(4)頭皮の保湿をする
頭皮の乾燥が気になる場合は、頭皮用の化粧水を使用する方法もあります。ドライヤー前に、頭皮全体にもみ込むように浸透させます。乾燥が気になった際や外出前につけるのもよいでしょう。

(5)頭皮マッサージをする
頭皮の血流を促す頭皮マッサージをして、健康な状態に保ちましょう。頭皮が白い場合は乾燥していて角質がはがれてきているサインです。指の腹で軽く指圧してほぐしましょう。

頭皮マッサージの方法については、下記の記事も参考にしてください。
「美髪の秘訣は頭皮マッサージ! 美髪プロが教えるセルフケア法」

聞き手によるまとめ

フケのタイプには脂性と乾性の2種類があり、冬のフケは乾性フケだということ、それはおもに頭皮の乾燥が原因で発生するということです。それを防ぐためには、アミノ酸系シャンプーを選び、洗い過ぎない、乾かし過ぎないこと、保湿や血流を促す頭皮マッサージをするなどでして、日常的にフケケアを実践していきたいものです。

(構成・取材・文 藤原 椋/ユンブル)

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