DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」73回目のボヤきは「仕事をとった私は薄情者?」です。
【今週のボヤき】
1年間お付き合いした恋人と先日、別れました。理由は、私が彼より仕事のほうが大事だったからです。私は仕事が好きで、夜遅くまでや休日に仕事をすることも。彼は仕事よりもプライベートが大事という人で、私が夜遅くまで仕事をしていることに対してよくは思っておらず、時々「寂しい」「放っておかれている」と言われることもしばしばでした。
連絡をこまめにしなかったことや彼より仕事を優先してしまい、彼には申し訳なく思っています。今回の決断を無駄にしないためにも仕事に専念したいと思っているのですが、彼より仕事を優先した私は薄情なのでしょうか?
「付き合う」=「一緒に遊ぶ」ではない
「私と仕事どっちが大事なの?」マンですか、ちょっと前までイタい女性の代名詞的なセリフだったのですが、最近では男性でも増えているようですね。
「付き合う」ということは、一緒に遊ぶことではありません。
「この人が好きだ」という気持ちを原動力にして、仕事や勉強に励んだり、または生活を正していくわけです。
一緒に遊ぶのは息抜きであってそれがメインではないということ。
仕事と恋愛は天秤に掛けるものではなく、互いが互いの燃料になるべきものだということ。
そういう観点から見たら彼のほうに過失があるのかもしれませんね。
連絡が欲しい本当の理由
しかし彼にだけ過失があるわけではありません。
不安になるほど欲しくなるのが連絡。
好きだから連絡が欲しいわけではなく、不安だから連絡が欲しいということです。
お互いが同じ度合いの安心を得ていればさほど連絡は必要ないのですが、不安の感受性(拒絶感受性)というものは個人差があるもので、自分が安心をしているからといって相手も同じ安心を感じているわけではありません。
日に日に減っていく連絡から感じるのは「フェードアウト」という未来。諦めていいのか、待っていていいのか、それすらもわからず、かと言って相手の気持ちを聞くのも怖い。
そうやって八方を塞がれて逃げ場を失い、ただメンタルを消耗するだけの毎日になってしまうんですね。
うまくいかなかったのは本当に仕事のせい?
べつに一日に何十通もの連絡が欲しいわけではないんですよ、ただただ「安心」が欲しいんですよ。
「安心してくださいね」という気持ちを込めた連絡が一通あればそれで事足りることなんです。
でもあなたはその一通のメッセージも送ることはしなかった、それはなぜか、忙しいから? いいえ、ただめんどくさいだけですよね。
ではなぜ「めんどくさい」と感じてしまうのか、それはあなたが安心しているからですよね。
自分さえ安心していればそれでよしという、相手の気持ちを慮る愛情が欠如していたから安心度のギャップが生じてしまい彼を追い詰めてしまったのではないでしょうか。
余裕のあるほうが相手の安心をケアするのは当然のこと、自分本位の恋愛をしていたことがあなたの過失なのかもしれませんね。