今年は大晦日と元旦が土日に重なっているため、年末年始の休みが短いという人もいるのではないでしょうか。
気持ちよく新年を迎えるためにも大掃除をきちんとしたいけれど、ただでさえ短い休み、なるべくなら時間はかけないで効率的にというのが働く女性の本音。
というわけで、人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の家事監修も務めた家事代行サービス「ベアーズ」の副社長で、家事研究家の高橋ゆきさんに「ここだけは最低磨いておこう!」というポイントをしぼって教えていただきました。今回は洗面台です。
洗面所はまず鏡を磨いて!
「人の心を映す」と言われる鏡。なのに、歯磨き粉や化粧品の粉が飛び散り、もやっと曇っていては、そこに映る顔も心も晴れません。
まずはじめに、頑固な汚れに使う重曹ペーストを作っておきましょう。適当な大きさの器に、重曹と水を6:4の割合で混ぜます。スプーンで持ち上げたとき、ポタリと落ちる程度のペースト状が理想です。
濡らしたスポンジに少し水を含ませ、一定方向で鏡を磨きます。汚れがひどい場合は、重曹ペーストをスポンジにつけて*。スポンジでは落ちにくい汚れは歯ブラシでこすり落とします。
*注意:傷がつくおそれがあるので、必ず目立たない箇所で試してから行ってください。
次に、固くしぼったぞうきんで、上から下へ一定方向に拭いていきます。「ワイパーのように左右に拭くと、あとが残ってしまうので要注意。ぞうきんを手のひらサイズに折って拭くことで、拭きむらが残りません」。水気を残さないように気をつけましょう。
仕上げに、テッシュペーパーで磨きます。ポイントは、あまり保湿力の高い高品質のティッシュペーパーを使わないこと。街でもらって、たまってしまったポケットティッシュを活用するといいと思います。ここでも同じ方向に拭いていくと、1トーン鏡がキレイに、クリアになります。
歯ブラシは、蛇口のつけ根にこびりついた汚れの除去にも使えます。ただ、必ずつけ根部分だけに当てるようにしてください。蛇口本体のステンレスは傷つきやすく、一度傷がついたら直らないので注意が必要です。
洗面台の蛇口は、キッチンのシンク編でご紹介した方法で掃除をしてみてください。