体幹はどう鍛える? パラリンピックで注目の大前光市さんに聞く、お尻を鍛えるエクササイズ

先月に閉幕したリオデジャネイロ・パラリンピック閉会式に登場し、全世界に向けて華麗なダンスを披露した義足のプロダンサー・大前光市(おおまえ・こういち)さん。
このたび、バレエ・ダンス用品メーカー「チャコット」が最先端のスポートテクノロジー「Tripure」を採用したバレエウェア「Chacott×Tripure」(チャコットアンドトリピュア)のイメージキャラクターに就任しました。
「バレエ」と言うと敷居が高く感じてしまう人もいるかと思いますが、大人になってから身体づくりのためにバレエを始める人も少なくありません。「バレエをやることで日常生活で必要な筋肉は鍛えられます。身体がキレイになるだけでなくラクになります」と話す大前さんに日常生活でできるバレエを取り入れたエクササイズについて伺いました。
「体幹」って何?
——まず、バレエの基本として「体幹が大事」と言いますが、バレエをやっていない人にとってはあまりピンときません。体幹とは何ですか?
大前光市さん(以下、大前):バレエでは背筋が伸びた時に息を吸うんですが、その伸びた状態を固定する感じ、胴体の部分で、全身を縦に1本につなげるための留め具のイメージです。
胴体に”腹巻”を作るようにお腹と背中、横腹にくびれを作る。そうすると体が一つにまとまると思うんですが、それが体幹です。
——体幹を鍛えることでどんな効果が得られますか?
大前:代謝が上がり、膝に負担がかからなくなります。歩く時も全身を一つにする感じで歩くといいと思います。
ヒップアップのためのエクササイズ
——日常的にできるエクササイズを教えてください。
大前:ヒップアップのためのエクササイズをお伝えしますね。
①まず、うつ伏せになって肘をつきます。
②お腹のくぼみを意識して息を吐きます。
③お尻の力を入れて足を上げます。
大前:お尻から太ももにかけての足の裏側を鍛えるエクササイズで、美脚効果もあります。1日に1分やればオッケーです。続けることが大事です。
(編集部)