DJあおいさんと「仕事がデキること」について考えていく連載「私は仕事ができない。」52回目のボヤきは「下ネタに神対応する私は問題ですか?」です。
【今週のボヤき】
この前、後輩と話していたら「どうしたら●●さん(私)みたいに、おじさんからの下ネタもうまく返すことができますか?」と真顔で聞かれてひっくり返りそうになりました。よくよく話を聞くと、男の先輩や上司から「下ネタ」を言われたときにどう返したらいいのかわからず、内心は嫌な思いをしているそうです。
私はわりとおじさんと話すのが好きで、コミュニケーションの一環くらいにしか思っていません。下品にならずにユーモアたっぷりに返せると「やった!勝った!」という気にさえなります。おじさんのほうが引いてるくらいです。ただ、それは自分だからできることなのかなと。
私の姿を見て「真似しなきゃ」と後輩に思わせているとしたら、問題なのかなと思いました。彼女には「あなたがセクハラと感じたらセクハラなのだから、まずは相談して」と答えたのですが、普段の私の言動も気をつけたほうが良いのでしょうか?
下ネタにおける男女のちがいとは?
「男の下ネタはファンタジーであり、女の下ネタはドキュメンタリーである」
とある偉人さんの名言なのですけども、まぁ私なのですけども、
男性の場合は空想妄想の下ネタが多く、女性の場合は実体験の下ネタが多く、その時点で話にズレが生じてしまうことが多いんですよね。
男性が冗談のつもりで言った下ネタを「やだ不潔!」とマトモに捉えて不快感を露わにしてしまう女性がいるのはそういった認識の違い、ただのネタなのに性的な目で見られていると勘違いして拒絶してしまうわけです。
まぁ冗談ならもっと面白いひねりの効いた下ネタを言ってくれよ……という気持ちもありますが、基本的に下ネタに偏りがちな人の話はあまり面白くはありません。
なぜなら人は脳がお疲れのときほど悪口と下ネタが出やすくなるからです。
脳の体力がない人ほど人の悪口や下ネタをコミュニケーションの種にする傾向があるので、お疲れの頭で面白いことを言えというのは酷な注文なのかもしれませんね。
まだ人の悪口を話題にしようとしないだけ救いはあるので、そこら辺は寛容に下ネタのお相手をしてあげてもいいんじゃないかと私は思いますけどね。
イヤだったら自己主張すればいいだけ
男性も無差別に下ネタを言っているわけではなく、ちゃんと言っていい相手と悪い相手は区別しているものだと思いますし、それは男性個々によって違うもの。
違うものをわざわざ統一して「下ネタ=セクハラ」とひとまとめに断罪するのも少し乱暴なやり方だと思います。
女性だって下ネタOKな男性と下ネタNGな男性がいるでしょう。
両者の同意があればそれをわざわざ「セクハラ」と名付けなくてもいいんじゃないでしょうか。
それは個々人の相性の問題であって統一するものではないということ。
嫌なものを我慢してする必要もないので、それを不快に感じたら「下ネタは苦手なんですよぉ」と自己主張すればいいだけのことだと思いますよ。
拒絶しているのにしつこく下ネタを振ってきたらそれはセクハラとして対処すればいいだけ。
一番いけないのはイヤだと言えない自己主張のなさだと私は思いますけどね。