今年は大晦日と元旦が土日に重なっているため、年末年始の休みが短いという人もいるのではないでしょうか。
気持ちよく新年を迎えるためにも大掃除をきちんとしたいけれど、ただでさえ短い休み、なるべくなら時間はかけないで効率的にというのが働く女性の本音。
というわけで、人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の家事監修も務めた家事代行サービス「ベアーズ」の副社長で、家事研究家の高橋ゆきさんに「ここだけは最低磨いておこう!」というポイントをしぼって教えていただきました。前々回はキッチンのシンク、前回は洗面台の掃除の仕方を教えていただきました。最後はトイレです。
まずはトイレットペーパーで湿布を
ちょっと前に『トイレの神様』というヒット曲がありましたが、キレイにしておくと運気が上がると言われるトイレ。毎日確実に使う場所なので、掃除を後回しにしがちな人は、今年のうちにぜひピカピカにしておきたいところです。
トイレ掃除はまず、便器の中に長めに切ったトイレットペーパーをふちに沿って敷き詰め、“湿布”をして汚れを浮かすことから始めます。ペーパーの上からまんべんなく泡で出るタイプのトイレ用洗剤を吹きかけ、15〜20分置いてください。湿布をすることで、洗剤をムダに使うことなく、汚れのところでしっかり効力を発揮させることができます。汚れをゆるませ、取りやすくします。
軍手ぞうきんで徹底的に磨く!
ここでは、ゴム手袋の上に軍手を装着した「軍手ぞうきん」を使用。ゴム手袋の下を2〜3センチ折り返しておくことで、液だれを防ぎます。軍手ぞうきんの特徴は、指先感覚で細かいところまでキレイにできるところ。洗剤を直接軍手に吹きかけても、下に手袋をはめているので、肌が荒れる心配もありません。
トイレ掃除の手順としては、トイレットペーパーホルダーやサニタリーボックスなど、小物類から掃除を始め、便座の裏やシャワー式トイレの場合はノズルなどを拭いた後、最後に便器のふち裏など汚れている部分をキレイにして完了。使用後は軍手を捨てるだけ。
軍手ぞうきんはトイレで初めて使うのではなく、部屋を掃除する段階から使いましょう。家中を掃除して最後にたどり着くのがトイレ。便器が“最後の花道”です。
また、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が流行っているので、ひとり暮らしの家でも手袋をつけて掃除するのがおすすめです。