洗い流さないトリートメントとの違いは? ヘアオイルの種類と使い方【美髪プロが教える】

洗い流さないトリートメントとの違いは? ヘアオイルの種類と使い方【美髪プロが教える】

ヘアオイルが流行しているようで、広告などを頻繁に目にします。ドラッグストアに買いに行くとシャンプーなみに種類が多く、どれを使えばよいのか、いつどのタイミングでつければよいのか、果たして自分の方法は適切なのか…よくわかりません。

そこで、美容師で美髪のためのケアを追求する三谷遥さんに、ヘアオイルの使い方について詳しく尋ねてみました。

ヘアオイルと洗い流さないトリートメントの違いは?

はじめに三谷さんは、ヘアオイルの役割について次のように説明をします。

「ヘアオイルには、まとまりにくい髪をまとめる、うねりを抑える、熱や摩擦から髪を守る、乾燥を防いで保湿する、ツヤを与えるなどの働きがあります。

また、静電気や紫外線からキューティクルを守り、傷つけないようにして、ダメージの進行を抑えます

メリットが多いようですが、「洗い流さないトリートメント」とは何がどう違うのでしょうか。

「洗い流さないトリートメントには、ダメージを補修する役割があります。一方、ヘアオイルは、おもに保湿をすることで、ダメージがそれ以上進むのを防いだうえで光沢を出します。

ダメージがひどいときは、髪がケガをしているとイメージして、洗い流さないトリートメントをつけてからヘアオイルを適量つけるとよいでしょう。

ケガ=ダメージが改善されるにしたがって、状況に応じてどちらかを使いましょう」と三谷さん。

頭皮の乾燥には植物性、ダメージケアには鉱物性を

次に三谷さんは、ヘアオイルを選ぶにあたって、その種類についてこう説明を続けます。

「ヘアオイルには、植物性や鉱物性があります。植物性オイルは、椿オイルやオリーブオイル、アルガンオイル、ホホバオイルなどの天然成分を原料として作られています。刺激が少なく、髪だけではなく頭皮の乾燥、敏感肌が気になる人、頭皮マッサージにも利用できるので、毛髪と頭皮を同時にケアしたい人に向きます。

鉱物性オイルは、石油を原料として作られていて、鉱物油(ミネラルオイル)とも言われています。シリコンを配合しているタイプが多く、毛髪の表面をコーティングするため、ダメージを受けた髪をなめらかにして、指どおりを良くします。パーマやカラーを頻繁にする人や髪のダメージが気になる人に向きます。

ほかに馬油やスクワランオイルなどの動物性オイルもあり、保湿力が高いことで知られています。アイテムとしてはほかに比べて少ないでしょう」

ベストタイミングは、洗髪してタオルドライ後の濡れた髪につける

では、ヘアオイルはどのタイミングで使えばよいのでしょうか。

お風呂から出たあとの濡れた髪に使用するのがベストです。髪が濡れていると成分が浸透しやすくなります。ただし、びしょびしょに濡れた髪につけるのは、かえって成分が浸透しにくくなるためNGです。

タオルドライで水分を吸収したあとにヘアブラシでそっと髪をとかしてから、ヘアオイルを手に取り、手のひらの体温で温めていく感覚で髪に伸ばしていきます。

また、ダメージが気になるときは、朝のスタイリング前、ヘアアイロンやドライヤーを使う前などにもつけるとよいでしょう」と三谷さん。

指の間にも伸ばし、毛先から髪の長さの半分までつける

続いて三谷さんは、ヘアオイルのつけ方について次のように順を追って説明をします。

(1)ヘアオイルはどの種類でも、ショートヘアなら1~2滴、セミロングなら2~3滴、ロングヘアなら3~4適程度、手のひらに出しましょう。

(2) 両方の手をこすり合わせるように手のひらに伸ばします。このとき、両方の手の指を交差するようにして指の間にもオイルを伸ばしましょう。これをしないと、髪へのつきかたが不足したり、片寄ったりします。また、指先だけでつけると、髪にまんべんなく行き渡りません。

(3)髪の内側から手ぐしで毛先からつけはじめ、毛髪の長さの半分ぐらいまで、全体にそっともみ込みましょう。生え際を含めて根元の数センチは健康なので、つける必要はありません。つけすぎるとべたつきの原因にもなります。また、髪どうしをこすり合わせないようにしましょう。

(4)仕上げに、手ぐし、もしくはヘアブラシでゆっくりと髪をとかして髪全体になじませましょう。

コツは適量を毎日継続してつけること

さらに三谷さんは、うまくつけるテクニックについて、こうアドバイスを加えます。

「乾燥が気になるからと、たくさんの量をつける人がいますが、浸透の量には限界があるので、(1)で紹介した分量が適切です。それ以上はべたつきの原因になるので避けましょう。それよりも、適量を毎日継続してつけるほうがよいでしょう。

また、ヘアオイルをつける際に髪にもつれがある場合は、指で引っ張ってほどくのではなく、ヘアブラシでゆっくりと毛先から、丁寧にとかしていきましょう。

ヘアオイルによるメリットは、髪の質や状態、手入れの状況によりますが、お話ししたように丁寧に実践すると、わりと早く現れるでしょう。もし、1本を使ってもあまり髪に変化がない場合は、選んだものが合っていない、また、シャンプーやトリートメント、コンディショナーが合っていない、ヘアケアの方法が適切ではないこともあります。これを機に、ヘアケアを見直すとよいでしょう」

ヘアオイルには、オイルの由来によって複数のタイプがあり、自分の髪質や頭皮の質、悩みによって選び分けようということです。そのうえで、適した量とタイミング、つけかたに注意し、ときには洗い流さないトリートメントと併用して美髪を目指そうというご提案です。ぜひ日々の習慣としたいものです。

(構成・文 藤原 椋/ユンブル)

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