食べすぎたときに実践したい! 代謝アップツボ押しヨガ【鍼灸師が教える】

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食べすぎたときに実践したい! 代謝アップツボ押しヨガ【鍼灸師が教える】

食欲の秋がやってきました。食欲不振だった夏の反動で食べすぎて、体重が増えていくこと必至です……。

鍼灸師で理学療法士、またプロトレーナーでもある仲川豊基さんに対策を聞いてみると、「仕事で忙しくて運動をする時間がない、ダイエットをしたいがなかなか始められない、続かない、きつい運動は苦手という人でも、少しの時間でできる代謝アップの方法があります」ということです。

詳しく教えてもらいました。

エネルギーオンのツボをヨガのポーズで刺激する

はじめに仲川さんは、ツボとヨガで代謝アップを促すメソッドについて、こう説明をします。

「ツボには、血流を促進する、胃腸の機能を整える、また、コリや冷えの改善に作用するものがあります。これらを刺激すると、東洋医学で言う『気・血(けつ)・水(すい)』のめぐりを促し、代謝アップに働きかけると考えられます。

また、ヨガでは血液やリンパの流れを促し、筋肉を柔軟にしてエネルギーの消費に働きかけます。ツボを押しながらヨガのポーズをとると、これらの相乗の作用が期待できるでしょう」

ではさっそく、仲川さんのメソッドによる「ツボ押しヨガ」を紹介しましょう。

(1)ツボ「湧泉(ゆうせん)」刺激&「安楽座」のポーズ

「湧泉」のツボは足の裏にあり、その名称は体のエネルギーが湧き出てくる場所という意味合いです。疲れやけんたい感、冷えなどの不調を改善し、体力やスタミナをつけることで知られています。

ヨガの「安楽座」のポーズでは、下半身のストレッチをしながら、ツボ「湧泉」を指圧より強く、また力の加減をして刺激することができます。

<ツボ「湧泉」の位置>

180904_ウートヒ_代謝ヨガ_仲川氏01

足の裏にあり、足の指全部を曲げてグーにしたときにできるくぼみの部分。左右にあります。

180904_ウートヒ_代謝ヨガ_仲川氏02

まず、床に軽くあぐらをかいて座ります。左の足を立て、右の足のツボ「湧泉」の上に、左の足のかかとを乗せます。体重を左のかかとにかけ、「湧泉」がイタ気持ちいい程度に刺激されていると感じるところで10秒~30秒をキープします。

左右で1回とし、2・3回を行いましょう。おしりをうかせ、重心をやや前に置くとより刺激ができるので、ころよい具合に加減をしてください。

(2)ツボ「中脘(ちゅうかん)」刺激&「前屈」のポーズ

「中脘」の「中」は中央や中心、「脘」は胃袋を意味します。おなかの中心線上のみぞおちにあり、消化を促進する、また胃腸の不調やむくみを改善するように働きます。食べすぎたとき、食欲がないときの特効ツボとして知られています。

前屈のポーズでは下半身からおなかの血流を促して胃腸の調子を整えます。また、背中や股関節のストレッチになり、下半身の筋肉の柔軟性を高めて腰痛を予防します。

<ツボ「中脘」の位置>

180904_ウートヒ_代謝ヨガ_仲川氏03

体の中心線上で、おへそとみぞおちの真ん中にあります。おへその真上に小指をあて、小指からひとさし指までをそろえた横幅の分を上がったところ。

180904_ウートヒ_代謝ヨガ_仲川氏04

床に座り、両方の足を前方に伸ばして膝(ひざ)をくっつけます。背筋を伸ばし、つま先は天井に向けましょう。中脘を両方の手のなか指で刺激しながら、鼻から息を吐きつつ腰から曲げるように上半身を前に倒します。その状態で10秒~30秒をキープしましょう。

その後、鼻から息を吸いながら腰からゆっくりと上半身を起こしてもとの姿勢に戻ります。2・3回をくり返し行いましょう。足の裏側のストレッチも同時に行えるポーズです。

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次に、右の足を伸ばし、つま先は天井に向けます。左の足は立てましょう。右の手で「中脘」を刺激しながら、左の手は右の足のつま先を握って上半身を前に倒すと、ふとももの裏からふくらはぎのストレッチが同時に行えます。反対側も同様に行い、左右で1回として、2・3回を繰り返しましょう。

(3)ツボ「足三里(あしさんり)」刺激&「ねじり」のポーズ

「足三里」は膝の外側の下にあり、「三」は、三寸、「里」は道のりを意味します。(2)の「中脘」とともに胃腸の働きを整える特効ツボとして知られていて、食べすぎで胃がもたれるときにはくり返し指圧してください。

ヨガの「ねじり」のポーズでは、体を支えるために膝のあたりをつかんで上半身をねじります。その際にツボ「足三里」を指で刺激することができるため、ツボ刺激とヨガの相乗の作用で消化不良や便秘の改善、全身の血流の促進、代謝アップに期待ができます。

<ツボ「足三里」の位置>

180904_ウートヒ_代謝ヨガ_仲川氏06

膝のおさらの外側から、ひとさし指から小指まで4本分をそろえた横幅の分を下がったところのくぼみ。左右にあります。

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まずは床に座り、軽くあぐらをかきます。右の膝を90度になる程度に曲げて、立てます。左の手のひとさし指、なか指、くすり指の3本をそろえて、右の足三里を刺激しましょう。

次に、腰から右方向に上半身をねじり、顔はできるだけ斜め後方に向け、10秒~30秒をキープします。その後ゆっくりともとの姿勢に戻ります。左の足も同様に行い、左右で1回として2・3回をくり返しましょう。

ここで、「ツボ押しヨガ」をさらに有用に実践する方法やタイミングについて、仲川さんはこうアドバイスをします。

「これらの一連の動作を起床時や外出前に行い、その後に30分~1時間ほどウォーキングをしましょう。通勤時に1駅分を歩くのもよいでしょう。また、デスクワーク中にはいつでも、これらのツボを刺激してください」

3つの動きをすべて通して行っても5分もかからず、忙しい朝や夜寝る前に楽に実践できるエクササイズです。運動が苦手な人でも無理なく続けられることができるでしょう。心身にとって健康的な代謝アップ法ではないでしょうか。一度お試しください。

(取材・文 藤原 椋/ ユンブル)

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