パリ流恋愛のススメ leçon3

アバンチュールは“お試し”? 自分の気持ちに「常に忠実」なパリジェンヌから学ぶこと

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アバンチュールは“お試し”? 自分の気持ちに「常に忠実」なパリジェンヌから学ぶこと

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前回は、出会いは日常の何気ないシーンに転がっていることをお話しました。

今回は、その場限りの恋、いわゆる「アバンチュール」についてお話します。

自分に合うかどうか、まずは試してみる!

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私自身驚いたのが「アバンチュール」がフランス語だったこと!元々は「冒険」の意味ですが、日本では恋愛面での使用が定着していますよね。

フランスの文化といえば、「お試し」。パリは日本に比べ、ほとんどのものが試せます。試着、味見、(美容の)テスターはもちろん、インナーやランジェリーも、着てみて決めるのが習慣です。チェックするのは、良品か否かでなく自分に合うかどうか。恋愛も同じこと。「お試し」があって然りなのかもしれません。

ほんの一瞬でも感情のボルテージが上がれば、時間を共にする。「今」を軸に考える彼女らの感覚を想定すると、「今」の時間を大切にして、ふたりきりで過ごすのを優先するのがアバンチュールなのでしょう。

恋愛から順序を取り払ってみる

ただ、いくらパリジェンヌだからと言って「どこでも誰とでも」というわけではありません。どんな場合も自分の体を大事にすることは当然のこと。それを大前提に「いいな」と思った相手にじかに触れる機会を大事にします。

恋愛から「順序」を取り払ってみれば、肌と肌の距離を一気にゼロまで縮めるのもひとつのパターン。そこから徐々にお互いを知り、発展していく関係もあると思えませんか?自分がそうするかは別として、そんな恋愛もある、と知るだけで心に余裕のある大人っぽい気持ちになれます。

その逆で、何事もなかったように(まるで「enter」キーと押すように昨夜の出来事は消去)、元の生活に戻るというのもアリ!

そんな終わり方の「アバンチュール」ストーリーを描いてパリジェンヌに見せた際、「そう、これはパリジェンヌよ!」とのお墨付きをもらいました。ということは…現実にはこちらの方が多そうですね。

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大事なのは自分の気持ちに素直になること

そんなパリジェンヌの“生態”をよく表しているシネマの1シーンがあります。近所に住む男女が顔見知りになり、初めて会話した日に彼のベッドへ!ところが彼にかかってきた電話の応答で「チャラ男」とわかり、彼女は服を着て部屋を出ます。追ってくる彼がどんなフォローをしても、突き放す。結果的に一度きりとなりました。

違和感を覚えた相手を同情心でひきずれば、自分がつらくなっちゃう。だからこれでシャットアウト!パリジェンヌはそんな「あとくされナシ」のうまさがあると思います。

異性に対する思いやりもほどほどにしないと、自分をおそろかにしてしまいがち。自分の気持ちにいつでも忠実に、素直に振る舞うのがパリジェンヌなのかもしれません。恋愛の順序や駆け引きも時には必要かもしれませんが、一番大事なのは「自分がどうしたいか」ということ。

「違う」と感じたら、その場で終了できる潔さはぜひ取り入れたいものです。

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パリジェンヌのオシャレやライフスタイルをつづったイラストエッセイが人気を博しているイラストレーターの米澤よう子さん。4年間、パリに滞在してパリジェンヌを観察し続けたからこそ見えてきた彼女たちの恋愛観をつづります。何かに縛られることをもっとも嫌う彼女たちの生き方から恋愛や人生のヒントが見つかるかも?

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