有川真由美さん『女子が毎日トクをする人間関係のキホン』第2回

「毒のある言葉」は受取拒否してOK! 今、人間関係に悩む貴女に伝えたいこと

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「毒のある言葉」は受取拒否してOK! 今、人間関係に悩む貴女に伝えたいこと

自分がどんなに気をつけていても、残念ながら「毒」のある言葉や態度で接してくる人はいます。そんな時に「人間関係でトクをする女子」として身につけておきたいのは「戦わない」ということ。

作家の有川真由美さんによる人間関係のレッスン。第2回でお伝えするのは「いま、人間関係が悪くても悩まなくていい」ということ。

第1回:「女子の人間関係=モヤモヤ」はもう古い

最悪!と言わず「しょうがない」とあきらめてみる

人間関係の悩みを解消する方法は、二つあります。一つは、人間関係をよくすること。もう一つは、悪い人間関係でもあまり悩まないことです。

もしあなたが「人間関係がよくないことは大きな問題である」という思考回路になっていたとしたら、悩みは尽きないでしょう。よくない関係があったとしても、あまり悩まずに毎日を過ごせたほうがいいですよね。

人間関係で悩まないコツは、どんな“人間関係”、“相手”、“自分”であっても、「これはこれでいい」とあっさり認めてしまうことです。

たとえば、あなたのまわりに悪口や足の引っ張り合いがはびこっている人間関係があったとしましょう。

それに対して、「最悪!」と嘆くのではなく、「しょうがない」とあきらめる(あきらかに認める)のです。人それぞれ、意見や感情があるのだから、摩擦があるのはあたりまえ。「そのうち、よくなることもあるだろうから、いまはこのままでもいい」「仲良くしなくてもいい」「それなりにつき合えばいい」でOKです。

「こんな人もいる」でラクになる

または、すぐに感情的になって人に八つ当たりをする上司がいたとしましょう。

自分に嫌な思いをさせる人に「ひどい」「許せない」「信じられない」とイライラしてしまうのは、相手に変わってもらおうと期待しているから。相手が変わってくれない限り、悩みの種もなくなりません。

でも、他人を変えるって難しいことです。こう考えてみるのはどうでしょう。「相手の都合のいいように自分を変えられる」ってちょっとイヤじゃないですか? だから、自分の都合のいいように相手が変わることを期待するのではなく、「こんな人もいる」と現実を認めるほうが、ラクに人とつき合えるようになるというわけ。

そして同時に、人付き合いがうまくいかない自分を、「そんな自分でもいい」と理解してあげましょう。「どうして自分はこうなのか?」「みんなはうまくやっているのに」などと、いちいち自分を“評価”する必要はありません。「そりゃあ、そうなるよね」「それが自分だからしょうがない」と開き直ればいいのです。

それよりも、悩みそうになったら「そこは考えなくてもいい」と、頭の中から追い出すクセをつけてください。悩み苦しんだからといって、すぐに人間関係がよくなるわけではありません。むしろ、自分を悩ませる相手のことをさらに憎んだり、嫌ったりするようになるでしょう。

そうなったら悩む時間がもったいない。人生の貴重な時間は、少しでも多くの幸せを感じるために使おうではありませんか。

何か言われてもそれは「相手の問題」

とはいえ、相手から嫌なことを言われたり、上から目線で見られたり、ないがしろにされたりすると、ついカッとなって反撃したくもなるものです。

そう、人間って、いいことであれ、悪いことであれ、もらったら、“お返し”をしたいと思うの。そのままでいるのは、モヤモヤして収まりがつかないのです。

しかし、相手が攻撃してきたからといって、戦ったところで、なんのトクにもなりません。言い返して一時的にすっきりしても、相手との間に“しこり”が残り、関係はさらに悪化していく……。

そんなとき、心の動揺を抑えてバランスをとるためには、「あの人の嫌なところは、あの人の“気の毒”な部分」と考えるのです。

おそらく、育ってきた過程になにかしら問題があって、気持ちが毒されているのでしょう。いえ、なにもバカにして、「育ちが悪い」といっているわけではありません。育ちとは、幼少期だけではなく、いまに至るまでの長い歴史。そんな言動をとる仕方のない事情があるということです。

また、その人がいま幸せでなくて、人に当たりたい心境なのかもしれません。が、そこは、こちらの知ったことではありません。相手に責任があるのですから、考えなくてもいいのです。なにか言われても「それは相手の問題」「言わせておけばいい」とスルーしましょう。

「毒のある言葉」は受取拒否を

たとえば、同僚から「あなたって~よね」などとキツい嫌味を浴びせられたとします。

「そんなことありません!」などと反論して理解を求める必要も、「そうなんですね、ショック……」と同意して落ち込む必要もありません。「私、嫌われてるの?」と深い意味を探る必要もありません。

「そうですか?」と、その場を軽く流せばOKです。

相手の心の闇から発せられる“毒”は、「私には必要ありませんから!」と、心で受け取り拒否をしてください。

嫌な感情をもたなければ、相手のいい部分に気づいたり、仲良くなれたりすることもあるはずです。問題を大きくして、こじらせてはいけないのです。

ひとり時間に得られること

人間関係はなによりも、自分との関係が大切です。

自分を大切にしていれば、人を大切にできるし、人からも大切にされます。反対に、自分に不満があって、やさしくなれない人は、人にもやさしくできないでしょう。

自分を大切にするために、私がすすめているのは1日15分でも20分でも“ひとり時間”をもつことです。

忙しいとき、余裕のないときほど、イライラして摩擦が生まれてきます。けれど、一人になって冷静に考えると、「あの人はあんな性格だから気にしなくてもいい」「助けられているところもあるし」などと、気持ちを立て直すこともできるのです。

「自分はどうしたいのか」「どうしたら心地いいのか」と、心の声を聴いて、心地いい方向に進むこともできるでしょう。

また、「ひとり時間」は「人と一緒の時間」に、自分ひとりだけでは得られないすばらしいものがあることも気づかせてくれます。

一緒に喜んだり、悲しんだり、問題を解決したり……という幸せはもちろんですが、やはり、人は、だれかによろこんでもらえることが、いちばんの幸せなのです。

「ひとり時間」「人と一緒の時間」、どちらもないと、心は疲弊します。

いま人間関係に悩まされているあなたは、「人と一緒の時間」ばかりに気を取られているのではないでしょうか。ひとりを楽しめるようになると、人に依存することがぐんと減って、代わりに敬意や感謝をもてるようになります。人と過ごすのがもっと楽しくなるはずです。

*次回は5月15日(火)公開予定です。
(有川真由美)

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