『あの小説の中で集まろう。』が深夜3時間の生放送
約1年前の6月30日に初の小説『ボクたちはみんな大人になれなかった』(新潮社)を上梓した燃え殻さん。小説は発売されるやいなや瞬く間に話題に。重版がかかり、異例のヒットとなりました。
【関連記事】燃え殻さん、90年代の東京ってどんな感じだったんですか?
今ではコラムニストや小説家としても活躍中の燃え殻さんが、DJを務める初のラジオ番組『あの小説の中で集まろう。』がFMヨコハマで6月14日(木)の深夜3時から朝6時まで生放送されることが1日、明らかになりました。
『あの小説の中で集まろう。』は、リスナーから「あの頃読んでいた小説」や「あなたの1冊」を募集し、夜明けまで小説について語り合う番組。
燃え殻さんとDJを務めるのは、ラジオDJやナレーターとして活躍中の秀島史香さんで、ゲストにロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観さんが出演します。
そこで、地元・横浜でのラジオ出演となる燃え殻さんにウートピ読者に向けてメッセージをいただきました。
燃え殻「良いことも悪いことも平等に増えた一年」
去年の6月30日に小説が出て、それから色々なことが周りで起こりました。
40才を越えてから、こんなに新しい出来事に見舞われるとは思いもよらず、今でもちょっと気持ちが追いついていません。
良いことも悪いことも平等にたくさん増えた一年でした。ほぼ一年経った6月14日に、地元横浜のFM局で3時間も深夜放送をさせてもらえるなんて、「人生何があるか分からない」なんて言葉ではくくれないぐらい、動揺する場面をまた迎えています。
番組をご一緒してくださる方が秀島史香さんだという事も動揺に拍車をかけます。ゲストは尾崎世界観さんだという事で動悸が収まりません。そしてまた他のゲストの方も登場していただけると聞いてハラハラしています。
僕は今まで、特に学生時代、深夜ラジオと作家・中島らもに助けてもらった想いがあります。
漠然とした不安で眠れない夜を過ごしていた時に、朝が来るのが怖かった夜に、深夜ラジオを聴いたり、中島らもの小説やエッセイをペラペラめくってやり過ごして生きてきました。
6月14日。真夜中午前3時。ふと目が覚めてしまったら、漠然と眠れない夜が訪れたとしたら、ぜひFM yokohamaに周波数を合わせてみてください。(今はラジコなどがあるから「周波数」は死語かもしれない!)
番組では「あなたのオススメの小説」や番組へのメッセージを募集。ハッシュタグ「#あの小説」をつけてツイートするか、 140文字以上のメッセージは1999@fmyokohama.jp で受け付けています。
『あの小説の中で集まろう。』はFMヨコハマで6月14日(木)*深夜3時〜朝6時に放送。
*日付は6月15日
(文:ウートピ編集部・堀池沙知子)