子どもの頃はお世話になっていた文房具。大人になるにつれて遠ざかり「メモや予定はデータ管理が中心」という人も多いのでは? しかし、文房具も日々進化を遂げていて、使い方一つで毎日の仕事の強い味方になってくれます。
文具プランナーでウェブマガジン「毎日、文房具。」副編集長の福島槙子(ふくしま・まきこ)さんに「気分も上がって仕事もはかどる」文房具を紹介していただきます。第11回目のテーマは「蛍光ペン&マーカー」です。
ペン先の窓で文字がはみ出さない
まずご紹介したいのが「プロパス・ウインドウ クイックドライ」(三菱鉛筆)。一見、ペン先に窓があってオシャレに見えるのですが、ただ「オシャレなだけ」ではありません。ラインを引きながら下の文字が見えるためはみ出さず、きれいにマーキングできます。また、新開発の「Q-Dry(クイックドライ)インク」によって液体の乾きの速さが従来の3分の1以下に。手も汚れないため仕事にピッタリの時短ペンです。
商品名:プロパス・ウインドウ クイックドライ(三菱鉛筆)
価格:130円(税別)
種類:12種類(全10色と軸色違い2色)
香り付きの優しいマーカー
蛍光ペンというといかにも蛍光色の、目がチカチカする色を思い浮かべる人も多いと思いますが、「スウィートテイパー」(エポックケミカル)は色がソフトで目にも優しいのが特長です。1本で2色使え、なんと香り付き。平たい形がなんとも不思議ですが、実はとっても持ちやすい。種類は、「グリーン/イエロー」(メロンソーダ&バニラの香り)、「ピンク/ブルー(ピーチ&ミントの香り)、「パープル/オレンジ(スイートポテト&クッキーの香り)の3種類。香りもユニークでまるで本物のお菓子のようです。使うたびに匂いを嗅いでしまいそうです。
商品名:スウィートテイパー(エポックケミカル)
価格:各160円、3本セット480円(税別)
種類:3種類
持ち替える必要がないマーカー
1本で2色分のマーカーはそれほど珍しくないですが、なんと「ビートルティップ・デュアルカラー」(コクヨ)は同じペン先に2色の色が付いているマーカー。思わず「どうやって使うの?」と思ってしまいますが、くるっとペン先を回して使えるのでペンを持ち替えるわずらわしさがなく、効率よくマーキングできます。
商品名:ビートルティップ・デュアルカラー(コクヨ)
価格:150円(税別)
種類:6種類
ペン先がしなるマーカー
辞書や厚い本の曲面に線を引くときに活躍するのが「ジャストフィット」(ゼブラ)。ペン先がぐにゅっとしなって紙にフィットするため、確実にラインが引けます。壁掛けのカレンダーにラインを引くときにも便利です。
商品名:ジャストフィット(ゼブラ)
価格:100円(税別)
種類:全10色
ゲルクレヨンでにじまない!
インクタイプとは違うクレヨン式のマーカーが「クレオロール」(パイロット)。インクではなくゲルクレヨンなので絶対ににじまないのが特長です。キュートな見た目なので一見子ども用かな? と思いますが、カードやノートのデコレーションや資料や手帳への書き込みなど仕事でも大活躍しそうです。色の種類が豊富なのも嬉しいところです。
商品名:クレオロール(パイロット)
価格:130円(税別)
種類:全40色
まきの一言メモ
今は一口に「蛍光ペン」と言っても、色のバリエーションがとても豊富。目に優しいマイルドカラーも人気で、たくさん出ています。自分が好きな色、感触を選んでみてはいかがでしょうか? 色の効果は大きいので、ぜひ気軽に取り入れて仕事のモチベーションアップに役立ててください。