ウートピのコンセプト「しなやかに、生きる」。柔らかくて、優しくて、でもしっかりとした芯を持っている……そんな女性像を掲げてきました。だけど「しなやか」と聞いて思い浮かべるイメージは人それぞれ。そこで、さまざまな業界で活躍するみなさまに「しなやか」について伺いました。

あなたの想う「しなやかな人」ってどんな人ですか? 第二回目は『蒼井優「女は、制服を脱いだ瞬間から“散り散り”になる」30才から開けた道に感動』に登場していただいた、女優の蒼井優さんです。

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しなやかな女性は「できないこと」を知っている人

独特の透明感が印象的な蒼井優さん。その佇まいからは、優しさだけでなく、強い意思も感じさせられます。そんな蒼井さんが想う「しなやか」とは?

「しなやか、とは何か……言葉で表現するのは難しいですね。私が想う“しなやかな人”は、“自分は何ができないのか?”を知っている人でしょうか。

10代や20代では、自分が何をできるのかを探していていいし、むしろ探すべきだと思います。私も人生において模索した時期もあって、振り返ってみると探しておいたことは現在の糧になっています。

でも、20代後半ぐらいに入ってきたら、“自分は何ができないのか”を知ることもすごく大事だなと実感するようになりました。

身の丈にあった幸せは大事だし、身の丈に合わせるために向上することは必要です。でも、どこを目指して向上するのが、自分の人生においてベストかは、知らないといけないと思うんです。

たとえば、目標が“お金持ちになる”とか“かっこいい旦那さんをつかまえる”とかでも構わないんですが、その目標には合う人と会わない人がいる気がします。

だから“自分の”幸せってなんだろう?と自問自答する。世間の物差しではなくて、ですね。

今後、どんな女性になっていきたいか、ですか? 私自身、身の丈に合った幸せをつかんで死にたいです(笑)」

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●蒼井 優さんが出演する『アズミ・ハルコは行方不明』は新宿武蔵野館ほかで公開中。

(望月ふみ)

蒼井 優(あおい・ゆう) 1985年8月17日生まれ。福岡県出身。女優。1999年にミュージカル『アニー』のポリー役に選ばれる。2001年、岩井俊二監督の『リリイ・シュシュのすべて』で映画初出演ながら、独特の透明感で深い印象を残す。翌年には「三井のリハウス」の10代目リハウスガールに抜擢。06年の『フラガール』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞ほか多くの賞に輝く。おもな出演作に、ドラマ「タイガー&ドラゴン」、「Dr.コトー診療所2006」「龍馬伝」「Dr.倫太郎」、映画『花とアリス』、『ニライカナイからの手紙』、『ハチミツとクローバー』、『百万円と苦虫女』、『るろうに剣心』、『東京家族』など。