3月16日にレシピムック『仕込み5分の漬けとく献立』(オレンジページ刊)が発売されました。
本書は朝の仕込みで、夜の調理がラクになる献立レシピを1ヶ月分以上掲載。朝、食材を漬けておくことで夜までに味が染み込み、コツいらずでおいしくなるうえに、メインのおかずと副菜の2品を調理開始から10分ほどで完成させることができます。
本書から人気のレシピを抜粋して紹介します。今回紹介するのは、簡単でヘルシーで食べ応えも満点の「揚げないチキン南蛮」と副菜です。
このメニューのポイントは…
こってり甘酢味のチキン南蛮に豆腐の汁ものを合わせ、ボリューム満点の和定食に。鶏胸肉は砂糖を少し入れたたれに〈漬けとく〉ことで、しっとり焼き上がります。
主菜『揚げないチキン南蛮』
粉をまぶした鶏肉を〈焼くだけ〉の簡単バージョン! 甘酸っぱいしょうゆだれに、こくのあるタルタルがよく合います。
材料(2人分)
鶏胸肉(大)……1枚(約300g)
ゆで卵……1個
〈塩だれ〉
塩……小さじ1/4
砂糖……小さじ1/2
酒……大さじ1
〈甘酢だれ〉
砂糖……大さじ1
しょうゆ、酢……各大さじ1と1/2
好みの生野菜(ちぎったリーフレタスなど)……適宜
マヨネーズ 小麦粉 サラダ油
【作り方】
(1)朝、漬けとく。
鶏肉は皮を取り、6等分のそぎ切りにする。ポリ袋に塩だれの材料を入れてもみ混ぜ、鶏肉を加えてさらにもみ混ぜる。空気を抜いて袋の口を閉じ、冷蔵庫で半日ほど(最低30分以上)漬ける。
(2)朝、甘酢だれも作っとく。
小さい器に甘酢だれの材料を入れて混ぜる。ボールにマヨネーズ大さじ3を量っておく。それぞれラップをかけ、冷蔵庫に入れる。
(3)夜、焼くだけ。
マヨネーズのボールに、ゆで卵を殻をむいて加える。フォークでざっとつぶし、タルタルソースを作る。鶏肉の汁けをきり、小麦粉をしっかりとまぶす。
フライパンにサラダ油大さじ1を中火で熱する。鶏肉を並べ入れ、両面を2分ずつ焼く。余分な油を拭いて甘酢だれを加え、火を強めて、たれがとろりとするまで煮つめる。器に好みの生野菜をのせて鶏肉を盛り、残ったたれをかける。タルタルソースを添える。
副菜『すくい豆腐と豆苗のすまし汁』
材料(2人分)
豆腐(絹ごしでも木綿でも)……1/2丁(約150g)
豆苗……1/2パック(正味約50g)
〈つゆ〉
めんつゆ(3倍濃縮)……大さじ2~3
塩……ひとつまみ
熱湯……2カップ
【作り方】
(1)朝、切っとく。
豆苗は根元を切り、長さを半分に切る。ポリ袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷蔵庫に入れる。
(2)夜、注ぐだけ。
豆腐の水けをきり、スプーンで一口大にすくって器2個に等分に入れ、豆苗を加える。つゆの材料を混ぜてから器に注ぎ、さっと混ぜる。
(料理/市瀬悦子 撮影/髙杉 純 スタイリング/浜田恵子)
オレンジページの人気連載をまとめた、信頼のレシピ
『仕込み5分の漬けとく献立』(オレンジページ刊)、1265円(税込)、好評発売中