仕事にプライベートに日々奮闘する私たち。だけど、ふと現実から逃げたくなる時もある。そんな憂鬱なときを乗り越えるための味方が「趣味」だという女性も多いのではないでしょうか。あなたには「趣味」がありますか?
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「仕事に追われる女性にオススメしたいのが多肉植物なんです」。
前回(「仕事…辞めちゃおうかな」お疲れ女子がハマった “多肉植物”の不思議な魅力)そう話してくれたのは漫画家のよねまる先生。
でも、「多肉植物」ってなんだかよくわからない…。そこで、よねまる先生が特にオススメの多肉植物を4回に渡ってご紹介していただきます。
第三回目に登場するのは、色鮮やかな愛され系サボテン「緋牡丹」です。
緋牡丹(サボテン科ギムノカリキウム属)
「赤や黄色など、ポップで派出な色を持つ反面、ほかの植物の力を借りなければ生きていけない緋牡丹。寂しがり屋で甘え上手な、ついお世話したくなる男性をイメージしました。男性芸能人にたとえるなら、千葉雄大さんのような可愛い系の男性がピッタリかと思います」
緋牡丹ってこんな植物
原産地:パラグアイ原産
ビビットな色が印象的な球状のサボテン。最大の特徴は、緋牡丹単体での生育ができない点。突然変異で生まれた緋牡丹には葉緑素がなく、ほかのサボテンを台木にして、接ぎ木された状態で育てます。原産地はパラグアイですが、品種改良は日本でおこなわれているとか。
管理場所
夏は、高温多湿を避けて風通しのよい日陰で育てるのがベスト。冬には屋内に入れて、日当たりがいい場所で管理してください。
育てるポイント
乾燥を好みますが、断水をすると枯れてしまうので注意。春から秋は、土が完全に乾いてから水をたっぷり与えます。冬は、月に1回ほど土を湿らせる程度に水をあげましょう。肥料などもとくに必要ありません。
ただ、台木となっている「三角柱」というサボテンの寿命はとても短いため、三角柱が枯れると緋牡丹も一緒に枯れてしまいます。ほかのサボテンへの接ぎ木も難しく、延命を諦めるケースが多いとか。なんとも儚いサボテンなのです。
「“好きな人に尽くしたい”という女性にオススメのタニク男子。尽くしたぶんだけ癒してくれるかも」とのこと。
甘え上手なだけでなく、しっかり癒してくれる緋牡丹。育てる楽しみも大きそうです。
●監修・写真提供:「LOVEGREEN」
(大貫未来/清談社)