忙しい毎日だからこそ、時間が大事。帰宅した後や、家を出る前。ほんのわずかな時間でも無駄にしたくありませんよね。
今回はファッションでやめたことについて、都内で働く20代後半から30代の女性にヒアリング調査を実施。
調査から見えた「ちゃんとしていそうだけど、そこは手抜きをしているんだ」という意外な面をご紹介します。
靴下は1種類しか買わない
34歳・印刷会社勤務
普段通勤でもスニーカーを履くことの多い私。以前は異なる長さや素材など、いろいろな靴下を集めるのが好きでしたが、洗濯するたびに「どれとどれが一緒なんだっけ……」という状態に。探す時間がもったいなかったので、靴下はこれ、と1種類だけに決めました。しまうのも楽だし、慌ただしい朝に間違えて左右違う靴下を履くことも無くなりました。
洗濯物をたたまない
27歳・人材紹介会社勤務
最近、結婚したので引っ越ししました。二人暮らしになったので洗濯物の量も2倍に。これを洗濯のたびに全部たたむのは時間の無駄だなと思って、ハンガーにかけたままクローゼットに収納することにしました。朝、コーディネートを考える時もサッと手にとって組み合わせをチェックしやすいという予想外のメリットもありました(笑)。
アイロンがけをやめた
33歳・IT系企業勤務
洗ってもシワになりにくい素材の服を買うようにしています。根が面倒くさがりなので、アイロン台を出して、アイロンに水を入れて温めて、また大きなアイロン台をしまうというのが苦痛で。一人暮らしも月日が経つと、ものがどんどん増えてくるので、自然と押入れの中でもアイロン台は奥の方へ……。あまりの取り出しにくさに、ある日、もういいや!と思い、アイロンをかけるのをやめました。家事の負担が減ったのでストレスも減りました。
クリーニング店を利用
34歳・マスコミ
やっぱり面倒なのはアイロンがけ。クリーニング店にプレスだけ頼んで、季節の終わりにはほぼ全部クリーニングに出します。ワンシーズンで2、3万円かかるけれど、何年も着られることを考えると、新しい服を買ったり、買物する時間も節約できたりするのでいいかなと思っています。
衣替えはしない
34歳・フリーランス
季節ごとにきちんとクローゼットの中を整理するとか、大掛かりな衣替えをやめました。フリーランスになってから、毎日違う服を着る必要がなくなったことも大きいかも。組み合わせを何通りか決めておいて同じ人と会うときに重ならないようにしてます。服に迷う時間がゼロになってよかったです。
シャツはコスパ重視
31歳・人材紹介会社勤務
仕事柄、スーツを着ることが多い私にとって、シャツはマストアイテム。でも、襟袖がすぐに汚れてしまうのが気になっていました。以前は良いものを大切に着たいというこだわりが強かったのですが、最近はユニクロやGUなどのプチプラシャツを購入して、汚れたらすぐ新しいものに取り替え流ようにしています。
高い下着を買うのをやめた
33歳・IT企業勤務
これまで、見えないところにも気を配りたいと、下着はきちんとしたメーカーの1万円くらいのものを選んでいたのですが、ユニクロの下着に代えました。大切に洗って長く使うことも大事だとは思うのですが、洗うほどいたむし、見た目もよくない。予算との兼ね合いも考えた結果、ユニクロの下着を3ヶ月に1回買ってガンガン洗って、なるべく新しい状態のまま過ごすのが自分にとって気分がいいことだと気付きました。
服のテイストをコンサバに統一
32歳・IT企業勤務
もともとファッションが好きで、コンサバ、カジュアル、クール系などいろいろなテイストの服を購入していたんですけど、着回しを考えるのが結構手間でした。なので、テイストをコンサバにするって決めました。テーマが決まっているので、買い物に行く時も迷わないし、手持ちの服と合うか心配もほとんどない。結果的に効率化できているなって思います。
ハードレンズのコンタクトをやめた
34歳・広報
帰宅して、コンタクトレンズを外してレンズケースに入れて……というのが本当に面倒で。でもレーシックは怖いし、メガネはちょっと野暮ったい。そこで、使い捨てタイプのコンタクトに変えました。その時に黒目が強調されるものを使ってみたら、アイメイクの時間も短縮できるし、堅めなオフィスでも浮かないし、ファッションに合わせて瞳の雰囲気も変えられて、大正解でした。
ハイヒールをやめました
33歳・IT企業勤務
私は、ハイヒールをやめました。もともとあまり履いていなかったのですが、とにかく痛いし歩きづらい。そもそもパーティーなど、ちょっと特別な日に履くものだという意識があり、ハイヒールで通勤電車に乗ることに違和感がありました。仕事の際は黒のスニーカーかバレエシューズを履くようにして、どうしてもヒールが必要な時は紙袋に入れて持ってきて必要な時だけ履いています。
チリも積もれば山となる
ヒアリングをしていて多く出てきたのは、「洗濯」や「アイロン」、「収納」にまつわることでした。ルーティン作業だからこそ効率化が始めやすい部分なのかもしれません。
「なんでもビシッと完璧に」と思うと疲れてしまいますよね。手を抜いたり、プロに任せたりすることで、時間と心に余裕ができるのではないでしょうか。