髪がまとまらない、ぺしゃんこに…梅雨のケアで「してはいけないこと」4つ【美髪プロが教える】

髪がまとまらない、ぺしゃんこに…梅雨のケアで「してはいけないこと」4つ【美髪プロが教える】

くせ毛の人から、「梅雨の時期は、せっかくスタイリングをしたのに、時間とともに髪が広がってくる、うねってくるなどでとてもうっとうしい」という悩みが寄せられています。

そこで、美容師で美髪のためのケアを追求する三谷遥さんに、なぜそうなるのか、また、梅雨時に行いたいヘアケア法について聞いてみました。

【関連記事】ヘアアイロンを使うときに「してはいけない」7つのこと

髪の水分量が増えて髪が広がる

はじめに三谷さんは、くせ毛の人は梅雨の時期にどうして髪がまとまりにくくなるのかについて、次のように説明します。

「梅雨には空気中の水分量が急増するため、毛髪が水分を多量に吸収します。すると、毛髪の1本ずつの形状が変わるため、髪質によっては、形が変わる、柔らかくなる、伸びやすくなる、ぺしゃんこになります。

とくにくせ毛の場合は、1本の毛髪の水分の保湿量が場所によってバラバラになります。一部が水分で膨らんで、一部はやせるわけです。そのため、全体として、髪がうねる、広がる、はねる、ボリュームが出すぎるなどしてまとまりにくくなります」

では、直毛や細毛、柔らかいタイプの人はどうなるのでしょうか。

「元から、1本の毛髪の水分の保湿量がくせ毛より均一に含まれているため、湿気で水分を吸収すると重みでぺしゃんこになる傾向にあります」

キューティクルがはがれると水分をより吸収する

次に三谷さんに、梅雨の時期のヘアケア法として、「してはいけないこと」と、「したいこと」を教えてもらいましょう。

(1)髪が濡れたまま放置する
毛髪は、外側からキューティクル、コルテックス、メデュラというタンパク質が主成分の3つの層からなっています。ダメージを受けると、キューティクルがはがれて、内側のコルテックスに水分が吸収されやすくなります。

すると、先にお話ししたように、髪を乾かさずに放置した場合、1本ずつに含まれる水分量が増えて、広がる、うねる、まとまらない、ぺしゃんこになるといったダメージが大きくなります。

また、チリやホコリが髪に付着し、髪とこすれ合ってキューティクルを傷つけます。それを防ぐには、キューティクルが傷つかないように、または傷ついた状態を放置しないようにしましょう。

外出先では、髪が雨に濡れないように注意し、もし濡れた場合はできるだけ早く乾かしてください。ドライヤーがない状況では、タオルやハンカチ、ティッシュでもいいので、水分を少しでも拭き取りましょう。

さらに、洗髪後ももちろん同じことで、タオルドライをしてから早めにドライヤーで髪を乾かします。とくに、濡れたまま寝ると、キューティクルがはがれやすくなって、翌朝にはくせが激しくついています。また、頭皮に雑菌が繁殖してかゆみやフケのもとになり、髪と頭皮ともにダメージを受けます。

髪をドライヤーで乾かすと、うねりを防ぐことができます。 頭皮と根元から毛先に向かって乾かし、冷風で仕上げましょう。冷風をあてるとキューティクルが閉じて内部を守るので、ダメージを防ぐことができます。

ドライヤーの冷風の作用については、次の記事も参考にしてください。
「保湿、ツヤ出し、ハネ防止…ドライヤーの冷風メリット9つ【美髪プロに聞く】」

(2)紫外線やヘアアイロンのダメージを放置する
紫外線を長時間浴びる、ヘアアイロンの過剰な使用などで髪がダメージを受けると、キューティクルがはがれ、空気中の湿気や洗髪中に水分を吸収しやすくなります。

紫外線を長時間浴びない、ヘアアイロンを長時間使用しない、エクステをしている場合は1日に1・2回取り外す、洗髪後のドライヤー前にヘッドマッサージをする、洗い流さないトリートメントを塗るなど、日ごろから、キューティクルを守るためのちょっとしたヘアケアを習慣にしましょう。

(3)雑なブラッシング

キューティクルは摩擦に弱くてもろい性質があります。そのため、雑にブラッシングをすると傷ついてはがれ、毛髪に水分が吸収されやすくなります。

ブラッシングは、キューティクルを傷つけないために、生え際から毛先に向かってていねいに、毛が抜けないことを意識しながらそっと行いましょう。

また、髪にホコリやゴミが付着したまま洗髪すると、髪とこすれ合ってキューティクルを傷つけます。髪を濡らす前にブラッシングをしておきましょう。

(4)トリートメントやコンディショナーをしない
トリートメントには髪の内部に栄養やハリ、ツヤを与える成分があり、コンディショナーにはキューティクルを補修して包み込む役割があります。

つまり、シャンプー後にトリートメントやコンディショナーを忘れる、しないと、湿気や水分が毛髪内に浸透しやすくなります。

シャンプーのあとに、自分の髪質に合ったトリートメントやコンディショナーを、また、乾かす前には、洗い流さないトリートメントを使用しましょう。

シャンプーとリンスやコンディショナーの一体型を使用している場合は、梅雨の時期はトリートメントかコンディショナーを少量でもつけるようにしましょう。

ただしどのタイプのヘアケア製品を使うにしろ、髪がまとまらないからと言って、シャンプーやリンス、トリートメント、コンディショナーを過剰に使うと、頭皮や毛髪に成分が残ってダメージにつながります。適量を守り、適宜洗い流しましょう。

ヘアアレンジ、アイロンやスタイリング剤でまとめておく

さらに三谷さんは、梅雨の時期に髪が崩れにくいスタイリングについて、こうアドバイスをします。

「ケアをしてセットをしたにもかかわらず、外出先での崩れが気になる場合には、あらかじめ、編み込みやお団子ヘアにアレンジをしておきましょう。

また、ヘアアイロンや、ワックスなどのスタイリング剤を使ってまとめると、崩れても差が少なくなります。朝の忙しいときには、前髪やサイドだけでもさっとつけておくと、広がりやうねりが多少はおさまるでしょう」

これらのケア法を2週間実践してみると、湿気による髪の変化やスタイルの崩れが随分と改善したように思います。それだけではなく、髪にツヤやハリも出てきました。梅雨の髪の悩み対策には、まずは雨に濡れないこと、水に濡れたらすぐに乾かすこと、次に髪にとって良いケアを日ごろから行っておくということです。

(構成・文 藤原 椋/ユンブル)

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