前回に引き続き、2017年1〜3月に公開される映画の中から、ウートピ世代におすすめの作品を紹介します。今回は、洋画編です。
『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグが恋愛下手なヒロインを好演!
2014年に公開され、「ニューヨークにも私みたいなのがいる!」と多くのアラサー女性に勇気と希望と安堵(?)を与えた映画『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグが主演する映画『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』(レベッカ・ミラー監督)がいよいよ公開。
子どもは欲しいけど、恋愛が苦手な主人公・マギーが、シングルマザーになろうと決心し時に、妻子持ちのジョンと出会ったことで繰り広げられる恋愛模様を描くラブコメディで、ダメ男だけど憎めない男・ジョンをイーサン・ホーク、ジョンの前妻・ジョーゼットをジュリアン・ムーアが演じます。
ニューヨークの街並みやマギーやジョーゼットのオシャレなファッションやインテリアも見どころです。1月21日公開。
スコセッシ監督によるアカデミー賞最有力作品
まずは、遠藤周作さんの小説『沈黙』を『ディパーテッド』『タクシードライバー』などで知られる巨匠・マーティン・スコセッシ監督が映画化したアカデミー賞最有力作品『沈黙 サイレンス』。
江戸時代初期、幕府による激しいキリシタン弾圧下にある長崎を舞台に、人間の強さと弱さ、信じることと生きることの意味などいつの時代にも普遍的な人類にとってのテーマを描いています。
主演は、『アメージングスパイダーマン』でスパイダーマン役を務めたアンドリュー・ガーフィールド。日本からは俳優の浅野忠信、窪塚洋介、加瀬亮、女優の小松菜奈が出演します。1月21日公開。
愛しているからこそ傷つけ合ってしまうある家族の物語
『Mommy マミー』『わたしはロランス』などで高い評価を受ける注目の若手監督グザビエ・ドランによる待望の新作『たかが世界の終わり』。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作で、愛しているのに、愛しているからこそ傷つけ合ってしまうある家族の1日を描いています。
自らの死を告げるために12年ぶりに帰郷した34歳の作家・ルイを演じるのはギャスパー・ウリエル。ほかに、レア・セドゥー、マリオン・コティヤール、バンサン・カッセル、ナタリー・バイらフランスの名優が集結しました。2月11日公開。
ブラピとマリオン・コティヤールによるラブストーリー
ラブストーリーが好きな人には、ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールが共演する 『マリアンヌ』(ロバート・ゼメキス監督)がおすすめ。
舞台は1942年のカサブランカ。秘密諜報員のマックスはあるミッションを通じてフランス軍レジスタンスのマリアンヌと出会う。2人は、夫婦を装ってドイツ大使を狙うという重大な任務を遂行。その後、ロンドンで再開した2人は恋に落ちるが、マリアンヌはある秘密を抱えていた……というストーリー。2月10日公開
『セッション』監督の最新作はミュージカル

(C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
Photo credit:EW0001:Sebastian(Ryan Gosling)and Mia(Emma Stone)in LA LA LAND.Photo courtesy of Lionsgate.

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本年度アカデミー賞の大本命とされるのは、世界各国の映画祭を総なめにし、第87回アカデミー賞で助演男優賞ほか計3部門を受賞した映画『セッション』のデイミアン・チャゼル監督の新作『ラ・ラ・ランド』。ロサンゼルスを舞台に、ジャズピアニストのセブ(ライアン・ゴズリング)と女優志望のミア(エマ・ストーン)のラブストーリーを往年の名作ミュージカル映画を彷彿させる歌とダンスで描いています。2月24日公開。
エイサ・バターフィールドの繊細な演技に注目

(C)ORIGIN PICTURES (X&Y PROD) LIMITED/THE BRITISH FILM INSTITUTE / BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2014

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『僕と世界の方程式』(モーガン・マシューズ監督)は、実話を元に、国際数学オリンピックで金メダルを目指す天才少年が、金メダルより大切な物を見つけていくハートウォーミングドラマ。『ヒューゴの不思議な発明』でヒューゴ役を演じたエイサ・バターフィールド。現在19歳になった繊細な演技に注目です。1月28日公開。
アラサー女性におすすめのコメディから巨匠の大作まで、今年も話題作が続々公開されます。今年もお気に入りの1本が見つかるといいですね。
(kamito努)