子どもの頃はお世話になっていた文房具。大人になるにつれて遠ざかり「メモや予定はデータ管理が中心」という人も多いのでは? しかし、文房具も日々進化を遂げていて、使い方一つで毎日の仕事の強い味方になってくれます。
文具プランナーでウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長の福島槙子(ふくしま・まきこ)さんに「気分も上がって仕事もはかどる」文房具を紹介していただきます。第26回目のテーマは「レター文具」です。
テーマごとに20種類のデザインが楽しめる
仕事のやり取りは電子メールが主流ですが、お礼状や添え文など手書きでメッセージを伝える機会も意外と少なくありません。そこでご紹介したいのが、テーマごとに20種類のデザインが一冊になったレターパッド・20デザインズ・シリーズ(日本ホールマーク)。
1セット持っているだけで、相手や気分、シチュエーションに合わせていろいろな人への手紙が書けます。私はネコがテーマの「20Dキャット」がお気に入りです。封筒のセットもあります。
商品名:レターパッド/20デザインズ(日本ホールマーク)
価格:691円(税込み)
四季の自然が美しい便せん
大人っぽいデザインで探しているのであれば、四季の美しい花や自然をあしらった和紙レター「紙シリーズ」(ミドリ)もオススメです。春夏秋冬それぞれの季節の花のレターセットがそろっています。華やかなのでお祝いのメッセージにもぴったりです。封筒もあります。
※季節限定製品のため完売している場合があります。
商品名:「紙シリーズ」便せん(ミドリ)
価格:626円(税込み)
葉っぱを”標本”にして送ろう
長いメッセージを書くのが苦手、ちょっと変わった手紙を送りたいという人にオススメなのが「旅の標本カード」。旅先や歩いていて見つけた葉っぱを標本にしてそのまま送ることができます。旅先で出会った驚きや発見、空気を親しい人に送ってみてはいかがでしょうか?
商品名:旅の標本カード(福永紙工)
価格:599円(税込み)
宛名をキレイに書きたいから…
便利グッズとしてご紹介したいのが、郵便はがきの表書きがキレイに書ける専用のスケール「スットカケール[はがき用]」(セーラー万年筆)。宛名を手書きで書く機会は意外に多いので、ひとつ持っていると便利です。便せんにはスケールがついていることが多いですが、宛名用のスケールは珍しいのではないでしょうか。宛名を書くと、いつの間にか斜めになってしまうという人にぜひ使ってみてほしいアイテムです。
商品名:スットカケール[はがき用](セーラー万年筆)
価格:250円(税抜き)※[金封用]は380円。
こんなに切手って進化してたんだ!
レターと言えば切手ですが、意外と知られてないのがシール式の切手。価格はのり付きタイプと一緒です。シール式なので、水をつけて貼る手間も省けるのでオススメです。
文具好きの間で人気なのは7月23日の「ふみの日」に合わせて発行される「ふみの日にちなむ郵便切手」です。郵便局では季節やテーマ、記念日にちなんで特殊切手やグリーティング切手を発行しているのでぜひチェックしてみては?
また、郵便局ではペットや家族などお気に入りの写真や手書きのイラストを切手にできるサービスも。郵便窓口のほか、ネットからもデータをアップロードして申し込め、約3週間でできあがります。手紙をよく出すという人やプレゼントにもオススメです。費用は切手シート代に手数料(410円)と送料がかかりますが、切手シート代プラスαでオリジナルの切手が作れるのは魅力です。
※切手やサービスの詳細は「日本郵便」HPをご確認ください。
まきの一言メモ
昔に比べて手書きでメッセージを送る機会は少ない時代ですが、だからこそ直筆のメッセージは相手に思いが伝わりやすいとも言えます。受け取る側に立ってみても、手書きのメッセージは嬉しいものです。私は取材や仕事でお世話になった人にははがきや手紙でお礼を伝えるようにしています。「毎日書け!」と言うわけではないですが、節目節目で書くのはオススメです。