“とろんとした手触りの髪の毛”をキープし続けている、美容家の岡本静香(おかもと・しずか)さん。実は硬いくせ毛で乾燥タイプだった彼女は、コンプレックスから卒業しようと自分で研究し尽くしたそう。“理想の髪”が自分に与えてくれる幸せ、達成感、恋する気持ちを知っている彼女だからこそ、伝えられること。
今回は、岡本さんが実践しているヘアケア&スカルプ(頭皮)ケアについて教えてもらいました。
【1】美容院には頻繁に行かない
昔は、行くたびに違う自分になれると思って、マメに行っていたんですけど出来ればたまに行くぐらいが良い(笑)。自分でできるホームケアと、美容院でのオーダーを工夫しています。
毎回、美容院では根本の伸びが気にならない“地毛に近いカラー”と、頻繁に調整しなくても“良い感じに伸びるカット”をオーダーしています。ヘアケアも、美容院はあくまでスペシャルケアに。
まずはシャンプーや頭皮マッサージなどのホームケアで、理想の髪型が叶う髪作りからスタートです。
【2】地肌を中心に洗う
自分の髪質に合ったシャンプーを使うことが前提だと前回お話しました。でも、いくら合っていても、毛先までがっちり洗ってしまうのは乾燥の原因になるのでNG。
洗いすぎて乾燥すると、その分しっかり保湿をしなくてはいけなくなります。だから洗う時は、地肌を中心によく泡立てて洗ってください。泡立てると髪の毛の摩擦が減る分、傷みません。
【3】マッサージするポイントを確認
トリートメントをする時はマッサージをしながら、地肌へ揉み込むように行っています。プッシュする箇所については、私はプロのテクニックをマネしています。大切な時にだけ美容家の樋口賢介さんのヘッドスパに通っているのですが、実際に頭皮を押してもらうと「あ、ここが気持ちいいんだ」とかわかります。たまにはヘッドスパやサロンにご褒美気分で出かけると、ヒントが得られますよ。
ちなみにホームトリートメントは数十分、放置するのは大変。揉み込むだけでも十分髪に浸透することが、私の実験結果からわかっています(笑)。
【4】洗ったらすぐに乾かす、これ鉄則
大事なのは洗髪後です。放置しないでお風呂から出たら髪をすぐに乾かしてください。地肌を中心に乾かしているうちに、髪の毛がとろんとしてきたらストップ。ドライヤーも購入できる範囲で高性能タイプをチョイスするのがベター。毎日使うものですし、最新のものの方が時間は短く済みます。
自分のコンプレックスを解決するために編み出した、ヘアケアの数々です。まずは理想のヘアスタイルをイメージするところから、スタートしてください。
>>この連載は月曜・火曜に更新予定です。
撮影:竹内洋平