「シェリー」は調理にもぴったり おつまみレシピ3選【シェフ直伝】

「シェリー」は調理にもぴったり おつまみレシピ3選【シェフ直伝】

年末年始、親しい仲間とホームパーティーを企画している人も多いのでは? 焼酎、日本酒、ワインなどお酒の種類はたくさんありますが、今年は「シェリー」を加えてみてはいかがでしょう。

前回の記事でシェリーの魅力に開眼したら、合わせる料理にもこだわりたいですね。シェリーは、日本のお惣菜にも、中華、エスニックでも、何にでも合わせやすい万能ワイン。

でもやっぱり、本場スペインのタパスに合わせると、美味しさも倍増です。恵比寿の人気店「バル・ペピート」のオーナーシェフ、太田聡さんが、シェリーに合わせた美味しいおつまみのレシピを教えてくれました。

cap「バル・ペピート」のオーナーシェフ、太田聡さん

「バル・ペピート」のオーナーシェフ、太田聡さん

オーナーシェフの太田聡さんは、もともとは和食の板前さんだったのだとか。スペイン料理に転身してから、シェリーに目覚めたと言います。

「スペイン料理では、シェリーは調理でも欠かせない存在です。シェリーを加えると味に広がりの幅が出るんです」(太田聡さん・以下同)。

そこで今回は、家庭でも再現しやすい簡単なレシピを3つご紹介します。

カキのアヒージョ マンサニーリャ風味

まずはシェリーの「マンサニーリャ」を使った一品。ふっくらした牡蠣をにんにくオイルでいただきましょう。合わせたい飲み物はもちろん「マンサニーリャ」。

●材料(2人前)

加熱用牡蠣・・・・4粒ほど
にんにく・・・・1/2片(スライス)
鷹の爪・・・・・適量
オリーブオイル・・・適量
マンサニーリャ・・・少々
塩・・・・・・・・・適量
パセリ・・・・・・・少々

●作り方
1)牡蠣はよく洗い、塩をふっておく。
2)耐熱皿に、オリーブオイル、にんにく、鷹の爪、(1)の牡蠣を入れて火にかけ、弱火でじっくり火を通す。
3)牡蠣に火が通ったら、マンサニーリャを加え、火を止めたらパセリをふって完成。

モロッコ風 若鶏のソテー

スパイシーな味わいのソテー。太田さんのお店ではオリジナルのスパイスを使っていますが、家庭ではガラムマサラで代用可能とのこと。シェリーは、コクのある「オロロソ」が合います。

●材料(2人前)

鶏もも肉・・・・1枚(一口大に切る)
オリーブオイル・・・適量
ガラムマサラ・・・・適量
塩・・・・・・・・・適量
にんにく・・・・1/2片(刻む)
パセリ・・・・・適量

●作り方
1)鶏もも肉を、オリーブオイル、ガラムマサラでマリネして、半日くらい置く。
2)フライパンにオリーブオイルを温め、①をソテーする。にんにくを最後に入れたらお皿に盛りつけて、パセリをふる。フライドポテトを添えて。

マホガニー色の辛口シェリー、オロロソと相性抜群

マホガニー色の辛口シェリー、オロロソと相性抜群

ナスのフリット 蜂蜜がけ

甘くてしょっぱくて、クセになりそうなおつまみです。ナスはしっかりと水気を切って、揚げましょう。「フィノ」とよく合う料理です。最後にかける塩は、岩塩など美味しい粗塩にこだわってみてください。

揚げたてをほおばって、フィノをごくり!

揚げたてをほおばって、フィノをごくり!

●材料(2人前)

ナス・・・・1本
塩・・・・・少々
小麦粉・・・適量
揚げ油・・・適量
蜂蜜・・・・適量
パセリ・・・適量

●作り方
1)ナスは皮をむき、6等分にして塩水につけ、アクを抜く。水気をしっかり取り、塩少々、小麦粉を振る
2)180℃に熱した油で①を色よく揚げる。
3)塩、蜂蜜、パセリをかけて完成。

どのレシピも、食材はスーパーで手に入るものばかり。気軽に作って、シェリーで乾杯! お家でバル気分を楽しみましょう!

3_shop

【店舗概要】
「バル・ペピート」
所在地:東京都渋谷区恵比寿1丁目12-5・1F
TEL:03-6277-4114
営業時間:月〜金 17:00~24:00(L.O. 23:00)、土14:00~24:00(L.O. 23:00)
定休日:日曜・祝日
最寄駅:JR山手線「恵比寿」駅より徒歩3分

(山野井春絵)

SHARE Facebook Twitter はてなブックマーク lineで送る

この記事を読んだ人におすすめ

この記事を気に入ったらいいね!しよう

「シェリー」は調理にもぴったり おつまみレシピ3選【シェフ直伝】

関連する記事

編集部オススメ
記事ランキング