DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」79回目のボヤきは「期待されるのが苦手」です。
【今週のボヤき】
期待されるのが苦手です。上司から「期待しているからね!」と言われたり、外部の人から「○○さん(私)にぜひお願いしたいんです!」と言われたりするとプレッシャーに押しつぶされそうになって逃げ出したくなります。何かを最後までやり抜くのが苦手というのもあります。本当はちゃんと取り組みたいのに、自分の自己肯定感の低さが邪魔するのか、「どうせ自分は何をやってもうまくいかない」と思ってしまいます。
「期待されるのが苦手」の正体は…
「人は期待されると期待通りの結果を出す」という有名なピグマリオン効果というものがありますが、これって純粋無垢な子どもならわりとたやすく効果が出るのかもしれないですけど、自我ができあがった大人にはなかなか効果が薄いものなんですよね。
私にも期待に対するアンチテーゼみたいなものがあって、親類や友人ならともかく、そんなに親しくもない人に期待を寄せられると謎の反発心が働くんですよ。
特に上司とかの期待にはなんとしてでも応えたくない自分がいて、その反発心の正体は「お前の思い通りの私になってたまるかよ」というコントロールされることへの反発心、自分は自分の思い通りの自分でありたいという自我が期待をはねのけてしまうんです。
従順に調教されて、ただの駒になるのが嫌な性質なんでしょうね、我ながら厄介な性格だとは思いますがそんな自分がちょっとだけ好きだったりもします。
ストレスになる「期待」は少しだけ裏切ってみる
そういうストレスになる期待は少しだけ裏切るように私は心掛けています。
期待を裏切るといっても素行不良になるわけではありません、期待を上回った結果を出してその期待を裏切ってやろうと火が着くんです。
他人の期待に対するアンチテーゼが燃料になっているのでこれがよく燃えるんですよ。
そうやって出した結果は100パーセント自分のもの、思わずドヤ顔をキメたくなるほど気持ちのいいものなので、期待されることが苦手だという人はぜひ参考にしてみてください。
たぶん私のように性格が歪んでいる人には効果てきめんだと思いますよ。
ネガティブな感情ほどよく燃える
自分の原動力となる燃料って「今日も明るく元気に頑張るぞ!」というポジティブな燃料よりも、「負けてたまるかよ!」とか「今に見てろよ!」とか、劣等感やコンプレックスが原産地になっているネガティブな燃料のほうがよく燃えるんです。
自己肯定感の低さは言ってみればそれだけ良質な燃料を持っているということ。
ネガティブな人はそれだけ爆発力のある燃料を持っているんです。
ネガティブも使い方次第でプラスに転じることができるというわけですね。